Nov 30, 2023
エリスの訪問 そのに
![b1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231130202448.files/b1.jpg)
2番目の引き出しはチルド室だ。
お肉にミックスベジタブルに、
これは秋刀魚だね。
![b2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231130202448.files/b2.jpg)
次は冷凍室。
ここには、春巻き、シューマイ、
チャーハンなどの冷凍食品が入っている。
![b3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231130202448.files/b3.jpg)
一番下が野菜室。
長ネギ、トマト、ほうれん草やキャベツ、
にんじん、ピーマン、レタスもある。
よし。サラダ作るわ。
![b4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231130202448.files/b4.jpg)
サラはスパゲティを茹でている。
![b5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231130202448.files/b5.jpg)
やがてスパエティが茹で上がり、
ミートソースと、サラダもできて、
夕食が始まった。
![b7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231130202448.files/b7.jpg)
みんなそれぞれ違うのね。
みんな好みがうるさいのよ。
スパゲティ各種。
ベースは同じだが、
ひき肉をミートボールにした
スパゲティも食卓に載っている。
![b6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231130202448.files/b6.jpg)
この前マラソンがあったんだってね。
声かけてくれたら出場したのに。
人数多いと大変だからかなあ。
特に撮影が。
そういうものなのかしら。
などと言ってサラはワインを飲んでいる。
![b8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231130202448.files/b8.jpg)
スパゲディ巻くのお上手ね。
この角度が大事なんですよ。
![b9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231130202448.files/b9.jpg)
かくて秋の夜は、こともなく
更けて行った。
解説)
冷蔵庫の中の食材やスパゲティなどは、
ほとんどリーメントのぷちサンプルのアイテムです。
スパゲティ入りの鍋や、冷蔵庫も。
Nov 29, 2023
エリスの来訪
![a1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231129202957.files/a1.jpg)
サラたちの部屋に
エリスが遊びにやってきた。
事務所が立て込んでるので、
また遊びに来ちゃった。
と言っている。
![a2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231129202957.files/a2.jpg)
広場にいたんだけど、日が短いので、
すぐ暗くなっちゃうのよね。
![a3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231129202957.files/a3.jpg)
ダルメとオセロは
再会を喜んでいる。
![a4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231129202957.files/a4.jpg)
夕食の用意してたところだったの?
![a5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231129202957.files/a5.jpg)
そうそう。
スパでティ茹でるから、
食べていきなさいよ。
メアリー=ケイトが留守なので、
椅子が空いてるよ。
とサラが言った。
![a6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231129202957.files/a6.jpg)
じゃあ、私もサラダか何か一品作るわ。
冷蔵庫の中見てもいい?
どうぞどうぞ。なんでも使って。
![a7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231129202957.files/a7.jpg)
さてさて。
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231129202957.files/a8.jpg)
ハムにチーズにきゅうりか。
みそ、お豆腐、納豆や卵もあるわね。
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231129202957.files/a9.jpg)
冷蔵庫のドアにはケチャップとマヨネーズが、
ペットボトルを切って作った容器に、
逆さに収納されている。
こうして保存すると、すぐ使えて便利そうね。
解説)
なんとなく
普通の日常生活の
一コマのような場面も
たまに撮影したくなります。
Nov 28, 2023
秋のマラソン そのよん
![c1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231128202416.files/c1.jpg)
マラソンレースは終盤に差し掛かっていた。
![c2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231128202416.files/c2.jpg)
アンナは余裕の笑みを浮かべている。
元々、こういう顔なんだけど。
![c3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231128202416.files/c3.jpg)
うたは、真剣な表情で頑張っている。
元々、こういう顔なんだけど。
![c4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231128202416.files/c4.jpg)
二人は広場に戻ってきた。
やんやの歓声を浴びている。
見えないけど、このあたりが
ゴールラインよ。
![c5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231128202416.files/c5.jpg)
すごい接戦だ。
![c6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231128202416.files/c6.jpg)
ほぼ同時だけど、わずかに。
![c7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231128202416.files/c7.jpg)
わずかに、うたの足が早かったようだ。
タイムどうだった?
2時間11分53秒には
わずかに届かなかったわ。
お水飲む?
頭からかけて。
などと言っている。
![c8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231128202416.files/c8.jpg)
予想当たったね。
肉まんおかわり。
![c9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231128202416.files/c9.jpg)
私が完走してたら、
世界記録出せたのになあ。
解説)
なんとか無事に終わった
マラソンレースでした。
Nov 27, 2023
秋のマラソン そのさん
![a1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231127202521.files/a1.jpg)
一行は郊外のアルのビストロ前の
折り返し地点を過ぎて、
レースは後半にさしかかっていた。
![a2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231127202521.files/a2.jpg)
サクサクサクサク。
キャサリンは息が上がって
遅れ始めた。
![a3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231127202521.files/a3.jpg)
そろそろ、ラストスパート。
![a4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231127202521.files/a4.jpg)
広場には郊外に住むジャンとナタリーが
登録に来ていた。
![a5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231127202521.files/a5.jpg)
ジャンさん。
またナタリーとお揃いで
「レオン」のコスプレなのね。
よく似合ってるわよ。
とたまきが言った。
冬物コートって、
これしか持ってないんだよ。
![a6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231127202521.files/a6.jpg)
サングラス、これと交換しましょうか。
とモモコが言った。
![a7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231127202521.files/a7.jpg)
もうそろそろね。
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231127202521.files/a8.jpg)
途中でリタイヤして、
近道をして先に戻ってきたキャサリンが
へたり込んでいる。
どうしたの?
途中でくたびれちゃって。
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231127202521.files/a9.jpg)
私もともと人形の精霊だから、
こういうの慣れてないのよ。
この服走りにくいし。
解説)
続きます。
Nov 26, 2023
秋のマラソン そのに
![b1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231126210140.files/b1.jpg)
マラソンが始まった。
みんなこけずに頑張って。
と言われている。
![b2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231126210140.files/b2.jpg)
崖沿いの道は季節がら
巨大な落ち葉でいっぱいだ。
![b3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231126210140.files/b3.jpg)
サクサクと音が聞こえる。
![b4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231126210140.files/b4.jpg)
サクサクサクサク。
![b5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231126210140.files/b5.jpg)
これライダースーツで、
ジャージじゃないのに。
とキャサリンは思っている。
![b6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231126210140.files/b6.jpg)
ミラは余裕の超人的ハイペースで、
先頭を走っていた。
![b7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231126210140.files/b7.jpg)
あの人、人間なのかしら。
![b8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231126210140.files/b8.jpg)
う。
その時、ミラは突然足に異変を感じた。
![b9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231126210140.files/b9.jpg)
ああ。足がつっちゃた。
![b91](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231126210140.files/b91.jpg)
残念だけど、これはもうリタイヤね。
ミラはどんどん追い抜かれていく。
解説)
続きます。
Nov 25, 2023
秋のマラソン
![a1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231125203205.files/a1.jpg)
今日もまずまずの好天気。
![a2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231125203205.files/a2.jpg)
広場ではうたとキャサリンが
準備体操をしている。
![a3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231125203205.files/a3.jpg)
マラソンするんですって?
