Jan 04, 2026

お正月の風景 そのに

a1

ジェニーたちの部屋では
カルタ取りが続いていた。

読み札は残り少なくなっている。


a2

「犬も歩けば棒に当たる」


a3

カルタ取りは熾烈さを増していた。


a4

モモコ大丈夫?


a5

今の私が早かったでしょ。

これ以上は危険だから
そろそろやめましょうか。


a6

広場でも凧上げが続いていた。


a7

リズが佳奈に声をかけた。

佳奈、休暇楽しんでるみたいね。
明日からバイト再開よ。

あっという間ね。
リズはアキバで買ったあの服着て
お店に出るの?

いえいえ。メイド服よ。
休暇中に洗濯したから
そろそろ乾く頃なの。


a8

ベランダでは、
マヤと今井舞が話していた。

その黒い服、メイド服ね。


a9

ペンギンでバイトしてるリズが
いつも着てる服よ。
店内は喫煙者が多いからって、
洗濯したみたい。

今時そんな喫茶店があるのね。


a10

ベーカリー前で
アイスとルビーが話している。

また出かけるの?

忘れられた夢の世界の船のことが気になってね。

船にはヴィヴィアンがいるんでしょう。
心配ないんじゃない?

だからかえって心配なのよ。
あの人魔法で何するかわからないから。

結局一緒に冒険したいわけね。



解説)
続きます。
Posted at 19:26 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Jan 03, 2026

お正月の風景

a1

広場では凧上げが
始まっていた。


a2

凧は新春の風を受けて
はためいている。


a3

はるなと佳奈が
あやつっているようだ。


a4

お正月の風物詩ね。


a5

凧たこあがれ~🎵


a6

ジェニーたちの部屋では、
カルタ取りが始まっていた。


a7

みんな真剣な面持ちで
絵札を見つめている。


a8

読み上げているのはジェニーだ。

「よそ見する子は、」


a9

「よくころぶ」

たまきが猛然と
身を乗り出して札を取った。


a10

そんな諺あったっけ。

これ新種のかるたなのよ。



解説)
続きます。
Posted at 20:10 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Jan 02, 2026

コンテストの結果発表など

a1

ジェニーたちの部屋では、
みかんを食べていた。


a2

お正月だから、
久しぶりにカルタでもやろうよ。
とモモコが言っている。


a3

ナオミたちが帰ってきたらね。

あら、二人でどこに出かけたの?

近所のお稲荷さんまで
初詣だって。


a4

ナオミと文学青年は
初詣を終えて広場に来ていた。


a5

ナオミははるなたちと
挨拶している。


a6

子供達は、文学青年から
お年玉をもらっている。


a7

12月のコスプレコンテストの
優勝者発表のアナウンスが始まった。

みなさん。
先月のコンテストの優勝者の発表をします。
厳正中立な審査の結果、
優勝したのは、白いフード付きの
うわっぱりを着た中野佳奈さんです。


a8

佳奈やったね。


a9

佳奈は、偶然近くにいた人々の
万雷の拍手と喝采を受けて
トロフィを授与されている。

おめでとう。

ありがとうございます。
でもどうして私が。

あなた優勝したことがないって
嘆いていたでしょ。


a10

ルビー先輩の推しだったのね。
やっぱり持つべきものは先輩だなあ。

そういえば、
この中で優勝したことがないのは
私だけになっちゃったか。
とはるなは思っている。



解説)
続きます。
Posted at 20:09 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Jan 01, 2026

年の初め

a1

あけましておめでとう。


a2

二人で頑張って
おせちつくったのね。

ナオミ、その片口鰯。

これおつまみの味がするよ。

まずはお屠蘇を。
などと言っている。


a3

そこにあるのはお年玉?

広場によく来る
子供達にあげるんだ。

ああ、すずちゃんと圭ちゃんね。

たまきその盃大きすぎない?
などと言っている。


a4

サラたちの部屋でも、新年の挨拶が
交わされていた。

あけおめ。
今年もよろしくね。


a5

この黒いおせちの重箱新しくない?

