Nov 24, 2023
秋晴れの日
今日はいい天気。
木立の黄葉が進んでいる。
このところ、
毎日おでん食べてるみたいね。
そうかな。
その本2冊もあったっけ。
どんなことが書いてあるの?
煎じ薬の作り方とか。
ペンギン前のスペースには、
シェリー博士が探偵事務所から
休憩に来て、柿のへたをとっていた。
博士。
仮想世界の様子はどうですか?
ブラウンさんが残していった
転送装置を回収して、
みんなでかかり切りで調べてるみたい。
あの装置は元々、高度な文明に進化した
惑星から来たロボットたちが残していったもので、
管理局のタイムパトロールならともかく、
仕組みはとても理解できないんじゃない?
みんなで調べていると言っても、
実質はNPCのツナやナディアやアイリスを使って、
装置の人工知能であるアンが調べているの。
私たち人間には無理でも、
アンだったら理解できるかもしれない。
その頃仮想世界では。
ブラウンさんが改造した部分はわかったけど。
転送装置としては使えるの?
転送先を設定する機能はロックされている。
この装置を使っていたロボットたちが、
自分たちとコンタクトできなくするためだね。
へたにロックを外すと爆発するよ。
ブラウンさんはそのロックを迂回して、
仮想現実体験装置のシステムのデータを
転送先に設定して、ここに来たんだ。
だったら使えないね。
ブラウンさんと同じようにして、
もとの世界を転送先に
設定することならできるかも。
ということは、そこは?
レイチェルやドロレスが来た世界だよ。
仮想現実体験装置を使って、
過去の世界に戻るのと同じということか。
なんだか、つまらないような。
とレイチェルが言った。
そうでもないよ。
レイチェルもドロレスも、
体験装置のゴーグルから解放されるし、
これは第一歩だよ。
それ使えば、私お母さんに会えるの?
とナディアが言った。
解説)
良い天気の日でした。
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