ええ、せっかく体操服着たから、
有志を募って、マラソンすることにしたの。
あなたは準備体操しないの?
私は参加しないの。
審査員。
![a4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231125203205.files/a4.jpg)
マンゴー亭でアルバイトをしているアンナが
運動着に着替えてやってきた。
![a5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231125203205.files/a5.jpg)
参加者は3人ですか?
翠がミラを誘いに行ってるから、
彼女を入れて4人ね。
ちょっと待ってて。
![a6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231125203205.files/a6.jpg)
ミラさん。舞が、
マラソンするんで、参加してほしいって。
なぜ私に?
![a7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231125203205.files/a7.jpg)
もちろんいつもジャージ着てるからですよ。
ふーん。運動好きと思われたのね。
だったら、実力の程を、
お見せしましょう。
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231125203205.files/a8.jpg)
マンゴー亭では、
マヤやアイスたちが、早速
マラソンの話題で盛り上がっている。
うたって、ヒッチハイカーだったでしょ。
足腰鍛えてるからきっと優勝するよ。
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231125203205.files/a9.jpg)
アンナも陸上部で万能選手だったのよ。
カモシカの足って言われてた。
アンナが勝つと嬉しいわ。
とレイが言った。
![a91](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231125203205.files/a91.jpg)
かくて、ミラも到着して、
マラソンが始まった。
ルートは崖沿いの道を通って、
郊外のビストロ前まで行って
折り返して広場に戻ってくること。
4人は一斉にスタートした。
解説)
着せ替えた体操服からの
思いつきで、
マラソンが始まったようです。
Nov 24, 2023
秋晴れの日
![a1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231124202540.files/a1.jpg)
今日はいい天気。
![a2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231124202540.files/a2.jpg)
木立の黄葉が進んでいる。
![a3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231124202540.files/a3.jpg)
このところ、
毎日おでん食べてるみたいね。
そうかな。
![a4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231124202540.files/a4.jpg)
その本2冊もあったっけ。
どんなことが書いてあるの?
煎じ薬の作り方とか。
![a5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231124202540.files/a5.jpg)
ペンギン前のスペースには、
シェリー博士が探偵事務所から
休憩に来て、柿のへたをとっていた。
![a6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231124202540.files/a6.jpg)
博士。
仮想世界の様子はどうですか?
![a7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231124202540.files/a7.jpg)
ブラウンさんが残していった
転送装置を回収して、
みんなでかかり切りで調べてるみたい。
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231124202540.files/a8.jpg)
あの装置は元々、高度な文明に進化した
惑星から来たロボットたちが残していったもので、
管理局のタイムパトロールならともかく、
仕組みはとても理解できないんじゃない?
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231124202540.files/a9.jpg)
みんなで調べていると言っても、
実質はNPCのツナやナディアやアイリスを使って、
装置の人工知能であるアンが調べているの。
私たち人間には無理でも、
アンだったら理解できるかもしれない。
![a91](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231124202540.files/a91.jpg)
その頃仮想世界では。
ブラウンさんが改造した部分はわかったけど。
転送装置としては使えるの?
転送先を設定する機能はロックされている。
この装置を使っていたロボットたちが、
自分たちとコンタクトできなくするためだね。
へたにロックを外すと爆発するよ。
ブラウンさんはそのロックを迂回して、
仮想現実体験装置のシステムのデータを
転送先に設定して、ここに来たんだ。
だったら使えないね。
ブラウンさんと同じようにして、
もとの世界を転送先に
設定することならできるかも。
ということは、そこは?
レイチェルやドロレスが来た世界だよ。
仮想現実体験装置を使って、
過去の世界に戻るのと同じということか。
なんだか、つまらないような。
とレイチェルが言った。
そうでもないよ。
レイチェルもドロレスも、
体験装置のゴーグルから解放されるし、
これは第一歩だよ。
それ使えば、私お母さんに会えるの?
とナディアが言った。
解説)
良い天気の日でした。
Nov 23, 2023
秋冬モード そのに
![a1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231123202257.files/a1.jpg)
サラたちの部屋でも衣替えは進んでいた。
![a2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231123202257.files/a2.jpg)
このスタジャン、懐かしいなあ。
メアリー=ケイトは
スムージーを作っている。
![a3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231123202257.files/a3.jpg)
サラはカーディガンを着込んでいる。
なんとなくみんな地味だなあ。
とパーカーを着たジェットが入っている。
![a4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231123202257.files/a4.jpg)
ジェニーたちも衣替えをしていた。
たまきとモモコは、
広場に登録に出かけたよ。
![a5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231123202257.files/a5.jpg)
文学青年もしっかり羽織を着ていた。
その本どうしたの?
ヴィヴィアンから借りたんだ。
![a6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231123202257.files/a6.jpg)
たまきとモモコは広場に
登録に来ていた。
みんな地味なので、
私たち、目立っちゃうわね。
![a7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231123202257.files/a7.jpg)
秋だから。
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231123202257.files/a8.jpg)
サラに着付けをしてもらった
子供たちも結構派手だった。
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231123202257.files/a9.jpg)
あっという間に日が暮れて、
今井舞はヤカンの水を飲んでいる。
解説)
着せ替え遊びの続きです。
文学青年の持っている豆本はセリアで購入。
「リトルフレンド 魔法本」(フジサキ)
ポリレジン製。
クリスマスグッズの売り場で見つけました。
Nov 22, 2023
秋冬モード
![b1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231122202458.files/b1.jpg)
広場には、さっそく
秋冬用に衣替えした人々が
コンテストの登録に来ていた。
![b2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231122202458.files/b2.jpg)
二人ともジャージなの?
私のはレザーのレーシングスーツよ。
とキャサリンが言った。
私は舞の真似したの。
お揃いみたいでしょ。
とうたが言った。
![b3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231122202458.files/b3.jpg)
私たちのジャンパーは本当のお揃いよ。
去年の冬も着てたもの。
とリタが言った。
今やドルフィンのユニホームだね。
とマスターが言った。
![b4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231122202458.files/b4.jpg)
池谷圭は農家の直販店の
ジャガイモの山を見ている。
![b5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231122202458.files/b5.jpg)
いつも高台の休憩所にいる
江本友恵が登録に来ていた。
岸さんもあったかそうね。
このジャガイモ貰おうかな。
愛煙家に出会えて嬉しいです。
とジャマイカからの観光客に言われている。
![b6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231122202458.files/b6.jpg)
皮ジャンは暖かいね。
私、こんなの着るの初めて。
とヘルミーネが言っている。
![b7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231122202458.files/b7.jpg)
みんな、ドルフィンの倉庫から借りてるのね。
そうなのよ。早いもの勝ち。
![b8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231122202458.files/b8.jpg)
マンゴー亭では、
CGたちが集まり、
アイスとスーザンと翠が話していた。
アイスは、やっぱりアイスっぽい服だね。
それどういう意味?
