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長い名前 投稿者:あきこ 投稿日:2007/05/22(Tue) 02:17 No.302  
「寿限無(じゅげむ)寿限無、五劫(ごこう)のすりきれ、海砂利水魚(かいじゃりすいぎょ)の水行末(すいぎょうまつ)、雲来末(うんらいまつ)、風来末(ふうらいまつ)、食う寝るところに住むところ、やぶらこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命(ちょうきゅうめい)の長助」

http://www.sets.ne.jp/~asakura/tosyo/jugemu.htm



生き様 投稿者:あきこ 投稿日:2007/05/10(Thu) 22:01 No.287  

大辞林より。
生きていくにあたってのありさま。生き方のようす。

広辞苑より。
自分の過ごしてきたぶざまな生き方。転じて、人の生き方。

「生き様」とは自分の生き方に向かって言う言葉であって、他者の生き方に向かって言う言葉ではない。ましてや尊敬するべき他者の生き方に対して「生き様」というのは、大変に失礼な言葉となりうる。

二十年位前のことでしたが、ある先輩の女性詩人が、語気強く「わたくしは、生き様という言葉は嫌いです。」とおっしゃったことを思い出します。やさしい詩をお書きになる、美しくやさしい方でした。



Re: 生き様 リベル - 2007/05/13(Sun) 01:22 No.288  

随分時間が経っています。逡巡していたのですが・・・

やはり「生き様」一つをとっても、言葉の受け取りようは、実に様々だなあと、感懐を抱きました。

私は、たとえば、太宰治の「生き様」とか、三島由紀夫の「生き様」という使い方をしても、構わない。褒め言葉として使っても良いし、客観的な表現として使っても良い、そういうものだと、実は思いこんでいました。

だから、上の投稿を拝読して、う〜ん、と考え込んでいました。そして、他の辞書を引いてみて、そうだ、これを紹介して、ご判断を仰ごうと思い立ちました。


新明解国語辞典:その人の人間性をまざまざと示した生活態度。(「ざま」は「様」の連濁現象によるもので、元来濁音の「ざまを見ろ」の「ざま」とは意味が違い、悪い寓意は全く無い)

明鏡国語辞典:特徴ある人生観や人間性などで他を圧倒する、強烈な生き方。「著者の生き様に感動する」≫「死にざま」の類推から生まれた語。

日本国語大辞典:どういうわけか、見当たりません。


如何でしょう。問題を提起しましたでしょうか・・・?面白いテーマだなあと、思います・・・〆(。。 )メモメモ



Re: 生き様 足立和夫 - 2007/05/13(Sun) 10:01 No.289  

むかし読んだ三島由紀夫のエッセイに、「死に様」という言葉はあるが、「生き様」という言葉はない。と断言していてわたしは共感した覚えがあります。
何と言えばいいか、生き様という言い方は、人間について浅い言葉なのだとおもう。人間の深部を抉る言葉ではないのです。
週刊誌の見出し語のようにちょっと注目するだけの軽薄な言葉だとおもいます。わたしも嫌いです。背筋が寒くなる。



Re: 生き様 あきこ - 2007/05/13(Sun) 17:39 No.290  

リベルさん。足立さん。ご意見をありがとうございます。

ある方から教えて頂いたのですが、この言葉がにわかに使われ始めたのは六十年、七十年代だそうです。足立さんのおっしゃるように「見出し語」としてです。この時代がどんな時代だったかはおわかり頂けると思います。

