May 25, 2024

梅雨入りまで そのに

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ペンギンをでたサラとメルティは
高台の休憩所に立ち寄った。

もう紫陽花の季節なのね。
と言っている。


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あら、さっきまで蕾だったのに。
とルルが言った。
二人はサラの頭の上のカエル王女に
注目している。


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紫陽花の花々が
豪勢に咲いている。


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局長からいただいた
フローラの草冠の効き目ね。
とサラは言った。


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その時、サラの頭の上に乗っていた
カエル王女がテーブルに
ぴょこんと飛び降りた。


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さらにカエル王女は紫陽花の花の上に
飛び乗った。

私ここが気に入りました。
と言っている。

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その頃広場には、
コフィが佳奈を訪ねて来ていた。


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コフィさん。
研修ではお世話になりました。
あれから私たち砂漠で嵐にあって
大変だったんですけど、
コフィさんは大丈夫でしたか?


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帰り道はサバンナ見物して快適だったわ。
また境界警備隊の任務に戻って
仕事続けてるけど、大抵暇だから、
たまには遊びに来てね。

そうそう、サバンナには、佳奈が言ってた
人懐っこくて負けず嫌いのライオンがいて、
記念写真を撮ったので見せにきたの。


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ほんとだ。
あの時のライオンだ。


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これ誰が撮影したんですか。
セルフタイマーよ。
人懐っこいので撮影慣れしてたみたい。

そうか。



解説)
それぞれが
それぞれの思い出を。
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