かっこいいってことじゃない。
![b9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231122202458.files/b9.jpg)
マヤの迷彩服もあったかそう。
![b91](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231122202458.files/b91.jpg)
ベランダでは、
今井舞が一人で広場を見下ろしていた。
季節の変わり目には
いろいろあったみたいだけど、
あっという間に
みんな秋冬モードになっちゃった。
解説)
19日から灰皿町のサーバがダウンして、
アクセス不能になっていましたが、
本日めでたく復旧されたようです。
人形日記も再開。
Nov 18, 2023
朝の広場と今井舞
![a1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231118202338.files/a1.jpg)
朝の広場。時間はまだ8時過ぎだ。
広場のほぼ中央のベーカリーの角に
紅葉の鉢が飾られている。
![a2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231118202338.files/a2.jpg)
マスターこれどうしたんですか?
作り物だけど、季節感出るから、
しばらく飾ろうかなと思って。
![a3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231118202338.files/a3.jpg)
そのトカゲ、何食べるの?
昆虫やカタツムリ。
でもクレスゾルっていう専用の餌があるのよ。
![a4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231118202338.files/a4.jpg)
今月も新規のコスプレの人、全然来ないね。
何か手立てを考えた方がいいかも。
とボニーが言っている。
![a5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231118202338.files/a5.jpg)
ずいぶん肌寒くなってきたわね。
そろそろ長袖に着替えなくちゃ。
と、うたとキャサリンが話している。
ひそこはハタハタと飛んでいる。
![a6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231118202338.files/a6.jpg)
昼過ぎになって、
今井舞がマンゴー亭を訪れた。
アンナ、そのヤカン貸してくれない?
あら。舞、外出なんて珍しいわね。
それにパジャマ着替えたのね。
![a7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231118202338.files/a7.jpg)
舞さん。そのヤカンは?
とマヤが尋ねている。
ジャージにはヤカンが必須アイテムでしょ。
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231118202338.files/a8.jpg)
この格好で、コンテストに参加できますか?
うーん。ジャージ姿のコスプレか。
ちゃんとヤカン持ってるし、いいわよ。
あ、そうだ。
いいこと思いついた。
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231118202338.files/a9.jpg)
ルビーはマイクを持ってアナウンスをしている。
みなさん。
急遽今月のコスプレコンテストの趣旨を変更します。
これまでコスプレ風の扮装を受け付けていましたが、
これからは、みなさんが秋冬モードの服装に着替えて来たら、
秋冬モードコスプレとしてコンテスト参加登録を受け付けます。
これからだんだん寒くなりますので、
こぞって早めに衣替えしての、ご参加をお待ちしています。
リタがおおー。と言っている。
解説)
前半は朝の自然光の情景撮影です。
今井舞も、ごくたまに登場する脇役的キャラクターで、
ドルフィンの二階の洋間で共同生活しています。
これまでずっとパジャマ姿で、
たまにベランダに洗濯物を干しに出たりしますが、
普段は屋内に引きこもっていました。
パジャマ姿の画像の初出は、
![a91](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231118202338.files/a91.jpg)
2021年2月28日「今日この頃」から再掲。
この時はまだ名前をつけていなくて、
舞は三面鏡の前でブラッシングしていたのでした。
Nov 17, 2023
ブラウンの回想 そのさん
![b1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231117202108.files/b1.jpg)
ブラウンが外に出ると、
ハンモックの方から声がした。
やあ、ここ、ここ。
久しぶりだね。随分探したよ。
![b2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231117202108.files/b2.jpg)
ハリネっていう、
大きなネズミに案内してもらったんだ。
仕事が嫌になる気持ちはわかるけど、
転送装置を盗んだのはまずかったね。
![b3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231117202108.files/b3.jpg)
こんなに早く見つかっちゃうとは。
僕の名を騙って、仮想現実体験装置の
情報を得ただろう。あんなことしなければ、
君の居場所はわからなかったよ。
あれは転送装置の改造に
どうしても必要だったんです。
まあ、それはそれとして、
ロボットたちの遺した
転送装置を盗んだのは重罪だよ。
あの世界の未来に影響を与えないように、
レプリカにすり替えておいたけれど。
さて、君をどうするか。
僕を殺すんですか。
そしたらあなたも
消えてしまうのでは。
ふむ。失踪したタイムパトロールを
追跡班が抹殺するというのはただの噂だよ。
たいていみんな生きている。
それより、君はタイムパトロールになって、
自分がやり遂げてきた仕事のことを、
悔やんでいるのかな。
悔やむというか、
そのことの意味がわからなくなっちゃって。
だったら、君に頼みたいことがある。
![b4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231117202108.files/b4.jpg)
あら、お話終わったんですか?
はい。
これからちょっと出かけてきます。
転送装置のある場所は、
ミトラに伝えておきました。
![b5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231117202108.files/b5.jpg)
ブラウンさん、
連れていっちゃうんですか。
ちょっとした仕事を頼んだんだ。
たぶん戻ってくると思うけど。
![b6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231117202108.files/b6.jpg)
その後、しばらくして、
ウェルズが、ペンギン前のスペースに顔を出した。
おお、もう冬支度なのね。
あったかそう。と言われている。
![b7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231117202108.files/b7.jpg)
ブラウンさんの件、片付いたの?
うん。結局どうするかは彼に任せることにした。
彼には、過去の自分を
タイムパトロールに勧誘する仕事を
してもらうことにしたんだ。
自分のしていたことに意味がなかったと思ったら、
過去の自分を勧誘するのをやめればいい。
そうすれば過去のブラウンは、
タイムパトロールなどにならず、
別の時間軸で科学者として平穏に暮らすだろう。
そうしたら今のあなたはいないんじゃないの?
![b8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231117202108.files/b8.jpg)
ここに今、僕がいるということは、
どういうことかわかるかい?
実は全ては決まっていて、
ループの中に囚われているようにも見える。
でも肝心なのは、
それが彼自身の意思の結果でもあることなんだよ。
まあ、僕自身のことでもあるわけなんだが。
色々大変なのね。
私、時間管理部に入らなくてよかったわ。
とミラが言った。
![b9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231117202108.files/b9.jpg)
広場では、旅芸人たちが
「ブラウンの歌」を歌っていた。
![b91](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231117202108.files/b91.jpg)
それ新曲ね?
