二十日午前二時(つまり、夜更けです。)過ぎて、我が家の玄関のインターフォンが鳴る。無視しようかと半分は思いましたが、やはりインターフォンを取りました。「どなたでしょうか?」と言いますと、泣き声で女性の声が。。。
「助けて下さい。」
「お名前は?」
「○○○です。」
「存じ上げないお名前ですね。どうしましたか?」
「お願い。助けて下さい。」
「警察は呼びましたか?」
「でも、まだ来てくれません。○○中学校のそばと言ったのですが。」
「わかりました。このインターフォンは切りません。すぐに警察を呼びます。」
ドアーは絶対に開けない。わたくしはインターフォンと電話の子機を両手に持って警察に通報。警察は何度もうちの住所と苗字を確認して、さらに電話番号まで聞く。まぁ。警察だって「ガセ」だと疑うのだろうから仕方ないわね。でもすぐに警察が駆けつけて来ました。「○○警察です。」というので、ドアーチェーンかけたまま、ドアーを開けて、挨拶してその女性を保護していただいた。
彼女は警察に指定した中学校から、近くの我が家まで移動してしまったらしい。
若い女性だと思っていたら、四十歳前後くらいのちょっと派手目の女性だった。たった一人でした。彼女が深夜見知らぬ家のインターフォンに助けを求めた理由はわからない。しかし我が家がその救援の対象になった理由はわかります。我が家は高層住宅の一階で、玄関ドアー前までは誰でも来ることは可能です。その上、深夜族のわたくしの書斎の灯りがまだついていたからでしょう。