Dec 24, 2007
クリスマスのケーキ屋さん
ケーキ屋さんがオープンした。
美味しそうなケーキがいっぱいある。
おすすめは、できたてのクリスマスケーキ「ブッシュ・ド・ノエル」だ。
至福のひととき。。
テーブル席もにぎやか。
銀食器がかがやいている。
全体。
解説)
イブなのでちょっと賑やかな情景をつくってみました。
小物にはプチサンプルシリーズの「ご褒美ケーキ」(全10種)を使っています。
「ブッシュ・ド・ノエル」は別セット(「3時のおやつ」)のものです。
Dec 21, 2007
「ランプ&チェスト」の応用工作
これはリーメントから発売された、
ぷちサンプルシリーズ専用ディスプレイで、
「小さなあかり ランプ&チェスト」。
電池付きで、明かりが点るようになっていて、
ランプとチェストは取り外しができます。
木箱の蓋や、スチロール製の弁当箱の蓋(^^;
などをつかって、机を工作します。
しあげは表面に木目シートを貼ると簡単。
照明の台の部分の大きさに合わせて、
机のはじのほうの板を丸く切り抜いておいて、
ランプシェードをはずしたチェストを下から差し入れます。
これは、ぴったりうまくいったけれど、
寸法がずれて穴の方が大きくなってしまったら、
厚みのある台を敷いて、チェストをのせるといいかもしれません。
大掃除の終わったバンブーハウスの和室に、
机をおいて、机上に文房具や本立てや小物を置いてみました。
ボタンをおすとランプがともります(^^)。
Dec 20, 2007
大掃除
年末の大掃除をしている。
干支の猪をかたずけなくちゃ、
とナオミは思っている。
たまきは、畳を拭いている。
新聞紙はもう回収日が過ぎていたので、
どこかに隠さなくてはならない。
解説)
現実に大掃除はまだしていないのだが、
人形たちはやりたがっている。
バンブーハウスはつくりつけなので、
人形の家の家具にも、うっすらと埃がたまるのだった。
Dec 09, 2007
鏡の国のアリス・フィギア展
すいているうちにどうぞ、
と、言っている。
金子國義氏のカバーイラスト(新潮文庫版)
チェス盤も展示してある。
いろいろなシーンのフィギアがならぶ。
アリスのいる情景。
クィーン・アリスはすまし顔だ。
みているうちに混んできた。
この局面は、アリスが白のポーンになって出発する場面です。
と、ハーレーが説明している。
想像すると、こんな感じです。
オリーブは白の騎士を懐かしがっている。
もいちど、会いにいこう。。。
Dec 08, 2007
鏡の国のアリスとオリーブ その十
第十章 ゆすぶって
パーティがだいなしになったのが、
赤の女王さまのせいだと思いこんだオリーブは、
突然人形のように小さくなった赤の女王さまをつかまえて、
「あんたなんか、こうやって、子ネコにしてやる!」
と、叫びました。
「赤の女王さまはぜんぜんさからいませんでした。
ただ顔がひどく小さくなり、目が大きく緑色になってきました。
それでもゆすぶりつづけていると、女王さまはますますちぢんでいって----
ふっくらして----ふわふわしてきて----
まるまるしはじめて----そして」
第十一章 目ざめて
「----そして、けっきょく、ほんものの子ネコになってしまいました。」
第十二章 夢みたのはどっち?
オリーブは夢からさめて、黒い子猫のキティと、黒のクィーンの駒を手にして、
夢でみた出来事をいろいろ思い返しています。
「「ねえ、キティ、いっしょに考えてみようよ、
あの夢だれがみてたのか。」
「あたしか赤の王さまか、そのどっちかよね、きっと。
赤の王さまはあたしの夢にでてきたわ。、もちろん---
でも、あたしだって、王さまの夢のなかにいたんだ!