ええ、ついさっき思いつたの。
解説)
またしても
よくわからない話の顛末のようでした。
Nov 16, 2023
ブラウンの回想 そのに
![a1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231116202432.files/a1.jpg)
ブラウンの話は続いていた。
そうして僕はタイムパトロールになりました。
任務にはいろんなケースがあるけれど、例えば、
テロや戦争の原因を過去に遡って未然に防ぐみたいなことです。
しかも次第にわかってきたことですが、
管理局が扱っている対象が、僕が生きていた世界の、
一つの時間軸に沿った歴史ばかりではなかったということです。
![a2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231116202432.files/a2.jpg)
何度も危険な目にあったけれど、僕は死ななかった。
でもいつも仕事がうまくいくとは限らない。
それに何度もさまざまな世界を旅していると、
ある特定の世界の時の流れを変えて、
ある時代に生きている人々の命だけを救うという、
自分のしていることの意味が
よくわからなくなってしまったのです。
![a3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231116202432.files/a3.jpg)
僕はすっかり仕事を続ける気が失せて、
管理局を出奔して近くの迷いの森に隠れたんです。
そこはさまざまな夢食いや魑魅魍魎が生息する
異世界の交差点のようなところでしたからね。
ただ時間管理部の追跡班に遭遇する可能性もあり、
もっと安全な場所で暮らすためには、
タイムマシンが必要でした。
![a4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231116202432.files/a4.jpg)
僕は再度、管理局の情報管理部に忍び込んで、
最近使用されたタイムマシンのデータを調べてみました。
管理局には僕と瓜二つのウェルズがいるので、
知人に出会っても怪しまれずにすむんです。すると、
ロボットが作った仮想現実体験装置というのが見つかった。
これは厳密にはタイムマシンとは呼べず、
装置が作り上げた特定の未来にしか行けない代物ですが、
別の高度な文明で開発された転送装置に
そのシステムが応用可能だと気がついたんです。
幸運なことに、最初にお話しした、
二体のロボットたちが残した転送装置がある世界は、
その仮想現実体験装置のある世界と一致していました。
![a5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231116202432.files/a5.jpg)
あとは実行あるのみ。
僕は迷いの森で知り合った夢魔のサルバドールと共に、
彼の案内で迷いの森の境界を超えて、
ハロウィーン祭りで賑わう町にやってきました。
その後、ロボット研究所の倉庫から転送装置を盗み出し、
ミューから仕入れた仮想実験体験装置のデータを元に、
改造した転送装置でこの世界にやってきたんです。
![a6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231116202432.files/a6.jpg)
ただその時空移動時の衝撃で
記憶を失ってしまっていたようですけど。
それから後のことはご存知の通り。
![a7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231116202432.files/a7.jpg)
面白いお話だったわ。
私は宇宙酒場っていうのが気になった。
それってどこにあるの?
そこですか。
銀河連合の所有している
宇宙ステーションの中にあります。
いろんな星で生まれた連中が来るんですよ。
でもその店に行ったいきさつは、
また別の話なので。
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231116202432.files/a8.jpg)
私はあなたが使った転送装置の行方が気になるわ。
まだ森の中にあるんでしょう。
あの時は意識がはっきりしてなかったけど、
今はしっかりその場所も思い出せます。
あとで回収に行きましょう。
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231116202432.files/a9.jpg)
その時、バンクが戸口を開けて、
声をかけた。
外にウェルズっていう人が来てますよ。
ブラウンさんにお会いしたいって。
一人で来て欲しいって言ってます。
解説)
ブラウンがサルバドールと一緒に町に来た時の画像は、
2023年10月18日「ハロウィーンは続く そのに」
の画像を再掲しています。
Nov 15, 2023
ブラウンの回想
![a1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231115202523.files/a1.jpg)
バーボンハウスでは、
ブラウンの頭に自白促進機が装着されていた。
これまだ使えるのかなあ。
スイッチ入れるわよ。
とナディアが言っている。
![a2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231115202523.files/a2.jpg)
ブラウンは一瞬目を白黒させている。
![a3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231115202523.files/a3.jpg)
記憶を取り戻したブラウンは、
おかげですっかり思い出しました。
と言って、しっかりした口調で、
話し始めた。
僕は管理局の時間管理部で
タイムパトロールとして働いていました。
![a4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231115202523.files/a4.jpg)
ある時、仕事で立ち寄った宇宙酒場で
二人組のロボットと知り合ったのですが。
![a5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231115202523.files/a5.jpg)
その時、昔話に花が咲いて、
彼らがかって、ある惑星を観察中に事故が起きて、
乗っていた円盤がその星の海に墜落した、
という話を聞いたんです。
![a6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231115202523.files/a6.jpg)
彼らは運よくその星の住人たちに救助され、
母星に帰るために転移装置を作った。
そして、救助してもらったお礼に、
転移装置をその星に残していったというのでした。
あ、記憶がまだ混乱してるようです。
転送装置の話の続きをする前に、
時間管理部で働く前のことを話しておきましょう。
![a7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231115202523.files/a7.jpg)
元々僕は、僕の暮らしていた世界で、
タイムマシンの研究をしていた科学者でした。
しかしある時実験が失敗して、爆発事故が起きて、
大勢の友人や同僚を失ってしまったんです。
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231115202523.files/a8.jpg)
責任を感じて何度か自殺を試みたけれど、それにも失敗。
悲嘆に暮れている時にウェルズという人に出会いました。
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231115202523.files/a9.jpg)
容姿が僕にそっくりなウェルズは、
自分は未来からやってきた、未来の僕なのだと言いました。
管理局という組織の時間管理部の調査員だといい、
僕をタイムパトロールとしてスカウトするために
やってきたんだと言ったんです。
どうして僕を選んだのかと聞くと、
![a91](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231115202523.files/a91.jpg)
君は死にたくても死ねないのだろう。
ということは、どんなに危険な状況に陥っても、
生き延びられるということだ。
どうしてかわかるかい。
目の前に未来の君が生きているのが、その答えだよ。
とウェルズは応えました。
解説)
二体のロボットの話したエピソードは、
2008年8月17日からの「おばあちゃんの家 番外編」で
描かれています。
そのシリーズから2枚の再掲画像を使用しています。
Nov 14, 2023
秋の夕暮れのあれこれ
![a1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231114202049.files/a1.jpg)
バーボンハウスのガレージでは
ナディアとイリスが話していた。
![a2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231114202049.files/a2.jpg)
イリスはお母さんの写真持ってないの?
![a3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231114202049.files/a3.jpg)
いつも財布に入れてたんだけど、
空襲でシェルに潜り込んだ時、
バッグから財布取り出すの忘れちゃって、
研究施設も居住地区も
空襲で全壊しちゃったみたいだから、
一枚も残っていない。
![a4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231114202049.files/a4.jpg)
その時、ツナが隣室からやってきた。
ミューが
アリスさんの写真データを転送してくれたよ。
プリントアウトして持ってきた。
翠っていう人が撮影してくれたんだって。
![a5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231114202049.files/a5.jpg)
これがアリスさん。あなたにそっくりね。
![a6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231114202049.files/a6.jpg)
そうそう、いつもこんなふうに、
口を半開きにして、
じっと人を覗き込むような顔するのが癖だった。
おかあさん、懐かしいなあ。
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231114202049.files/a8.jpg)
隣室では、舞子が部屋に持ち込んだ機械を、
レイチェルとドロレスが観察している。
これはなあに?
