Jul 25, 2024
フィギアたちの村で
![b1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240725202205.files/b1.jpg)
ビールや食べ物が運ばれてきて、
3人の会話は盛り上がっている。
私たち、ここはドイツの片田舎の小さな村、
という認識だったの。
村を守備していたドイツ軍と、
進駐してきた私たち連合軍が争奪戦を
繰り広げていたというわけ。
でも人間の世界と関係ができて、
わかったことは、ここの風景が、
人間の世界のコピーだったこと。
ジャンっていう人が、
自分の庭に作ったジオラマの集落や、
周辺の自然がそっくりコピーされていたのよ。
ファンタジックな話だね。
ブラッドベリが好きそうな。
とマークが言った。
そればかりじゃない。
ジャンさんの庭で、ジャンさんたちが
フィギアを使っていろんな情景を
作ったり、情況を設定したりすると、
この村で似たようなことが起きて、
時にはその逆の場合もあって、二つの世界に
対応関係があるっていうこともわかった。
なんだかいつも通り、
ややこしくなってきたな。
![b2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240725202205.files/b2.jpg)
それって、迷いの森から
怪物がやってくる前のお話でしょう。
怪物をアイスさんが退治してくれてからは、
米軍とドイツ軍が協力し合うようになって、
この村は至って平和。
ジャンさんがご自分の家の庭で、
フィギアで戦争遊びをしても、この村で戦争は
起きなくなったっていう話よ。
と側で聞いていたクリスが言った。
![b3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240725202205.files/b3.jpg)
そうそう。
この村の住民も人間の世界に引っ越したりして、
パラレルだった二つの世界が融合した感じね。
とアイスが言った。
村人もだんだん少なくなって、
どうなるのかなあ。
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ブランカは隣のテーブルの同僚たちと
話している。
ぶ、物騒だなあ。
そんなの手に持って。
さっきまでこのルガーで、
ハンナと射撃訓練をしてたところなの。
![b5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240725202205.files/b5.jpg)
平和とはいえ、
いつ何時怪物が襲ってくるかもしれないからね。
パトロール行ってる?
今日はエルヴィンさんが出かけてる。
彼はジョーたちと人間たちの町に引っ越したけど、
今でも欠かさずパトロールには協力してくれているんだ。
流石にわがドイツ軍部隊の元リーダーだね。
![b6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240725202205.files/b6.jpg)
噂をしていると
エルヴィンを乗せたキューベルワーゲンが、
ビアガーデン前に停車した。
![b7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240725202205.files/b7.jpg)
やあ、アイスじゃないか。
珍しいな、君がこの村にくるなんて。
とエルヴィンが挨拶している。
![b8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240725202205.files/b8.jpg)
アイスはマークをエルヴィンに紹介して、
ここにきた事情もかいつまんで話した。
ふむ。
マークさんは、アフリカ戦線に従軍されていたのか。
私もアフリカでは随分と暴れたものだ。
どこかで遭遇してたかもしれないね。
もしあれが地続きの現実だったら、ですね。
エルヴィン・ロンメル将軍の武勇伝、
砂漠の狐の噂はよく聞きましたよ。
私は自分がフィギアの精霊で、
元になったのがそのロンメル将軍だと
知った時はショックだったな。
私にとってはこの世界の記憶が現実なんだから。
僕の元になったのはどんなフィギアなんだろう。
とマークが言った。
そのことだけどさマーク。
私、あなたの顔どこかでみた気がするって、
ずっと思ってたんだけど、
やっと思い出したわ。本の写真に載ってたのよ。
とアイスが言った。
![b9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240725202205.files/b9.jpg)
マークとエルザは驚いている。
その本、ジャンさんの家で見たのも思い出した。
これからジャンさんに会いに行こう。
人間の世界とこちらの世界との最初の接点は、
ジャンさんの家にある倉庫のドアだったの。
フィギア好きのジャンさんはキーパーソンね。
あの本持ってたんだから、
きっとマークのことを知ってるわよ。
解説)
続きます。
Jun 25, 2024
再び湖の洞窟へ
![a1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240625202308.files/a1.jpg)
ラッセルたち6人は、
途中の谷川で、見慣れぬマントヒヒもどきに
遭遇したりしながら。
![a2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240625202308.files/a2.jpg)
時間は省略するかのように流れ、
一行は湖の洞窟に到着した。
ここから降りるのが一苦労なのよね。
と言っている。
![a3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240625202308.files/a3.jpg)
一行はボートで往復して、
遺跡のある岸辺に上陸した。
これから探索を始めるんだけど、
範囲が広いから、二手に分かれようと思う。
ブラッドたちはボートで周辺の洞窟を
探索してくれないか。
天然のものに見えるけど、
中に遺跡が残されているかもしれない。
とラッセルが言っている。
祭壇のある遺跡はこのすぐ奥だ。
僕たちはリンとクラウドとマークが
昨日調べた場所から
さらに範囲を広げて探索する。
昼過ぎにいったん祭壇跡に集まって、
午後からの方針を決めよう。