夢をみたのは赤の王さまかしらね、キティ。
あんた、お妃だったんだから、知ってるはずよ----。」
でも、子猫ったら、にくらしいことに、
アリスの質問なんかてんできこえないふりをして、
もう片っぽの手をぺろぺろなめはじめたのでした。」
***
エピローグ
オリーブは、夢のなかで夢をみていた夢からさめました(^^)。
隣ではちょうどチェスゲームも終わったところのようです。
チェス盤のうえでは、クィーンに昇格した白のポーンが、
黒のキングにチェックメイトをかけています。
どうやら、こちらでもアリスの冒険が進行していたようなのでした。
おしまい。 -----------------------------------------------
Dec 07, 2007
鏡の国のアリスとオリーブ そのきゅう
第九章 女王アリス
オリーブは、赤と白の女王さまが、いつのまにか、
すぐ傍によりそうようにすわっているのにきがつきました。
話をしているうちに、、。
「女王は二人ともぐっすりと、大きないびきをかいてねむりこけてしまいました。」
オリーブは、きがつくとアーチのある戸口にたっていました。
アーチには、上に「女王・オリーブ」と文字が記されていました。
オリーブはノックしたり、ベルを鳴らしたりしましたが、
だれもでてきませんでした。
「とある木の下にすわっていたひどく年とったカエルが立ち上がって、
足をひきずりながら、のそのそと近づいてきました。
あかるい黄色の服を着て、ぶかぶかのどた靴をはいています。
「なんか用かね。」カエルの声はひくいしゃがれ声です。」
ディナーパーティではオリーブの前に、
ヒツジの骨付き肉が運ばれてきました。
「ヒツジのもも肉は皿の上に立ち上がると、アリスに軽く頭を下げました。
アリスは、びっくりしてみせるべきなのか、
それともおもしろがってみせたほうがいいのか、
よくわからないまま、礼をかえしました。」
オリーブがスピーチをはじめるとまもなく、
白の女王さまがオリーブの毛をつかんで、
「気をつけなさい!変なことが起こりそうだよっ!」
と金切り声をあげました。
「まさにそのとき、、、あらゆることがいちどきに起きたのです。
ろうそくというろうそくはみんなするするっと伸びて天井にとどき、
イグサの畑に花火が上がったみたい。
たくさんのびんはどうなったかといえば、
一本一本がそれぞれ皿を二枚づつとって足がわりにしたかと思うと、
四方八方にひらひら飛んでいきます。
「ほんと、鳥みたいだよ」始まったばかりの大混乱のなかで、
アリスはせいぜいそのくらいのことばしか思いつきませんでした。」
つづく
Dec 06, 2007
鏡の国のアリスとオリーブ そのはち
第八章「わしの発明だ」
赤い鎧をまとった騎士が棍棒を振り回しながら、
オリーブにむかって突進してきて、
いったんは落馬したものの、また馬にまたがり、
「やい、わしのととりこだぞう!」と叫んだので、
オリーブは驚きました。
「今度は白の騎士です。
アリスのわきに馬をとめると、これまた赤の騎士同様、
馬から転げ落ちて、それからまた馬にまたがると、
二人の騎士がしばし物もいわずにじっとにらみあっています。
アリスはおろおろして二人をかわるがわるみつめました。」
オリーブは、一騎打ちの末に赤の騎士を追い払ってくれた、
白の騎士が兜をぬぐのを手伝いました。
「騎士はぼさぼさの髪を両手でうしろになでつけながら、
なごやかな顔をして大きなやさしい目をアリスにむけました。
アリスはアリスで、こんなへんてこなかっこうをした兵隊さんなんて、
生まれてはじめてだと思いました。」
白い騎士は乗馬が上手とはとても思えませんでした。
「馬がたちどまるたびに、きまって騎士は前におっこちるし、
また馬があるきだせば、こんどはきっと後ろにおっこちます。」
小川のそばまで送ってくれた白い騎士と別れたオリーブは、
これで、最後の小川だとわくわくしながら、
「とうとう8マス目!」と大声をあげて、
ぴょんと、とびこしました。
「「ああ、ここまでこれてよかった。
あれえ、頭になにかのっかってる?」
アリスはびっくりしたように、
そういいながら両手をあげてさわってみると、
なんだかすごく重たいものが、頭にしっかりとはまっていました。」
「なんと、それは金の王冠でした。」
つづく
Dec 05, 2007
鏡の国のアリスとオリーブ そのなな
第七章 ライオンと一角獣
森じゅうを揺るがすような、どしんという
物音がして、つぎの瞬間には、兵士がどやどやと、
森をかけぬけていきました。
「それもはじめは二人か三人づつ、それから十人、
二十人とかたまって、しまいには森じゅううめつくしそうな勢いでした。」
白の王さまと出会ったオリーブがはなしをしていると、
使者がやってきました。
「使者はさっそく首からさげた袋をあけて、サンドイッチをとりだしたので、
アリスはすっかり嬉しくなりました。
王さまはそれをうけとって、がつがつたいらげました。」
町ではライオンとユニコーンが王冠のとりっこをしていました。
ユニコーンが白の王さまにプラムケーキをだしてくれといい、
王さまはウサキチを呼び出して、小声でいいつけました。
「ウサキチは大きなケーキを袋からとりだすと、
アリスにもたせておいて、こんどは皿とナイフをとりだしました。」
太鼓がとつぜん鳴り始めました。
「どこから音がするのか、アリスにはわからなかったけれど、
ともかくあたりいちめんその音で、
頭ががんがんして、耳がつぶれそうです。」
つづく
Dec 04, 2007