倉庫で見かけたのを思い出して
ここに運んできたの。
これは戦時中に使われた捕虜の尋問用の機械。
脳に特殊な刺激を与えて機密情報を採取するのに使われた。
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231114202049.files/a9.jpg)
ブラウンっていう人、
記憶をなくしているんでしょう。
これを使えば、何か思い出せるかもしれないと思って。
と舞子はいった。
ふーん。強制的に自白させる機械か。
何かの精神的なショックを受けて防衛本能が働いて、
記憶を失った状態でも、回復させることができるはず。
でも脳には相当負担がかかるんでしょう。
本人の同意が必要ね。
![a91](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231114202049.files/a91.jpg)
家の外は夕暮れで、
ブラウンがミトラと話していた。
![a92](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231114202049.files/a92.jpg)
外で寝るのは久しぶりだなあ。
私はいつもここで空を眺めたり、
瞑想したりして過ごします。
雨は滅多に降らないし、
空は時空の歪みに覆われていて、
いつものっぺりした青空ですから。
たまに薄雲が湧き立っては消えるのを
ずっと観ているのは、
世界の本質に触れるようで、
いいものよ。
ミトラは哲学者みたいだね。
![a93](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231114202049.files/a93.jpg)
ところで、ブラウンさんは本当に
過去のことを覚えていないの?
え?
何か秘密にしたいことでもあるんじゃないかって。
うーん。本当に思い出せないんだよ。
話によると転送装置みたいなものを使って、
過去の世界から来たのは確からしいけど、
前世はそうだったって言われたみたいな感じでさ。
思い出したいのは山々なんだけど。
解説)
今回もあれこれと。
アリスの写真は過去画像の再掲です。
Nov 13, 2023
寝床を作る
![a1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231113202234.files/a1.jpg)
バーボンハウスの前では
ツナが何やら工作をしていた。
![a2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231113202234.files/a2.jpg)
カブトムシ型ロボットのジョンが、
ロープの固定を手伝っている。
![a3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231113202234.files/a3.jpg)
これはなかなか丈夫そうな
ハンモックですね。
![a4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231113202234.files/a4.jpg)
住人が増えたので、
宿泊スペースが足りないの。
部屋を増築するまで
これで寝泊まりしてね。
イリスにもシェルの中で
寝てもらうことになる。
![a5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231113202234.files/a5.jpg)
これは快適です。
と言っている。
![a6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231113202234.files/a6.jpg)
バーボンハウスでは
イリスたちが話していた。
![a7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231113202234.files/a7.jpg)
あなたは母親のことを
覚えているの?
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231113202234.files/a8.jpg)
母は若い頃は、
軍の特殊部隊に所属していた軍人だった。
ロボット研究所の警備に
配属されていたって聞いたことがある。
私が生まれたのは
母が仕事を辞めてからのこと。
私に理系の才能があるとわかってから、
そんな母親のコネもあって、
特殊な教育施設ネオに入れられて育ったの。
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231113202234.files/a9.jpg)
政府や軍が強力にバックアップしてた
超エリート学者養成のための全寮制の施設ね。
その学校私も入れられそうになった。
私は将来CGになるって決めてて、
科学者になる気はなかったから、
母を脅かして断ったけど。
それでタイムマシンの研究開発を。
解説)
なんだか話が逸れながら
膨らんで行くようですが、
それはいつものことなのでした。
Nov 12, 2023
ウェルズの到着
![b1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231112210115.files/b1.jpg)
周囲には鬱蒼とした木立が続いている。
ここは森の中のようだ。
![b2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231112210115.files/b2.jpg)
これで移動するのは
あきらめた方が良さそうだ。
タイムマシンはシューシューと
音を立てている。
![b3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231112210115.files/b3.jpg)
ウェルズは茂みに降り立って。
![b4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231112210115.files/b4.jpg)
ポケットから小型の装置を取り出して、
マシンに向かってスイッチを入れた。
![b5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231112210115.files/b5.jpg)
すると空間が一瞬歪んで
マシンの姿がかき消えた。
![b6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231112210115.files/b6.jpg)
ウェルズは慎重に
銃を構えて
歩いていく。
![b7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231112210115.files/b7.jpg)
しばらく行くと
大きなハリネズミに出会った。
ウェルズは
やあ、ブラウン。
早速森の探索かい?
と言われている。
![b9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231112210115.files/b9.jpg)
ブラウン?
あ、私はブラウンじゃなくて、
ウェルズっていうんだ。
顔はよく似てるけれど。
ブラウンを知ってるんだね。
解説)
続きます
Nov 11, 2023
ウェルズの出発
![a1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231111211826.files/a1.jpg)
喫茶ペンギン前のスペースで、
シェリー博士とミラがコーヒーを飲んでいると、
管理局の仕事を終えたバグがやってきた。
![a2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231111211826.files/a2.jpg)
それ、何ていうコミック?
「モンスターズ・ユニバーシティ」よ。
![a3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231111211826.files/a3.jpg)
管理局でウェルズを見かけたよ。
皮のジャンパー着込んでたから、
どこかに行くのかな。
きっとブラウンを探しに行くのよ。
![a4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231111211826.files/a4.jpg)
ブラウンさんは、
もう仮想の未来世界に出現しているわよ。
探しに行くって言っても、
ミューの仮想現実体験装置がなければ、
無理なんじゃないの?
![a5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231111211826.files/a5.jpg)
管理局の時間管理部には
高性能のタイムマシンがあるんです。
ウェルズはベテランのタイムパトロール。
タイムトラべルは久しぶりみたいですけど。
この柿甘いなあ。
とバグが言っている。
![a6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231111211826.files/a6.jpg)
その頃、仮想世界の森の奥には、
変わった形の乗り物が出現していた。
![a7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231111211826.files/a7.jpg)
シューシューと音を立てている。
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231111211826.files/a8.jpg)
やがてハッチが開くと、
中にはウェルズの姿があった。
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231111211826.files/a9.jpg)
どうやら到着したようだ。
管理部にはこれしか空いてなかったけど、
この旧式のマシン、よく無事に動いたなあ。
デザインは50年代SF風で、
気に入っているんだけど。
解説)
時間管理部のタイムマシンは
1/6サイズのゴムボートや空気清浄機のパネル、
バービー用の馬車のシート部分などを
組み合わせたものを撮影しています。
接着工作したわけでなく、見かけだけの画像です。
Nov 10, 2023
ドーリスのことなど そのに
![b1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231110214748.files/b1.jpg)
マンゴー亭では話に花が咲いていた。
![b2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231110214748.files/b2.jpg)
ロボット研究所を軍の特殊部隊が
警備するようになったのは近年のこと。
アリスは倉庫の警備主任をしています。
私はロボット研究所に勤めて長いんです。
あ、そこにアルバムがあるんですね。
と言ってドーリスは、
卓上のアルバムを手に取った。
![b3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231110214748.files/b3.jpg)
これは研究所に勤め始めて
初めての仕事でドルフィンを訪れた時の写真。
研究所で開発されたロボット犬の外装を依頼したの。
もう14年も前だから、私も若々しいでしょう。
みんな写真と見比べて、
黙って聴いていた。
![b4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231110214748.files/b4.jpg)
これはサラさんの家を訪れて
研究所から逃げ出したロボット犬を
連れ帰った時の写真。
2年前の秋だったかな。
頭蓋骨の置物に、
お嬢さん、って呼ばれたのよ。
みんな黙って聴いていた。
![b5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231110214748.files/b5.jpg)
隣の広場では、
ゴキブリロボットにダルメが接近していた。
これ触ろうとすると逃げるんだよ。
とすずが言っている。
![b6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231110214748.files/b6.jpg)
そのとき広場にドーリスから呼ばれた
アリスがやってきた。
![b7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231110214748.files/b7.jpg)
人と待ち合わせているんですけど、
マンゴー亭ってどこですか。
ああ、この先だよ。
![b8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231110214748.files/b8.jpg)
ドーリスに会えたアリスは、
紹介されたマヤや翠と話している。
将来私が女の子を産んで、
イリスって名前をつけるなんて、
信じられない話ね。
そうでしょう。私も、
ナディアっていう女の子を産むらしいのよ。
とマヤが言っている。
![b9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231110214748.files/b9.jpg)
でも、もし女の子が生まれたら
自分のアリスっていう名前に似せて、
アイリスにしようかなと思ってはいたの。
アイリスって英語読みで、
ラテン系の言語ではイリスっていうのよ。
そうなんだー。
解説)
今回の前半はドーリスの紹介のようになりました。
ドーリスは、これまでに
2023年5月10日「海賊ブーム そのさん」
2021年11月26日「メメント・メメ」
2021年3月9日「犬の散歩 そのに」
2009年3月15日「研究所の犬」
などに登場しています。
Nov 09, 2023
ドーリスのことなど
![a1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231109203459.files/a1.jpg)
広場には、
サラたちの部屋を訪問していた
エリスと子供達が移動してきていた。
![a2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231109203459.files/a2.jpg)
今日はトカゲを連れて散歩?