最近ガチャで買ったのよ。


a6

広場にも新年の日差しが
降り注いでいた。


a7

佳奈とはるなは、
狐の駒井姉妹と挨拶している。

おめでとうございます。


a8

それって晴着なんですか?

これは巫女の装束よ。
お正月は奉仕活動で結構忙しいの。
皆さんもお稲荷さんに
初詣に来てね。


a9

アイスとソローも挨拶している。

郊外まで行く人力車、
まだやってるの?

紅葉シーズンも終わって、
随分暇になりました。


a10

いよいよ新年ですね。
月が変わって12月のコンテストの発表は?

今日は元旦だし、
明日にしましょう。

先月は新規の参加者がいなかったから、
また地元の人から
選ぶことにになりそうですね。



解説)
続きます。
Posted at 20:01 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Dec 31, 2025

大晦日

a1

サラたちの部屋には
たまきとナオミが来て、
サラと一緒におせち作りをしていた。


a2

よく見えないが、
たまきは天ぷらを揚げている。


a3

ナオミは片口イワシの干物を握りしめている、


a4

かぼちゃの煮物も詰めるんですか、

美味しければ
なんでもありなのよ。


a5

おせちは少しずつ
出来上がって行った。



a6

メアリーは
モーツァルトの
弦楽四重奏をかけている。


a7

忙中閑ありよ。
と言っている。

窓開けたままだと、
房中寒ありだよ。

文字にしないと
わからないこと言わないで。


a8

たまきの天ぷらも
揚がったようだ。


a9

やがて夜になり
ジェニーと文学青年が
年越しそばをたべている。

あの二人は?

おせちを運んできてから
また出かけたわ。
お寺に行くんだって。

そうか。
じゃあ、僕はお風呂に入って
ゆっくり湯船に浸かりながら、
除夜の鐘を聴こう。



解説)
続きます。
Posted at 20:06 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Dec 30, 2025

年末の買い物

a1

はるなとリズは
買い物に出かけた。


a2

乗り換えに
結構時間がかかる。


a3

二人は秋葉原に着いた。
行くのは駅前のラジオ会館。


a4

いろんな言語が
乱れ飛んでいて、
すごく混んでたわね。

年末だから。


a5

二人は広場に帰ってきた。
気がついた佳奈が
さっそく話しかけている。


a6

買い物に行ってきたの?
二人とも手ぶらみたいだけど。

目的は達したわ。
私の服を買ったのよ。


a7

試着して
そのまま着込んできたの。
とリズが言っている。


a8

わーかっこいい。


a9

門松ができましたね。

ここに設置しましょう。


a10

リタが倉庫の奥から
凧を運び出してきた。

来年も使い回しだね。
と言っている。



解説)
続きます。
Posted at 21:03 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Dec 29, 2025

年越しの準備 そのに

a1

広場でも
年越しの準備が行われていた。


a2

干支の蛇の彫像が片付けられ、
来年の干支の馬の埴輪が設置されている。


a3

その蛇、襟巻きですか。

彫像に巻き付いてたのが、
移動してきちゃったんだよ。


a4

アイスはドルフィンの倉庫から出してきた
正月用の飾り物の手入れをしている。


a5

去年のお古とは思えないわね。

もっと前から使ってるわよ。


a6

その時、
はるなとリズがやってきた。
喫茶ペンギンのアルバイトが終わったようだ。


a7

休暇中に佳奈と
どこかに行こうと思ってたんだけど。

ごめん私長期休暇とっちゃったのよ。

そうみたいね。


a8

それでリズの買い物に
付き合うことにしたの。

どこ行くの?