![a4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240625202308.files/a4.jpg)
ということで、
ブラッドとアーネストとアンドレアは、
ボートで湖に漕ぎ出した。
![a5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240625202308.files/a5.jpg)
この湖は割と広いのね。
何か変わった生き物でも棲んでるのかしら。
![a6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240625202308.files/a6.jpg)
水へびもどきが、湖面を
気持ちよさそうに泳いでいた。
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一見洞窟風だけど、
奥は浅くてただの岩の窪み
という地形も多い。
一行は滝の洞窟の近くの
岸辺に上陸した。
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240625202308.files/a8.jpg)
岸辺づたいに行ける
洞窟があった。
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240625202308.files/a9.jpg)
うわ。これは。
![a91](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240625202308.files/a91.jpg)
そこは蝙蝠のねぐらだった。
退散しよう。
とブラッドが言っている。
解説)
続きます。
May 25, 2024
梅雨入りまで そのに
![a1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240525202132.files/a1.jpg)
ペンギンをでたサラとメルティは
高台の休憩所に立ち寄った。
もう紫陽花の季節なのね。
と言っている。
![a2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240525202132.files/a2.jpg)
あら、さっきまで蕾だったのに。
とルルが言った。
二人はサラの頭の上のカエル王女に
注目している。
![a3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240525202132.files/a3.jpg)
紫陽花の花々が
豪勢に咲いている。
![a4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240525202132.files/a4.jpg)
局長からいただいた
フローラの草冠の効き目ね。
とサラは言った。
![a5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240525202132.files/a5.jpg)
その時、サラの頭の上に乗っていた
カエル王女がテーブルに
ぴょこんと飛び降りた。
![a6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240525202132.files/a6.jpg)
さらにカエル王女は紫陽花の花の上に
飛び乗った。
私ここが気に入りました。
と言っている。
![a7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240525202132.files/a7.jpg)
その頃広場には、
コフィが佳奈を訪ねて来ていた。
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240525202132.files/a8.jpg)
コフィさん。
研修ではお世話になりました。
あれから私たち砂漠で嵐にあって
大変だったんですけど、
コフィさんは大丈夫でしたか?
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240525202132.files/a9.jpg)
帰り道はサバンナ見物して快適だったわ。
また境界警備隊の任務に戻って
仕事続けてるけど、大抵暇だから、
たまには遊びに来てね。
そうそう、サバンナには、佳奈が言ってた
人懐っこくて負けず嫌いのライオンがいて、
記念写真を撮ったので見せにきたの。
![a91jpg](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240525202132.files/a91jpg.jpg)
ほんとだ。
あの時のライオンだ。
![a92](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240525202132.files/a92.jpg)
これ誰が撮影したんですか。
セルフタイマーよ。
人懐っこいので撮影慣れしてたみたい。
そうか。
解説)
それぞれが
それぞれの思い出を。
Apr 25, 2024
春たけなわの日々 そのさん
![a1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240425202034.files/a1.jpg)
天候が回復したようで、
草木は光を浴びている。
モモコとナオミは部屋に帰ってきた。
みんな気分転換したのね。
![a2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240425202034.files/a2.jpg)
ミルフィーユも
気分転換してみたら?
どんな感じがいい?
うーん
健康的なのがいいなあ。
![a3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240425202034.files/a3.jpg)
ミルフィーユは
サラたちの部屋を訪ねることにした。
なんとなく無茶振りだなあ。
![a4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240425202034.files/a4.jpg)
その頃、ハーレーたちは、
道路の傍にバイクを停めて
パトルールの車両を待ちながら、
立ち話をしていた。
境界警備隊っていつ頃できたんですか?