もう少し考えますので、今回はここまでと致します。
わたくしの手持ちの辞書をすべて調べましたが、角川の国語辞典にも載っていません。



Re: 生き様 あきこ - 2007/05/13(Sun) 22:35 No.291  

とりあえず。「ざま」と「さま」との違いを。

ざま 【様/態】 = 「さま(様)」の転
様子や格好などを、ののしったりあざけったりしていう語。
「その―はなんだ」

――は無・い
体裁が悪い、みっともない話だ、の意の俗語的な言い方。
「肝心のところで三振じゃ―・いよ」

――(を)見ろ
人の失敗・不運に対して、心中愉快だと思いながら発するののしりの言葉。それ見たことか。


さま【様/方】

物事の様子や状態。ありさま。
「彼女の寂しげな―」「蝶の群れ飛ぶ―」「―変わり」

すがた。かたち。
「この君の十ばかりになり給へる―の、ゆゆしきまでをかしげなるを/源氏(玉鬘)」

やり方。方法。また、形式。
「もの言ふ―も知らず/源氏(常夏)」「僧正遍昭は、歌の―はえたれども、まことすくなし/古今(仮名序)」

品格。人柄。
「この度はいかでかいなび申さむ。―もよき人におはす/竹取」

★★★
簡単に書いておきましたが、辞書のさまざまな違いがわかりますね。



Re: 生き様 リベル - 2007/05/13(Sun) 23:53 No.292  

あきこさんに、大変なお手間をお掛けしてしまいました、ご免なさい。

私自身の中では「週刊誌の見出し」と言うより、「書生っぽい言葉遣い」という感覚で意識しているような気がします。50年代の終わり頃、学生寮で覚えて、格好よがっていたという記憶が有り、実は「新明解」や「明鏡」の語釈には「えっ!」と感じました。

あえて、投稿に踏み切ったのには理由があります。随分前こんなふうに(http://www.eonet.ne.jp/~libell/syou.htm#ranukikotoba)書いたこともあったのですが、実は大野晋氏がいわゆる「ら抜き言葉」を援護していることに、腹を立てていました。それが、今、「言葉の変遷」というのも、やむを得ない流れなのかなあ、と心境が変化してきています。

後十年もすれば、広辞苑や大辞林も語釈を変えていくのだろうかと、そんな気持ちからの投稿でした。



Re: 生き様 あきこ - 2007/05/14(Mon) 10:53 No.293  

リベルさん。この言葉を再考する機会を下さったことに感謝致します。しかし「ら抜き言葉」と「生き様」の「言葉の変遷」の流れは別のもののようにも思います。

もう一つ言葉について思うことは、言葉には、文法や語釈とはちがう「連想作用」という別の面も持ち合わせているということです。「生き様」からは「ぶざま」「あしざま」と言うように。。。これには聴音も大きな役割を背負わされていると思います。



Re: 生き様 リベル - 2007/05/15(Tue) 05:08 No.294  

有り難うございました。自己顕示欲の旺盛過ぎる爺いの、不様な生き様がばれない内に、このあたりで、退散、退散・・・(笑)


Re: 生き様 あきこ - 2007/05/15(Tue) 11:10 No.295  

リベルさん、ありがとうございました。
また、いらして下さいね。お待ちしております。



Re: 生き様 リベル - 2007/05/15(Tue) 17:13 No.296  

あ、・・・あ、ありがとうございました。ごていねいに・・・。

また、おうかがいします。ありがとうございました・・・m(_ _)m



ネットカフェ難民 投稿者:あきこ 投稿日:2007/05/06(Sun) 00:20 No.286  

家賃が払えずにアパートを追い出され、日雇い仕事をこなしながら「ネットカフェ」に暮らす若者たち を「ネットカフェ難民」というらしい。早朝、ケータイで派遣会社と連絡をとり、集合場所まで急ぐ。彼等には「名前」はない。あるのは、派遣会社が決めた「登録番号」だけである。昼は働きづめに働く。夜は寝る寸前まで街をフラフラしながら、なるべく低価格なネットカフェを探し、そこで一晩を過ごす。大きな荷物は駅のロッカーに預けている。シャワーを浴びたいときには、1時間300円程度のリッチなネットカフェを利用する。しかし、そこがネットカフェである限り、ベッドや布団はない。足を伸ばして眠ることもできない。



お知らせ 投稿者:冬月 投稿日:2007/04/23(Mon) 14:12 No.282  
■以下のアイヌ関連のお知らせを知り合いから受け取りました。ご興味のある方はご検討・ご連絡ください。

2007年「アイヌ民族交流ウィーク」企画について

 私たち市民団体、ピリカ全国実行委員会・関東グループは、毎年秋に「アイヌ民族交流ウィーク」を開催しています。

この企画は今年で11回目となります。
毎年、講師として旭川市の川村カネトアイヌ記念館長の川村シンリツ エオリパックアイヌさんをお迎えして、民族文化の伝承保存を紹介、学習しています。

講演会、料理講習会、学校での授業などに取り入れて頂く主旨の上、職場、地域、学校での取り組みを是非検討して頂けますことをお願い申し上げます。

講演会では、日本人にとって欠落してきた民族問題、真の歴史を学びます。
料理講習会と実演では、自然と共存するアイヌ民族の知恵を学びます。(料理教室のあることが条件です。)