秋葉原まで。


a9

隣の農家の直販店には
ケイが買い物にきていた。
ケイもさすがに厚着をしている。

このみかんください。

お正月はやっぱり
こたつでみかんでしょう。


a10

うちはこたつないんですけど、
やはりみかんですね。



解説)
続きます
Posted at 19:51 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Dec 28, 2025

年越しの準備

a1

ジェニーたちの部屋では
年越しの準備が行われていた。


a2

今年もこたつと火鉢だね。


a3

オセロはコードのスイッチに
噛みつこうかと迷っている。


a4

たまきたちは年末恒例の
着物に襷掛けの服装をしている。

これからいよいよ
大掃除と買い出しとおせち作りだね。


a5

サラたちの部屋では
ストーブを入れていた。

アイスが鏡の扉の位置を
ずらしてくれてよかったわ。


a6

この棚どこに置く?


a7

うーん。冷蔵庫の上はどうかしら。


a8

森林公園の管理人のソローが、
薪を運んできてくれた。


a9

早速焚き付けてみる。


a10

ソローはお礼にかぼちゃの煮物を
ご馳走になっている。

これいけるなあ。



解説)
続きます。
Posted at 19:25 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Dec 27, 2025

クリスマス そのさん

a1

ベーカリーでは
佳奈が休暇旅行の話をしている。

それで恐竜がすごい迫力で。
エトナが撮影しまくって。


a2

あら、やっと戻ったのね。
と言っている。


a3

あったかそうなの着てるね。
サラのところで
ご馳走になっちゃって。
クックドゥーから
お土産にワインを貰ってきたよ。


a4

ドルフィンの2階では、
旅行帰りのエトナが
みんなと話していた。


a5

そこは夢食いや恐竜の住む、
大自然に恵まれた夢の世界なの。


a6

私もいつか行ってみたいわ。
狐の姿に戻って、草原で
野ネズミや野うさぎを追いかけたい。

お姉さん。
私も連れてって。

それは危険すぎると思う。
とエトナが言った。


a7

デジャでは、ジムがアンディに
クリスマスプレゼントを渡していた。


a8

嬉しいわ。
中身は何かしら。


a9

やがて陽が暮れて。


a10

クリスマスの賑わいは
夜更けまで続いていた。



解説)
続きます。
Posted at 20:04 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Dec 26, 2025

クリスマス そのに

a1

広場は賑わっていた。


a2

サンタさん、
今年もお仕事終わったんですね。
あれ、このプレゼントは?


a3

これは
配る当てがなかった残り物だよ。

何が入ってるんですか。

服が小さくたたんで入ってるんだよ。
残り物にはふくがあるっていうだろう。


a4

フローラの店のケーキは
ほとんど完売状態のようだ。

あと一つだね。
と池谷圭が言っている。


a5

今年も出番は少なかったけど、
無事に過ごせたわね。

来年は仲間が増えないかな。


a6

その格好どこかおかしいですね。

そうかしら。
クリスマスだし、
普通じゃない?


a7

崖の紅葉を見ましたか?
隠れた観光名所になっているようで、
なかなか綺麗でしたよ。
アフリカのジャングルでは
なかなかおめにかかれません。

ふーむ。君はすっかり
この町の住民みたいだね。


a8

ところでこれは。

焼きそばと蒟蒻炒めです。
肉まんに飽きたら注文するんです。
隠れた人気メニューなんですよ。

ふーむ。君はすっかり
この町の住民みたいだね。


a9

アイム・ドリーミング
オブ・ア・ホワイト・クリスマス~🎵



解説)
続きます。
Posted at 20:04 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Dec 25, 2025

クリスマス

a1

アイスはサラたちの部屋に
長居してカボチャを食べ続けていた。

クリスマスのケーキパーティが
始まっている。


a2

このワインどうしたの?

クックドゥーに、お土産に
分けて貰ってきたんだ。
なかなか美味しいよ。


a3

ジェニーたちの部屋でも
たまきがケーキを買ってきていた。


a4

やっぱり、クリスマスのケーキといえば
ブッシュ・ド・ノエルね。

使い回しもできるし。

え。


a5

探偵事務所でも
クリスマスを祝っていた。


a6

今年も忘年会やるの?

この流れで飲み続けよう。


a7

ペンギン前のテーブル席には、
珍しくミルフィーユがいた。


a8

ずっとお店の中にいたんだけど、
気分転換に外の席に移ってみたの。

その格好じゃ寒いでしょ。

うん寒い。


a9

クリスマスが終わったら、
お店もバイトも休みね。
はるなはどこか行くの?