地元で迷いの森って呼ばれていた
森林地帯で、失踪者が相次ぐので、
立ち入り禁止区域になって、
それから軍が調査に入ってからね。
調査隊が部隊毎消えたこともあって、
軍とCGが協力して監視のための
部隊が置かれたのよ。
3年前くらいかしら。
フェンスまで作られて随分物々しいんですね。
色々不可解なことがあるらしくてね。
![a5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240425202034.files/a5.jpg)
そこに境界警備隊のバギーが走ってきて、
急停車した。
![a6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240425202034.files/a6.jpg)
みんなに紹介したい新人がいて、
あなたたちが来るのを待ってたのよ。
とハーレーが言った。
![a7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240425202034.files/a7.jpg)
レイブンとコフィ、
ベレー帽かぶっているのが
リーダーのイメルダよ。
佳奈です、どうぞよろしく。
と佳奈は言った。
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240425202034.files/a8.jpg)
あなた、CGのこと知ってる?
とレイブンが言った。
いえ、地球の平和を維持するための
国際的な秘密組織というくらいしか。
そうか、秘密だから無理ないわね。
どんな組織なんですか。
それが秘密なのよ。
新人を混乱させてはダメよ。
とハーレーが言っている。
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240425202034.files/a9.jpg)
マヤ、こんなところで珍しいわね。
このところずっと出歩かなかったから、
久しぶりに郊外まで散歩に出て、
ついでに詰所に立ち寄ったら、
みんな出払ってたので帰る途中だったの。
そしたらハーレーたちに出会って。
なるほど。
そういえば、野菜運んでるの見たって聞いたけど。
ああ。あれはね。
暇だからたまに農家の手伝いしてるのよ。
そうなの。
お互い暇だからねー。
とイメルダは言った。
![a91](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240425202034.files/a91.jpg)
その頃、サラたちの部屋では。
こんな感じだけどどうかしら。
ありがと。嬉しいわ。
すごく健康的で気分転換になります。
とミルフィーユが喜んでいる。
解説)
今回もあまり脈絡なく
時が過ぎていくのでした。
Mar 25, 2024
春の誘い そのに
![a1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240325202402.files/a1.jpg)
ストーブが撤去されて、
ざっと掃除も済ませたサラたちの部屋では、
みんなでコーヒーを飲んでいた。
すっきりしたわねー。
と言っている。
![a2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240325202402.files/a2.jpg)
そこに局長とサルバドールが
訪ねてきた。
お久しぶりー。
と歓迎されている。
![a3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240325202402.files/a3.jpg)
ほぼ一年ぶりだね。
意外な取り合わせ。
二人はお知り合いだったんですか。
この町に来る途中で。
などと言っている。
![a4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240325202402.files/a4.jpg)
この草冠、
あなたへのお土産よ。
と局長が言った。
![a5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240325202402.files/a5.jpg)
サラは喜んでいる。
この草冠って。
春の花の女神フローラの草冠っていうのは、
幸運を呼ぶって言われているの。
聞いたことないけど、
よかったですねー。
とジェイソンが言っている。
![a6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240325202402.files/a6.jpg)
ところでみなさん、
トマソンっていう人知りませんか。
路上アーティストなんですけど。
とサルバドールが言った。
![a7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240325202402.files/a7.jpg)
彼の名前ならみんな知ってますよ。
この新聞にも彼の作品を紹介した
連載記事が載っているくらいです。
とメアリー=ケイトが言った。
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240325202402.files/a8.jpg)
サルバドールは、さっそく
デイリープラネットの記事を読んでいる。
ふむふむ。やはり才能を開花させておるようだ。
彼の作品はどこで見られるんでしょう。
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240325202402.files/a9.jpg)
とつぜん路上や広場に設置されるみたいだけど、
通行の邪魔になるのですぐ撤去されちゃうみたいです。
この町だとゴミに出されるか、
ドルフィンの倉庫に保管されるのかな。
なんと。
![a91](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240325202402.files/a91.jpg)
それはともかく、
肉まんのお店に行きましょうよ。
と局長が言っている。
解説)
しばらく二人の動きが
注目されるようです。
Feb 25, 2024
春を待つ日々 そのなな
![a1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240225202437.files/a1.jpg)
サラが佳奈と連れ立って
広場にやってきた。
![a2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240225202437.files/a2.jpg)
まだ寒いけど、
「春一番」のBGMがあると気分が弾むわね。
かなは、大安売りの
バナナの山を見つけたようだ。
![a3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240225202437.files/a3.jpg)
じゃあ一箱分お買い上げですね。
あとでビストロにお届けします。
とヘルミーネが言っている。
![a4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240225202437.files/a4.jpg)
かなは、早速試食させてもらっている。
あら、アルさん。お久しぶり。
やあサラ。
バナナ買ったんですか。
うん。ビストロで使いたいんだけど、
どんなふうに調理しようか
考えてるんだ。
![a5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240225202437.files/a5.jpg)
バナナブレッドのプディングがいいわよ。
それ美味しいの?