子供達が懐いちゃって。
![a3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231109203459.files/a3.jpg)
ベスもダルメも驚いている。
![a4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231109203459.files/a4.jpg)
マンゴー亭では、
翠とマヤが肉まんを食べていた。
![a5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231109203459.files/a5.jpg)
ロボット研究所を警備している特殊部隊に
アリスっていう人がいるでしょう。
どういう人か知ってる?
![a6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231109203459.files/a6.jpg)
見かけたことはあるけど、
私が研究所にいたのは短い期間だからね。
そういえば事務員のドーリスと親しくしてた人だと思う。
![a7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231109203459.files/a7.jpg)
その時広場に、
ロボット研究所から
ドーリスがやってきた。
あのー、マヤさんいますか。
マヤなら、マンゴー亭にいるよ。
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231109203459.files/a8.jpg)
マヤさん。お久しぶり。
今日はこのお借りしていた
ゴキブリ型ロボットの返却を
バトラー博士から頼まれてきました。
博士がよろしくとのことです。
噂をすればなんとやら。
というか調子が良すぎる感じもするけど、
いま、あなたの噂をしていたところよ。
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231109203459.files/a9.jpg)
私は鷲尾翠。
マヤとはCGの仲間なの。
ドーリスさんは特殊部隊のアリスと
親しいってマヤから聞いたけど。
![a91](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231109203459.files/a91.jpg)
親しいって、仲のいい友人ですよ。
今日は非番のはずだからここに呼びましょうか。
解説)
住人の数が多いせいもあり、
ドーリスは忘れた頃に登場する
脇役的キャラの一人です。
Nov 08, 2023
ブラウンのことなど
![a1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231108202125.files/a1.jpg)
ブラウンはみんなと打ち解けて、
次第に日常生活に馴染むようになった。
![a2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231108202125.files/a2.jpg)
森に棲むハリネも
時々遊びに来るようになっていた。
この棘触ってみていいですか?
![a3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231108202125.files/a3.jpg)
もちろん。いいよ。
![a4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231108202125.files/a4.jpg)
気持ちいい?
![a5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231108202125.files/a5.jpg)
ブラウンは薪割りに斧を
振るっている。
![a6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231108202125.files/a6.jpg)
そこにイリスがやってきた。
ブラウンさん、精が出ますね。
あこれはどうも。
いい運動になります。
ところで、ずっと気になっていたんだけど、
あなたが森の中で意識を取り戻した時、
近くに何か機械のようなものがなかった?
![a7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231108202125.files/a7.jpg)
うーん。あの話ですね。
僕も思い出そうとしてみたんですが、
さっぱり記憶にないんです。
初めはぼんやりと夢を見てるみたいで、
森の中を彷徨い歩いているうちに
だんだん意識がはっきりしてきたので。
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231108202125.files/a8.jpg)
その頃、過去世界では、
翠が探偵事務所に帰ってきたところだった。
やあおかえり。
かっこいい服着てるね。
いいでしょ。
これ着たかったんだ。
何してるの?
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231108202125.files/a9.jpg)
向こうの世界で起きていることを、
アンから教えてもらっていたところ。
また新しい住人が増えたんだよ。
監視カメラで捉えた画像があるから、
見せてくれるって。
![a91](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231108202125.files/a91.jpg)
モニターにバーボンハウス前の
照明スタンドの監視カメラから
撮られた画像が表示された。
女性の方はイリス。
男の人はブラウンって名乗ってるけど、
この顔見たらきっと驚くよ。
とアンが言った。
![a92](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231108202125.files/a92.jpg)
あ。
この男の人は管理局のウェルズさんだ。
この前、ミラと一緒に事務所に来て、
仮想現実体験装置について色々聞かれたよ。
とミューが言った。
そっくりだけど、別人なんだ。
あの時事務所に来たのはこの人で
確かにウェルズって名乗ってたけど、
ブラウンというのが本当の名前。
とアンが行った。
私もこの服をきた人を広場で見かけて
ウェルズさんだと思って声をかけたけど、
その時は無視された。
あとでウェルズさんにそのことを言ったら、
思い当たることがあったみたいで、
急いで彼を探しに行ってた。
そっくりな別人がいるというのは、
わかる気がする。
と翠が言った。
それにこの女の人の顔は、
確かロボット研究所で警備を担当している
特殊部隊のアリスによく似てるわ。
イリスはアンのシステムが作ったNPCなんでしょ。
とミューが言った。
翠さんはアリスを知ってるのね。
イリスはアリスから生まれたの。
とアンが言った。
解説)
またしても
ややこしそうな会話に。
Nov 07, 2023
ブラウンとの出会い
![c1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231107202518.files/c1.jpg)
森の中から男性が現れた。
![c2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231107202518.files/c2.jpg)
私はブラウンと言います。
自分の名前以外、何も思い出せないんです。
![c3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231107202518.files/c3.jpg)
ブラウンは、
バーボンハウスの中に案内された。
ちょうど揃ってお茶を飲んでいた
ツナたちが話を聞いている。
![c4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231107202518.files/c4.jpg)
気がつくと森の中に倒れていて。
とブラウンが言った。
![c5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231107202518.files/c5.jpg)
この世界はね。
最終戦争で使われた兵器のせいで、
時空の歪みに覆われているの。
私たちが知っているのは、
わずかに残された森とこの周辺の瓦礫地帯だけ。
でもここで私たちは逞しくサバイバル生活を
しているっていうわけ。
とツナが言った。
戦争が終わって随分経つけど、
今でもたまに生存者が見つかる。
きっとあなたもそうなんでしょう。
よかったら一緒にここで暮らしましょう。
![c6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231107202518.files/c6.jpg)
一応、アンに報告したほうがいいよ。
この人、時空の歪みからきたのかもしれないし。
とレイチェルが言った。
![c7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231107202518.files/c7.jpg)
早速ツナたちは、
記録装置のモニターでアンにアクセスした。
![c8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231107202518.files/c8.jpg)
その人はドロレスやレイチェルと同じ
過去の世界から来た人。
記憶を失っているみたいだけど、
このまえ探偵事務所に来て仮想現実体験装置に関する
説明をミューから受けていた。
たぶんタイムマシンか転送装置のようなものを改造して
