Oct 20, 2024

賑やかな日々 そのなな

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バー・デジャは、ほぼ満席で、
観光客にテーブル席を譲ってもらった
アンジーとヴィヴィアンが話していた。


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ジェニーはガラス戸越に
広場を眺めている。


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相変わらず広場の上空を
マリアとナディアが飛び回っていた。


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アンジー、今年はコスプレコンテストに
参加しないの?
とヴィヴィアンが言っている。


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そうねえ。


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僕が去年この町に戻ってくる前、
アンジーさんは一昨年の
ハロウィーンの第一回目のコスプレコンテストの
優勝者だったって聞きましたが。
とカメラマンで審査員のボニーが言った。

そうなのよ。
アンジーの「魔女マレフィセント」のコスプレは、
評判だったわ。
ヴィヴィアンは一昨年のアンジーの
扮装を思い返している。


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仕事柄、あまり目立ちたく無いんだけど、
去年のコンテストはパスしたから、
久しぶりに参加するかな。

そこにアイスがやってきた。


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アンジーがコスプレの準備に
店を出ていくと、入れ替わりに
アイスが席に座った。

ヴィヴィアン、早速だけどさ。
リザードのことは何度か話したわよね。
ああ、あなたに蘇生の呪文を教えてくれたっていう
レプテュリアンでしょ。

彼がシベールっていう仲間を紹介してくれたんだけど、
そのシベールがあなたに会いたがっていたようなの。
いいんじゃない、私もトカゲ人間を見てみたいわ。

ちょっと気になるのよ。
彼はフミコを蘇生させたあなたの呪力に
興味を持っている。
レプテュリアンは古代から魔族と交流していて、
フミコとも知り合いなんでしょう。

レプテュリアン全体としては、仲間同士の戦争以来、
人類や魔族との関係を持たないことにしているらしい。
リザードは特別なのよ。
シベールのことはよくわからない。
ただ彼らは平気で生命の樹を破壊をする連中。
だから気をつけてね、と言いたくて。


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その頃、サラたちの部屋では、
登録を終えたケイとジェットが戻っていた。

デイリープラネットを読んでいた
メアリー=ケイトが、
大リーグもそろそろ
リーグチャンピオンシップも終わり、
いよいよワールドシリーズね。
と言っている。


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僕、このコスプレ、
ツノだけなので不満だなあ。
とケイが言っている。

だったら野球選手にしてみる?
とサラが言った。



解説)
続きます。
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October 2024
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