かなが、アルに挨拶した。
え、君は。
この前、探偵事務所で。
あああの時の学生さん。
![a6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240225202437.files/a6.jpg)
アンナと舞は運動着に着替えていた。
やっぱり健康が第一ね。
アンナさん。
とすずが言っている。
![a7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240225202437.files/a7.jpg)
私たちもトランクスに履き替えたの。
アンナさんと一緒だね。
と言っている。
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240225202437.files/a8.jpg)
ルビーはリタと話している。
倉庫にあった古い水差し借りていくって、
ヴィヴィアンが言ってたわよ。
あの金属製の重いやつですね。
なんに使うんでしよう。
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240225202437.files/a9.jpg)
デジャでは、
ヴィヴィアンがバルに呪文を伝授していた。
水の精霊なら、
自分で変身できる力があるはずよ。
![a91](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240225202437.files/a91.jpg)
バルが立ち上がって
教えてもらった呪文を唱えると。
薄い煙が立ち上って。
![a92](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240225202437.files/a92.jpg)
バルはどんどん小さくなっていった。
やっぱりね。予想通り。
お前いつ、そんな
呪文を覚えたんだ?
とハリーに言われている。
![a93](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240225202437.files/a93.jpg)
バケツの中ですっかり水の姿に戻ったバルを、
ヴィヴィアンは水差しに注ぎ入れた。
これがあなたの借りのおうち。
これからは好きな時に呪文を唱えて
人間になればいい。
間違って飲まないでくださいね。
とバルが言っている。
解説)
あれこれと
いつも通りの思いつきで
時が流れています。
Jan 25, 2024
図書館のリニューアル
![a1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240125203249.files/a1.jpg)
ジェニーたちの部屋では、
ジェニーフレンドを呼ぼう、という、
キサラの提案で声がかけられ、
旧友たちが来訪し始めていた。
![a2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240125203249.files/a2.jpg)
オリーブ。
再会できて嬉しいわ。
久しぶりだねー。
18年ぶりくらいかなあ。
![a3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240125203249.files/a3.jpg)
僕は図書館まで出かけてくるよ。
と文学青年が言っている。
デジャに寄って、ヴィヴィアンに
借りてた魔法の本も返してくるから、
帰りはちょっと遅くなる。
![a4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240125203249.files/a4.jpg)
ああ、図書館。1年八ヶ月ぶりに、
改良工事が終わって、
リニューアルオープンしたのね。
今度私も行かなきゃ。
と読書好きのナオミが言った。
部屋のスペース空けるために、
気遣ってくれるなんて感謝するわ。
さすが文学青年ね。
とキサラが言った。
![a5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240125203249.files/a5.jpg)
今日は冷え込んで快晴だ。
図書館までは徒歩で10分くらい。
とはいえ踏切を二つ越えていく。
![a6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240125203249.files/a6.jpg)
図書館の外観は変わらなかったが、
館内にエレベーターが敷設されたり、
新刊書コーナーが拡張されたりしていた。
電子書籍が借りられる
電子図書館サービスも始まったという。
![a7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240125203249.files/a7.jpg)
図書館からの帰り道。
玉川上水にかかる小さな橋を渡る。
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240125203249.files/a8.jpg)
近所の小さなお稲荷さんの前を
通りがかったところ、
短い参道で箒を手にした駒井魔子に出会った。
おや。お散歩ですか。
と聞かれている。
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240125203249.files/a9.jpg)
早いものですね。
一昨年の2月の15日。
あの日、ここで私が掃除中に、
あなたが貴理子さんとお見えになられて。
ああ、あれがあなたとの初対面でしたか。
あの時も僕は図書館に行く途中だったんです。
改装工事が始まる前のこと。
もうそんなに経つんですね。
解説)
今日はリニューアルした図書館に、
行ってみたので、撮影も便乗して。
途中でデジカメの電池が切れたので、
図書館の建物の写った画像だけ、過去のものを
加工して使いまわしています。