仮想現実体験装置のデータを入力してこの世界に来たのよ。
今のところ、わかるのはそれくらい。
![c9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231107202518.files/c9.jpg)
ふーん。アンは機械の中の存在なのに
過去の世界のこともわかるんだね。
![c91](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231107202518.files/c91.jpg)
範囲は限られているけれど、
装置の周辺で何が起きているかは、
いつもデータを集めているから分かるの。
その人は時空の歪みのせいで異世界から出現した
怪物やミズハのような存在ではないけれど、
私のシステム外の存在で、ドロレスやレイチェル同様に、
私にはコントロールできない自由意志を持ってるわ。
![c92](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231107202518.files/c92.jpg)
僕は過去から来たっていうことですか。
よくわからないけどロマンだなあ。
とブラウンが言った。
記憶を失ってるなら、
ただの人と同じだから安心ね。
とツナが言った。
![c93](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231107202518.files/c93.jpg)
記憶を失った時の旅人か。
何か思い出したらあなたと協力して
タイムマシンが作れるかもね。
とイリスが言った。
お友達になれそうね。
解説)
続きます。
Nov 06, 2023
サラたちの部屋と探偵事務所で
![d1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231106203433.files/d1.jpg)
サラたちの部屋は来客で賑わっていた。
![d2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231106203433.files/d2.jpg)
ジェットは吊り鉢のポトスに
水やりをしている。
![d3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231106203433.files/d3.jpg)
ジェイソンはデイリープラネットを読んでいる。
町のハロウィーン祭りの記事が載っているよ。
政府要人のお忍びの訪問も写真入りで小さく載っている。
ふーん。あのいつも笑っている人、来てたんだ。
![d4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231106203433.files/d4.jpg)
エリスとサラが話している。
事務所はこのところ立て込んでてね。
今日はダルメを連れて息抜きに来たの。
翠から噂は聞いてるけど、大変そうね。
なんならしばらく
この部屋に引っ越してきたら?
そうねえ。
![d5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231106203433.files/d5.jpg)
鈴木すずと池谷圭は、
コンテストの優勝景品のチョコを持って、
サラにコスチュームデザインのお礼に来ていた。
これ珍しいトカゲだね。
![d6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231106203433.files/d6.jpg)
ダルメとオセロは何やら話し合っている。
![d7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231106203433.files/d7.jpg)
その頃、探偵事務所では、
ミューとシェリー博士が話し合っていた。
仮想世界でまた新しく、
イリスやシェルっていう住人が出現したって。
どんどん住民が増えてるわね。
![d8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231106203433.files/d8.jpg)
イリスはツナやナディアみたいに、
システムが生み出したNPCなんでしょう。
ということは、何かの役目を
割り振られているっていうことかしら?
たぶん、システムのアンが
これから起きることを予想して、
対応するために生み出したんじゃないかと思う。
異世界からの侵入者に対処するために、
テレパシー能力をもつ舞子が生まれたように。
でもイリスは最終戦争の最中に
シェルター型ロボットの中で休眠して、
ずっとお墓に埋められていたっていうんでしょう。
![d9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231106203433.files/d9.jpg)
それも歴史的な事実なんだけど、
システムが創造しているっていうのも事実なのよ。
解説)
相変わらず場面や話題があちこちに飛んでますが、
後半はイリスの由来についての話です。
Nov 05, 2023
イリスの話など
![a1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231105210101.files/a1.jpg)
バーボンハウスでは、
ツナたちが集まってイリスの話をきいていた。
![a2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231105210101.files/a2.jpg)
戦時中に軍の秘密の研究施設で
制作していたのはタイムマシンなの。
![a3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231105210101.files/a3.jpg)
タイムマシンっていうと、
過去や未来に移動できるってやつね?
仮想現実体験装置に似てるわね。
![a4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231105210101.files/a4.jpg)
その装置の話はツナから聞いて驚いたけど、
軍の計画は、過去の世界に刺客を送って
敵の指導者の先祖を葬り、
戦況を優勢にしようとするもの。
![a5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231105210101.files/a5.jpg)
それって
どこかで聞いたような話ね。
とレイチェルが言った。
でも研究所は爆撃されて
完成間近だった装置は破壊されてしまった。
だから計画は頓挫しちゃったわけ。
![a6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231105210101.files/a6.jpg)
その時バーボンハウスの前では
バンクとシェルが立ち話をしていた。
このペンダント、私が保管することになりました。
そうですか。それは安心です。
チェーンを外すと、自由になった蝶は、
私を探して飛んでいきます。
それって何かのゲームにあったような設定ですね。
あれ、舞子どうしたの?
![a7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231105210101.files/a7.jpg)
森から大きなハリネズミが
男の人を連れてやって来たんだ。
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231105210101.files/a8.jpg)
私は森に棲むミズハの使いのハリネ。
また会ったね。ハリネ。
とソーダが言った。
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231105210101.files/a9.jpg)
森の中で迷い人を見つけたので、
案内してきたんだ。
森かげから茂みを分けて
男の人がやってきた。
解説)
蝶のペンダントは、ガチャで。
ネットで確かめると、本当は蝶ではなく蛾でした。
株式会社いきもんの製品で、
「鱗翅学者の私的標本アクリルマスコット2」(全十種)
の中の、「オオミズアオ」。
Nov 04, 2023
シェルの工作
![a1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231104202302.files/a1.jpg)
仮想世界のバーボンハウスでは、
レイチェルが蝶のペンダントに
チェーンをつける作業をしていた。
![a2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231104202302.files/a2.jpg)
これ、私がつけてもいいんですか?
とバンクが訊いている。
ええ。あなたは、家にいることが多いから、
保管役にぴったりということになったの。
![a3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231104202302.files/a3.jpg)
存在感あって
嬉しいなあ。
![a4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231104202302.files/a4.jpg)
イリスはどうしてる?
ツナが倉庫に案内してたよ。
記録装置に興味があるんだって。
![a5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231104202302.files/a5.jpg)
ツナとイリスは
倉庫から出てきたところだった。
あの装置、よく無傷で残っていたわね。
倉庫全体がシェルター仕様なのよ。
あなたの研究に利用できそう?