学校の授業では、歌や踊り、アイヌ語の紹介、民族楽器(ムックリ)の製作、アイヌ文様の刺繍講座などを行ないます。

これらのことを通じて川村さんと交流し、アイヌ民族の文化や世界観を伝えていきたいと思います。

ご賛同、ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。


期 間 10月中旬〜下旬  今年は10月20日(土)、21日(日)をはさんで前後1週間

講師 川村シンリツ エオリパック アイヌさん(川村カ子トアイヌ記念館館長)
1951年旭川市近文コタンに生まれる。「シンリツ エオリパック アイヌ」は「先祖を大事にする人」という意味。26歳で川村カ子トアイヌ記念館館長になる。 1985年、旭川では28年ぶりのイオマンテ(熊送り)を行う。旭川アイヌ語教室やチカップニアイヌ民族文化保存会などの活動の中心的存在。

連絡先 ピリカ全国実・関東グループ 
渋谷区恵比寿4-19-5ホワイトハイツ鈴木103
      TEL&FAX 03(3446)9058  pirika_kanto@yahoo.co.jp



Re: お知らせ あきこ - 2007/04/24(Tue) 12:36 No.283  

冬月さん。お知らせをありがとうございました。
半年後ですね。



NTTさん。 投稿者:あきこ 投稿日:2007/04/22(Sun) 23:45 No.279  

昨日二十一日、引越し先の電話回線がどうしても繋がらない。
土日は工事はしないけれど「緊急事態」に対応する電話番号を教えて頂いていましたが、「多分そんなことはないでしょう。」という楽観的なNTTさんでした。
しかし、事態は深刻。二十二日朝すぐに電話をしましたら、なんとすぐに来てくださった。それから「お昼休み」に一旦帰ってから午後にはまた検査作業。「うう〜〜ん。」ばっかり言うので、こちらはドキドキ。どうやら総計四時間ほどで開通しました。

「インターフォンのせいかなー?」
「いいえ。前の家でもインターフォンはありました。」
「ではセコムのせいかなぁー?」
「たしかに以前の家にはセコムはありませんでしたけど。。」

結局、はっきりした原因がわかりませんが、電話、ネットは無事開通、やれやれ。。。最初からつまづいたわ(^^)。



Re: NTTさん。 冬月 - 2007/04/23(Mon) 00:43 No.280   HomePage

■開通、おめでとうございます。高田さんの、ADSLじゃないですか? 不安定ですよね。ぼくも似たようなことがありました。原因に同じようなことを言われましたね。フレッツ光という選択肢もあるかも。ぼくは、NTTが嫌いなので、usenに切り替えてしまいましたが。








Re: NTTさん。 あきこ - 2007/04/23(Mon) 12:09 No.281  

冬月さん、ありがとうございます。
そうです。ADSLなのです。すぐに駆けつけて下さったNTTさんは親切な方で、ネットに無事に繋がるまで、見届けて下さいましたが、「繋げばすぐに電話もネットも大丈夫ですよ。」と応対したNTTさんは軽率ではないかと思いました。



 投稿者:あきこ 投稿日:2007/04/05(Thu) 15:59 No.250  

『日本語は天才である』(柳瀬尚紀)より。

シチかナナか?読み方のルールは明快です。「次に和語・和訓がくる場合はナナとなり、漢語・字音がくる場合はシチとなります」

「七草」「七色」「七不思議」「七光り」「七重八重」「七癖」「七竃」。ぜんぶ「ナナ」ですね。

「北斗七星」「文七」「人の噂も七十五日」「七五三」「伊豆七島」「七人の侍」「十七回忌」「八百屋お七」「七難八苦」「七面鳥」。こちらは全部「シチ」

(またもや、上野氏の書いたものの転載でっす。。。)



Re: 七 あきこ - 2007/04/06(Fri) 16:52 No.251  

一七七七年七月七日七時七分……さぁ。これはどう読む?

電話などで「では、七時に。」と言う時「七時」と「一時」の音が聞き間違いやすいので、「ななじ」と言い換えることもある。「聴音」への配慮ということもある。ううむ。きりがない。。



Re: 七 リベル - 2007/04/19(Thu) 17:55 No.271  

なるほどなあ、と思いました。柳瀬尚紀氏は「ジェイムズ・ジョイス」の訳業などは知らなくて、「広辞苑を読む」で初めて知って、ファンに成ったのですが。「日本語は天才なり」を読まなければ。


素直に読むと・・・(聴音への配慮をしない場合です)

せんななひゃくななじゅうななねん、しちがつなのか、しちじななふん。

私の場合はこうなります、が・・・。どうなのかな???