佳奈とどっか行こうかな。

佳奈ちゃんもう長期休暇とったみたいよ。

そうなのか。



解説)
続きます。
Posted at 20:18 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Dec 24, 2025

イブの広場

a1

おはよー。
今日もいい天気。

海も見納めだなー。
とエトナが言っている。


a2

二人は扉のある船室に向かった。

おはよ。
準備はできた?
とアイスが言っている。


a3

扉を抜けて
3人はサラたちの部屋に
戻ってきた。

メリークリスマス!


a4

こっちは変わりない?

静かなものよ。

それ美味しそうだね。


a5

佳奈とエトナが広場に戻ると、
クリスマスイブの広場は割と賑わっていた。


a6

レオのテナーサックスも加わり、
大道芸人たちは
騒々しくジングルベルを奏でている。


a7

郊外に住むバービーたちも
暖かそうな装いで、
繰り出してきたようだ。

いつ設置したのかしら、
イルミネーションが綺麗ね。


a8

密猟者のピエールや
森林公園の管理人のソローの姿も見える。
サンタも2階のベランダで
今夜の仕事の準備をしているようだ。


a9

ただいまー。
休暇から帰りました。
と佳奈はルビーに報告している。

おかえり。
あら、アイスは?

途中まで
一緒だったんですが。


a10

アイスとサラは
かぼちゃの煮物を食べていた。



解説)
続きます。
Posted at 20:35 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Dec 23, 2025

夕暮れ時

a1

長いような
短いような日が暮れて
夕暮れになった。


a2

エクレア号は夕陽を背に
北東に進んでいる。


a3

海上では
あっという間に時が経つのね。


a4

焚き火してるの?

昔覚えた火遊びですよ。
航海中は刺激がないんで
こういうことをやったものです。

ところでキャップテン・クックドゥー。
あなた片目に眼帯してたんじゃなかったっけ。


a5

はい。
幽霊船の船長らしくしてたんですが、
魔術劇場でなくしちゃったみたいで。
でも飾りものだったんですよ。
マスクの下はされこうべなので。


a6

誰か火を灯したの?

勝手に点灯したみたいよ。
この船、誰も運転してないのに進んでいくし、
意思を持ってるみたい。

わからないことばかりね。


a7

いよいよ陽が沈みかけ、
一同は夕食を取ることにした。

食料は缶詰が少ししかないですが、
ワインならありますから。
と言っている。


a8

今日は何日?

12月23日よ。

えー、もうイブイブなんだ。
休暇もおしまいか。
私明日には帰らなくちゃ。
と佳奈が言っている。

私も一緒に戻るわ。
佳奈みたいに休暇をとった訳じゃないけど、
恐竜の写真たくさん撮れたし、
年末年始はドルフィンの2階の部屋で過ごしたい。
とエトナが言った。

じゃあ私も付き合うか。
広場のお正月の準備も手伝わないと。
ここにはいつでも来られるからね。
とアイスが言った。

アイスはしっかりしてるのね。
いつもハリーに少しは見習えって言われてる。
さすが人間。
とヴィヴィアンが言った。

好奇心旺盛の私たちは
船の行き先を見届けたい。
とシノが言って、
ダリオと頷き合っている。


a9

なぜか長い夕暮れ時ののち、
さすが夕日は沈み、
空には星が瞬きはじめた。



解説)
続きます。
Posted at 20:11 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Dec 22, 2025

遭遇

a1

あそこに留まっているのはオウムみたい。
とシノが言っている。

ああ、あれはトンピリビ。
私の飼っていたオウムです。


a2

トンピリビはクックドゥーの
肩に舞い降りてきた。

どこから飛んできたのかしら。

わからないことばかりですね。


a3

佳奈とエトナは
海面を眺めていた。

あれは何?


a4

何か巨大な生き物が
船に伴走している。


a5

光の加減でその姿が
鮮明に見えた。


a6

海面に首を挙げると
生き物は巨大な口を開いた。


a7

生き物は去っていった。


a8

その姿にみんな注目している。

今のはなんだったの?
体長10メートル以上はあったわ。

あれはモササウルスよ。
後期白亜紀の頂点捕食者。
映画にも出てきたでしょ。
とシノが言った。


a9

船の後尾でアイスたちが話している。

体当たりされたら
破損浸水して危ないところだった。

海にも恐竜がいるのね。



解説)
続きます。
Posted at 20:08 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Dec 21, 2025