エネルギー源としては申し分ないわ。
![a6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231104202302.files/a6.jpg)
家の前のスペースでは
ドロレスが注目されていた。
![a7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231104202302.files/a7.jpg)
ツナが切り株を削って作ったかぼちゃの置物を
ドロレスがさらに加工していたのだった。
あとはこの頭頂の突起部分に
フードを接合すれば、出来上がりよ。
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231104202302.files/a8.jpg)
じゃあフードのパーツを外してください。
とシェルが言った。
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231104202302.files/a9.jpg)
これで顔らしくなりました。
よかったよかった。
![a91](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231104202302.files/a91.jpg)
いつも笑顔で安心できるわ。
などと言われている。
解説)
木製のかぼちゃの置物は
セリアで購入したハロウィーングッズを
そのまま使っています。
Nov 03, 2023
朝の広場
![e1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231103202532.files/e1.jpg)
まだ人通りの少ない朝の広場。
![e2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231103202532.files/e2.jpg)
魔術劇場も戻ってきて、
ヘルミーネが掃除をしている。
![e3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231103202532.files/e3.jpg)
どうしてこんなに
土がこぼれているのかしら。
![e4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231103202532.files/e4.jpg)
それはデジャの入り口に続く
通路の脇に並んでいる鉢植えを、
誰かが慌てて蹴飛ばしたりするからだよ。
![e5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231103202532.files/e5.jpg)
マンゴー亭には
歌好きの観光客のレオと、
マヤが来て肉まんをべていた。
![e6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231103202532.files/e6.jpg)
レオさんは毎朝ここに?
旅芸人たちの演奏が始まる前に、
広場を眺めながら、
この店で朝食を食べるんだ。
![e7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231103202532.files/e7.jpg)
人の少ない朝の広場は
広々として気持ちがいいね。
![e8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231103202532.files/e8.jpg)
ベーカリーの二階のベランダでは
うたとキャサリンが話している。
今日も暑くなりそう。
11月なのに夏日だってさ。
まだ厚着しなくて正解だね。
![e9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231103202532.files/e9.jpg)
ひそこが、ハタハタと
空を飛んでいる。
![e91](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231103202532.files/e91.jpg)
それを見て、
入間ルイが手を振っている。
![e92](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231103202532.files/e92.jpg)
ベーカリーでは
ルビーと翠が話していた。
ドルフィンのレンタル倉庫で
そのフード付きジャンバー借りたの?
うん、早い者勝ちだからね。
よかったわね。
今日はまだ暑そうだけど。
解説)
朝の光が綺麗だったので
撮影しようと思いつつ、
結局撮影は昼近くに。
それでも自然光だと、
光の感じが少し違います。
Nov 02, 2023
イリスの目覚め
![c1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231102203246.files/c1.jpg)
シェルは珍しがられて
みんなの注目の的になっていた。
収穫祭の火祭りは楽しかったですね。
ハロウィーンなんて何年振りでしょう。
それにここには、
人間やロボットやアンドロイド、ドラゴンもいる。
みなさん共存しているんですね。
やっぱり平和はいいなあ。
![c2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231102203246.files/c2.jpg)
君はロボットなの?
イリスの乗り物という意味では、
アンドロイドとも言えます。
戦争末期に特別に開発されたシェルターを
専用に使ってたイリスって、何者?
軍や政府の重要人物だったの?
民間人ですよ。でも秘密の研究所で
時間の研究をしていた科学者です。
![c3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231102203246.files/c3.jpg)
バーボンハウスでは
ドロレスがツナに、このリンゴおいしいよ、
と言っている。
![c4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231102203246.files/c4.jpg)
何してるの?
このTシャツ、イリスにどうかなと思って。
![c5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231102203246.files/c5.jpg)
ツナがガレージにTシャツを運んでいくと、
ナディアとソーダがいて、
ちょうどイリスが目覚めた時だった。
![c6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231102203246.files/c6.jpg)
ここはどこかしら?
と言っている。
![c7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231102203246.files/c7.jpg)
ここはバーボンハウスのガレージよ。
あなたはシェルっていう球形のロボットの機内で、
眠っていたの。覚えてる?
シェル。そう言えば、思い出したわ。
警報を受けてシェルの中に退避したんだけど。
その後激しい爆撃が。。。
シェルはどこに?
シェルは外にいるよ。
着替えもここに用意したから。
着替える前に、点滴外して、
その水飲むと元気になるよ。
![c8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231102203246.files/c8.jpg)
イリスは身を起こすと、
ごくごくとカップの水を飲んだ。
うん、これはおいしい水だね。
![c9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231102203246.files/c9.jpg)
イリスは着替えを済ませた。
よく似合ってるよ。
ありがとう。このTシャツのプリントの人誰?
大昔の有名人みたい、私もよく知らないの。
とツナが答えた。
解説)
またたぶん仮想世界で
エピソードが続きます。
Nov 01, 2023
コンテストの結果発表など
![a1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231101202511.files/a1.jpg)
ハロウィーンが終わっても、
広場はすぐ帰りたくない人たちで賑わっていた。
![a2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231101202511.files/a2.jpg)
箒持って、また空飛ぶの?
これは広場の掃除用。
あ、ルビーの発表が始まるよ。
![a3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231101202511.files/a3.jpg)
ハロウィーンのコスプレコンテストの結果を発表します。
厳正な審査の結果、
優勝したのはヴェネチア仮面祭風の
コスプレをした、鈴木すずちゃんです。
![a4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231101202511.files/a4.jpg)
おめでとう。
思ってた通りだわ。
と言われている。
![a5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231101202511.files/a5.jpg)
優勝カップを贈呈します。
すずは万雷の拍手で迎えられている。
![a6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231101202511.files/a6.jpg)
私たち、実は二人で子供だけどいいの?
もちろんみんな知ってるのよ。
ハロウィーンは子供達のお祭りだし。
![a7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231101202511.files/a7.jpg)
池谷圭は、
テレビ局のインタヴューを受けている。
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231101202511.files/a8.jpg)
優勝のご感想は?
ラッキーでした。
これから何をしたいですか?
早くすずちゃんに肩から降りてほしいです。
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231101202511.files/a9.jpg)
ベランダでは、忍者たちが話していた。
ああ、今年もハロウィーン終わっちゃったのね。
また来年まで出番がないのかなあ。
クリスマスにも又くればいいよ。
とうたが言った。
![a91](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231101202511.files/a91.jpg)
今年は賑やかだった割に、新鮮味がなかったね。
新しい扮装の人がほとんどいなかったし。
コスプレのアイデアが枯渇してるんじゃないの?
などと審査員のマンスフィールドさんと
ボニーが話していいる。
![a92](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231101202511.files/a92.jpg)
デジャでは、政府の要人と
アンジーが広場を見下ろしていた。
ハロウィーンも無事に終わりましたね。
ふむ。これで私も安心して職務に戻れる。
そうなんですか。
解説)
ハロウィーンも終わり、
次第に秋もふけていきます。