鏡の国のアリスとオリーブ そのろく
第六章 ハンプティ・ダンプティ
オリーブはヒツジのお店で買ったタマゴを手にとろうと、
店の奥に進んでいきましたが、いきあたるものは、
みんな木になってしまいました。
これでは卵も木になってしまうのかと思いましたが。。。
「ところが、タマゴはだんだん大きくなるばかり。
おまけにだんだん人間めいてきて、
ほんの二、三ヤードのところまでくると、
目や鼻があるのがわかりました。
そしてもっと近づいてみると、なんと、
それはハンプティ・ダンプティだったのでした。」
オリーブが「ジャバウォッキ」の詩の言葉の意味がわからないというと、
ハンプティ・ダンプティは暗唱してごらんといって、
その一節をオリーブがうたうのを聞いてから教えてくれました。
ゆうまだきらら しなねばトオヴ
まわるかのうち じゃいってきりる
いとかよわれの おんボロゴオヴ
ちでたるラアス ほさめずりつつ
「トオヴってやつは一種、アナグマに似てて----
ちょっとトカゲにも似てるし----ワインの栓抜きにも似てる」
「ボロゴオヴはやせっぽちの見るからにみっともない鳥で、
羽が全身ぼそぼそにつったってる----生きてるモップ、てな感じ。」
「ラアスってのは緑いろのブタみたいなやつ。」
今度はハンプティ・ダンプティが、詩を暗唱しました。
「・・・
ぼくは断然 いいつけた
「もいちどいって起こしてこい」
大声あげてはっきりと
耳に口つけどなったよ
・・・」
「ハンプティ・ダンプティはそういいながら声を高め、
さいごはほとんど絶叫せんばかりでした」
つづく
Dec 03, 2007
鏡の国のアリスとオリーブ そのご
第五章 羊毛と水
風にとばされていたショールをみつけてつかんだオリーブは、
ショールを探していた白の女王さまの肩にかけてやって、
乱れた髪の毛もととのえてあげました。
「「ほら、ずっとよくなったでしょう」」
白の女王さまの声が、だんだん羊のような鳴き声に変わっていくのに驚いたオリーブは、
いったいなにが起きたのかと、めをこすりました。
「アリスはちっちゃな薄暗い店にいて、
カウンターに肘をついてよりかかっているのでした。
そしてむかい側には年とったヒツジが一ぴき、
肘かけ椅子にかけて編物をしていて、
時折手を休めては大きな眼鏡ごしにじっとアリスを見つめるのでした。」
ヒツジの手にした編み棒が不意にオールにかわって、、、。
「気がつくとふたりは小さなボートにのって、
流れにそってすべるように進んでいるところでした。
こうなってはもうせいいっぱい漕ぐしかありません。」
つづく
Dec 02, 2007
鏡の国のアリスとオリーブ そのよん
第四章 ソックリダムとソックリディー
子鹿と別れたオリーブは、二人の「太ったちび男」に出会いました。
ふたりはたがいに肩をだきあって木の下にならんでいたけれど、
アリスにはどっちがどっちか、すぐ見分けがつきました。
かたっぽには「ダム」、かたっぽには「ディー」と、
それぞれ襟にししゅうがしてあったからです。
ソックリディーは「せいうちと大工」という詩をうたいはじめました。
・・・
「セイウチくんと大工さん
肩をならべてあるいてた
二人は泣けてしかたない
あんまり砂があるんだもの
「この砂ぜんぶかたづけりゃ
さぞさっぱりするだろな」
・・・
詩の内容は、海岸を歩いていたセイウチくんと大工さんが、
途中でであったカキたちを散歩にさそっておきながら、
最後にはだまして食べてしまうという、あんまりな話でした。
・・・
「「泣けてくるよ」とセイウチくん
「きみらの気持ちはよくわかる」
すすりあげつつえらびだす
とくべつでかいカキひとつ
ハンカチひとつおしあてた
目には滂沱のなみだ雨」
・・・
蒸気機関車のような音にオリーブが驚くと、
ソックリディーは赤の王様がいびきをかいてるんだといって、
王様の寝ているところに案内してくれました。
「王さまは赤い房のついたとんがりナイトキャップをかぶって、
ぼろの山みたいに体をまるめて、高いびきをかいていました。」
つづく
Dec 01, 2007
鏡の国のアリスとオリーブ そのさん
第三章 鏡の国の昆虫たち
オリーブは、赤の女王さまからいわれたとおり丘をかけおりて、
みっつめのマスにとびこんでいきました。すると。。
オリーブが気がつくと、そこは列車の中でした。
「「おい、そこの子、切符を見せなさい!」
そういって車掌がアリスをにらみつけています。
するとたくさんの声がいっせいにおこって、、
「車掌さんをまたせるんじゃない、おい子供、
車掌さんの時間は、一刻千金!」」
列車にのって、4っつめのマスについたオリーブは、
木陰にすわりこんで、列車の中で知り合ったヒヨコほどの大きさの蚊と、
話しこみます。
この会話の中には3種類の奇妙な昆虫が登場して、
うえのような挿絵もありますが、フィギアがないので、
画像制作はパスしました(^^;。
昆虫たちは、とてもへんなものでできているようです。
三枚の挿絵に登場しているのは、
全身木でできていて、木の汁とおがくずを食べる「ユリウマバエ」。
体はプラム・プディングで、羽はヒイラギの葉、
頭はブランデー漬けの干し葡萄で出来ているという「ヒアソビトンボ」。
体はパンの耳、羽はうす切りのバタつきパン、
あたまは角砂糖でできている「バタツキチョウ」、です。
勇気をだして、暗い「名なしの森」に分け入ったオリーブは、
一匹の子鹿にであいました。
「大きなやさしい眼でアリスを見つめましたが、
べつだんおびえるけはいもありません。」
つづく