船の賑わい

a1

一行は扉を抜けて船室にやってきた。

この船はどこに向かっているんですか。

進路としては北東ね。
陸地の北限の海辺で見つけた船で
どんどん陸地から離れているのは確か。
とは言っても、
陸地全体がどのくらいの大きさなのか。
この海がどこまで広がっているのかなど、
何にもわからないから
行く先は見当がつかない。
とアイスが言った。

普通、自分の見ている夢の世界が
どこまで広がっているかなんて考えませんからね。
とダリオが言った。

夢を渡り歩く私たち夢食いにとってもそうよ。
肝心なのは見聞きできる世界の出来事だけ。
とセリーヌが言った。


a2

佳奈とエトナは海に見とれている。


a3

私海見るの初めてよ。

私は新人研修でアフリカに行った時、
飛行機の窓から見たことがある。


a4

シノとダリオも
船首から海を見ていた。

映画のポーズみたいに
手を広げてみて。


a5

最初どうしてって思ったけど、
ヴィヴィアンが
みんなに声をかけたのは正解ね。

みんな海景を楽しんでますね。


a6

噂をしていたら、
ヴィヴィアンとクックドゥーが
魔術劇場から到着した。

おお、確かに私の船です。
エクレア号っていうんですよ。
とクックドゥーが言っている。


a7

懐かしいなあ。


a8

私はこの船で船長をしていました。
どこの国にも帰属しない、
いわゆる海賊ですが、商船を襲うのではなく、
各地の希少品の密輸や財宝探しが主な仕事でした。
そんなある時、不思議な貝殻を見つけたんです。
その貝殻は耳に当てて眠ると、
潮騒の音を奏でて、夢の世界に連れて行ってくれます。
その夢は貝殻の思い出の海の世界。
私はそんな夢を繰り返してみているうちに
特別な力を持つようになりました。
自在にその夢に出入りできるようになったんです。

夢に入り込める夢食いになったのね。
とセリーヌが言った。

ある時私の船は嵐に会って、私も乗組員もろとも
海の藻屑になってしまいました。
しかしなぜか私は死ななかった。
というか、私の亡骸は孤島の浜辺に打ち上げられ、
やがて強風に飛ばされた結果、
草地の窪みで白骨になりましたが、
気がつくとなぜか私は生きていた。
この世界に執着した結果、
骸骨姿の亡霊になっていたのかもしれませんが。

何にそんなに執着していたの?
とアイスが尋ねた。

人恋しさと言ったらいいんでしょうか。
私は生前、ほとんど海の世界しか知らなかったし、
仲間だった乗組員たちもみんな死んでしまった。
そのことが無念だったというか。

それで、広場に来て幽霊船の乗組員を勧誘して、
貝殻のみる夢の世界に拉致しようとしていたのね。
とヴィヴィアンが言った。

言い方は問題ありますが、その通りです。
私はいつまでも一緒に宝探しの旅をする
仲間が欲しかったんです。
でも、それは彼らを騙して、
永遠にその世界に閉じ込めることにもなる。
ヴィヴィアンさんに言われて反省し、
今では魔術劇場に居候させてもらっています。
おかげで何人もの友達もできて
とても幸福なんです。
海のことは忘れかけていたんですが。


a9

話し終えて甲板に出たクックドゥーは、
佳奈たちに話しかけられている。

クックドゥーさん。
その帽子はスイカですか?

そう見えるでしょう。
実は帽子にワカメが張り付いているんです。


a10

クックドゥーは海を見ていた。

ここは魔族のみた「忘れられた夢の世界」だと
ヴィヴィアンが教えてくれた。
この船があるということは、
貝殻のみる夢と繋がっているということなのかな。

よくわからないけど、こうして
心地よい海風に吹かれているだけで、
なんだか命が蘇る気がするなあ。


解説)
続きます
Posted at 19:49 in n/a | WriteBacks (0) | Edit
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