Re: 七 あきこ - 2007/04/19(Thu) 21:01 No.273  

はい。そうですね。素直に読めばいいのですね(^^)。

阿川弘之さんは七十九歳のお誕生日に誰も何もプレゼントを下さらないので、ご自分へのプレゼントに、白川静著「字統」と、魚類図鑑一巻をお買いになったそうですね。

本をたくさんお読みになった方は、最後にはそのような境地になるのかしら?
わたくしにはとおーい道のようです。。。



きれいどころ  投稿者:あきこ 投稿日:2007/04/12(Thu) 12:32 No.255  

【綺麗所=きれいどころ・きれいどこ】
花柳界の芸妓さん、芸者さんを指していう言葉。
この他に一般に「美人」を指して言うひともいらっしゃるようですが、どうなのかな?詳しい方教えてください。



Re: きれいどころ  リベル - 2007/04/19(Thu) 17:33 No.269  

初めて、書き込みをさせて頂きます。これは、少し自信があったからです。

念のため、辞書も調べてみました。

大辞林:芸者などをいう語。きれいどこ。
新明快国語辞典:「芸者」の異称。

と有りますが、そうでなくても、これは、他の使い方は、どうしても思い当たりません。

まず、間違いないと思いまして・・・。



Re: きれいどころ  リベル - 2007/04/19(Thu) 17:37 No.270  

暗証番号を入れ忘れて居たので、ご免なさい。

いえ、だからと言って、私は決してそちら関係(?)の玄人でも名ければ、ベテランでもないのですが・・・(笑)



Re: きれいどころ  あきこ - 2007/04/19(Thu) 20:45 No.272  

リベルさん。遠路はるばるようこそおいでくださいました。

マジメなリベルさんがそちら関係(?)のお方などとは
決して(真顔)思いません。
ありがとうございました。



書評 投稿者:あきこ 投稿日:2007/04/19(Thu) 03:08 No.268  

長い間書評を書き続けていていらっしゃる方がいらっしゃいますが、その方の書かれる批評は、決して批判的であったり、攻撃的であったりすることがないのです。そのことが歯がゆい思いがすることがありました。

しかし最近、ある別の方の書評を読んでいましたら、ほとんど悪口と言ってもいいような内容だったことが、ひどく不愉快で、独断的に感じられました。もしもその方を読書の道案内人だと思っている方がいたとしたら、それはとても危険な読書案内人ということになります。つまり一冊の本の持つ可能性や広がりを閉じることになるからです。批判はたやすいことですが、それは必ず自身にはね返ってくるものです。その覚悟なしに書くものではありません。

そこから前記した方の書評の姿勢がはっきりと理解できました。彼は一冊の本がいだいている世界への広がりと普遍性を閉じることを注意深く避けているのではないでしょうか。一冊の本は必ずその時代のなかでなんらかの必然性があって世に送り出されたものですから。。。



  リルケの祈り

  まさに世紀の代わろうとする、そのときにわたしは生きる。
  大きなページのあおる風を肌に感じる。
  神様と、きみとわたしが書き入れてきた
  そのページが、見知らぬ手のなかでおごそかにめくられる。
  新しいページの輝きが感じられる。
  そこではあらゆることが起こり得るのだ。
  静かな諸力がそれぞれに活動の幅をためし、
  互いに定かならぬ視線を交わす



おやつ 投稿者:あきこ 投稿日:2007/04/11(Wed) 17:17 No.254  

【御八つ=おやつ】
「八つ時=やつどき」に食べることから、午後の間食を言う。
「八つ時」は昔の時刻の呼び方。丑の刻(午前二時)と、未の刻(午後二時)を言う。
「三時のおやつ」ではありませぬ。
……などと屁理屈をつけて、白玉入りお汁粉を頂きました。
大変美味しゅうございました。大地の恵みに感謝を(^^)。



 投稿者:kometsuga 投稿日:2007/04/06(Fri) 21:08 No.252  
 そうなのです。朗読でテープに収録をする時には、普通「しち」と読むべきところを、仰るとおりに「いち」と、聴き間違いしやすいので、「なな」と読むことが多いです。間違える心配がないときには、「しち」と読む場合もありますが。


Re: 七 あきこ - 2007/04/07(Sat) 00:29 No.253  

kometsugaさんは朗読をなさっていたのでしたね。
やっぱり「なな」と読まれるのですね。
それはとっても大事な心遣いなのでしょうね。

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