Oct 03, 2024

マリアたちの集い そのさん

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マリアたちの集いは続いていた。


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フンボルトさん用に
お魚のお料理をお持ちしました。
これは嬉しいなあ。


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秋刀魚は私たちも好物ね。
野良猫時代を思い出すなあ。


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僕は肉まんが癖になりそうです。
と言っている。


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ジャングルに行くには
どうすればいいんでしょう。

魔術劇場の中に、
フラハっていう人の家の裏庭にでられる
鏡の扉が常設してあるのよ。
食べ終わったら行ってみましょう。


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その頃、高台の遺跡で
九官鳥の羽根を回収したアイスは、
羽根を預かってもらうために
マークの家を訪問していた。

これにまたがって飛んできたの?


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ところで、相談なんだけど。
とアイスが言った。

マークの集落に、
宿泊施設が作れないかなあ。
フミコが魔族の人たちを
遺跡に案内したんだけど、
みんな結構気に入ってたみたいなのよ。
最近はジオラマ村の連中も
観光に来ているみたいだし。

それはいいね。
どこに建てる?


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どうせなら鏡の扉のある、
フラハの家の近くがいいね。
フラハに相談してみよう。


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フラハは家の前で草取りをしていた。
アイスとフラハは
思わず挨拶をしている。


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アイスたちは家を建てる相談をしている。

ジャングルを切り開けば、
土地はいくらでもあるが、
宿泊施設ともなれば管理人が必要だろう。
いつも手入れしていないと
すぐに雑草が伸び放題だぞ。

そうねえ。


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3人が話していると、
なんとタイミングよく、鏡の扉が開いて、
魔術劇場での会合を終えたマリアたちがやってきた。

あら、お話中だったのね。
とマリアが言った。


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アイスがマークの集落に宿泊施設を建築する話を
していたことを説明すると、
一同は大いに盛り上がった。

私たちも犬猫猿鳥同盟の支部を
作ろうと思っていたところなんです。
私たち、その下見に来たのよ。
その宿泊施設を支部と兼用にすればいいのでは。
みんなで協力して建築しますよ。
施設の管理も私たちが請け負いますよ。

それって、宿泊施設の話に便乗して、
あなたたちがそこに住みたいっていうことでしょう。
とアイスが言った。

そうとも言えますが。

まあいいわ。というか、
宿泊施設の話は思いつきのアイデアだけで、
その実現には人手が欲しかったところ。
フラハもマークもそれでいいかしら。

全然問題ないよ。とマークが言った。
この辺りは集落の外れであまり人もこない。
賑やかになるのは歓迎だよ。とフラハが言った。

じゃあマリア、
あなたたちにお任せするからよろしくね。
とアイスが言った。

私たち、こんな姿ですけど、
いじめられないですか?
とクロが言った。

それは大丈夫。
現地の人は魔法の影響で生まれる
変わった形の生き物を見慣れているからね。
シーザーもみんなに馴染んでいるくらいだし。

じゃあさっそく近くのジャングルを
見てまわりましょう。
とマリアが言った。



解説)
続きます。
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