Aug 07, 2024

鳥を探しに

a1

マークの家で。

一夜が明けて、
4人はいよいよ鳥探しの探検に
出発することにした。

よく眠れたねー。
液体ムヒ持ってきた?

マークはアマンダに、
また留守番を頼んでいる。


a2

今日もいい天気ね。


a3

4人は早速
ジャングルに分け入った。


a4

このあたりは滅多に人が
入らないんだ。


a5

樹海のようなジャングルは。


a6

延々と続くように思えた。


a7

しかし
やがて行手に沼地が。


a8

やっと風景が変わったわ。
この沼地を越えると
羽根を見つけた場所まで、
もうすぐだよ。


a9

ワニに気をつけて。
ヒルは防ぎようがないけど。
と言われている。



解説)
続きます。
Posted at 20:25 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Jul 07, 2024

七夕の日

a1

ところ変わって、
ここは町の広場。


a2

今日は七夕なので
竹が飾り付けられている。


a3

6月のコスプレコンテストは、
優勝者がいなかったんですね。
と今井舞がルビーに訊いている。

常連の応募者は多かったけど、
新規の参加登録者がいなくて、
協議の結果、優勝者なしで来月に持ち越し。
でも優勝者がいなくても参加賞はもらえるから。
みんなそっちがお目当てですからね。


a4

ナオミがコンテストの参加賞を
もらいにきていた。

今月はチョコパフか。
これ両手で掬っていいんですよね?
うん。


a5

参加賞をもらってナオミが帰宅すると、
たまきが短冊に願いごとを書いていた。


a6

これ、前にも書いたっけ?
もし人形なれたらどうするの。
人間の真似をして暮らすのよ。
複雑なのね。


a7

喫茶ペンギンの前でも、
はるながチョコパフをサービスに出していた。
バグとミラが何やら話している。


この前の波動。
どこかで魔族の蘇生の呪文が使われたようだね。
情報管理部は動かないの?

一応局長には伝えたわ。
でも反応はいつも通り。
世界はそこだけじゃないんだから、
って取り合ってもらえなかった。
局長は注意勧告に行くのが面倒なのよ。


a8

あの呪文が頻繁に使われるようになると、
ここの世界にとっては結構おおごとなんだけどなあ。
成功するには相当な呪力が必要なはずだけど、
そんなことのできる魔術師っていたっけ。
呪文を使った魔術師は特定できているの?


a9

一応情報管理部でチェックしてみたら、
波動の発生源はアフリカのジャングル。
大昔に魔族の都があった場所の近くね。
使ったのはそこに住む
フラハっていう男性の魔術師らしい。
これまで問題を起こした記録はないんだけど、
数百年は生きてる。


ふーん、そんな人がまだいたんだ。


a91

夜になって、
広場のベランダで、マヤとナディアの親子が
星空の天の川を眺めていた。
年に一度会える遠距離恋愛か。
ロマンチックね。
誰かのこと考えてる?



解説)続きます。
6月2日以降、生成AIで作った画像を使って、
撮影した人物画像と切り貼り合成してましたが、
今回は七夕なので気分を変えて、
久しぶりに情景セットで撮影しました。
Posted at 20:22 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Jun 07, 2024

高台の集落

b1

一行は緩やかな起伏のある
高台を歩いている。


b2

野性の花々が群生している。
先頭を歩いていた佳奈は、
あれは。
と思わず声を上げた。


b3

どうしたの?
今、こっちの方にゴリラがいたんです。
確かこの地域では珍しくないはずだよ。
それが、白っぽい服を着ていたんです。


b4

このあたり、土が踏みならされて
道になっていますね。
もう集落の近くだからね。
とアイスとラッセルが話している。

私の見間違いだったのかなあ。
と佳奈は思っている。


b5

あそこにいるのは普通の猿だし。


b6

佳奈のしょんぼりしている様子を見て、
ラッセルが声をかけた。
そういえば集落には
頭のいいゴリラがいるっていう噂を
聞いたことがあるよ。
君の見たのはそれだったかもしれない。
そうなんですか。


b7

似たような平坦な景色ですけど、
道幅がだんだん広くなってますね。
もうまもなく着くはずだ。


b8

民家が見える。
目的の集落に到着したようだ。


b9

男がじっとこちらを見ている。


b91

ラッセルは両手をあげて、
何か奇妙な言葉を告げた。

背後で家の住人が興味深そうに見ている。


b92

男も両手をあげて何か言っている。


b93

今のはなんだったんです。
挨拶をしたんだよ。
両手を上げるのは敵意がないことを示す
仕草なんだ。
前に来たことを覚えてくれていたようで、
クラウドなら家にいると言っていた。


ああいう人たちばかりなんですか?
彼は特別。
この集落のことを知った現地人が、
稀に移住してくるみたいなんだ。



解説)
続きます。
Posted at 20:54 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

May 07, 2024

メルティの世界で そのろく

a1

家の中に入ると屋内はぼろぼろだった。
あ、さっきのカエルがいるよ。


a2

大きなカエルが口を開いた。
ようこそ。
私はヘケトンと言います。
あなたがこの夢の世界のご主人ですね。
先ほどは息子たちを助けていただいて
ありがとうございます。
その上、たくさんの大きな滝を
思い描いていただいたおかげで、
池のお水が一気に増え続けています。

なんですって!
とメルティが言った。

もうすぐこの世界は一面の池水に
覆われることでしょう。
もっとも、この家は安全ですので、
いつまでもいてくださって構いませんよ。


a3

こちらにどうぞ。
メルティたちは客間に案内された。

まあ随分素敵なお部屋だこと。
風通しも良さそうね。
と、冗談はさておき、
ああ、私ったら。
こんなことになるなんて。
どうしようサラ。
とメルティはいった。

なんとか止めてもらえないかしら。


a4

二人は先ほどの部屋に戻ってみたが、
もうヘケトンの姿はなかった。

大丈夫。
全てが水とジャングルの世界になっても、
あなたの見ている夢なんだから、
きっとなんとかなるわよ。

でも、ジョンもピノコも、
シュレディンガーも猫たちも、
みんな外の世界からやってきた、
私のお友達でしょう。
溺れて死んじゃったりしたら、
私の夢の力では変えられないのよ。

とりあえず、この家を出て、
みんなのところに戻りましょう。
ヘクトンさんはいい人みたいだけど、
ここにいたら、掃除したくなって、
部屋が綺麗になったら
ずっと暮らしていたくなる気がする。
そうだね。

そばで聞いていたカエルが、
帰るの?
と尋ねた。
うんカエル。
もう帰れる場所はないよ。


a5

その頃、ピノコたちは困っていた。


a6

池の水がどんどん増水して、
とうとう、ここまで寄せてきましたね。
メルティたちは無事でしょうか。
舟に乗っているから、
池には浮かんでるはずだけど。


a7

ドア近くまで灌木が出現して
その縁まで池の水が増えているのだった。
うまいうまいと言いながら、
ごぶごぶと水を飲んでいる猫もいる。


a8

舟が見えない。
早く帰ってこないかなあ。


a9

このままじゃ溺れちゃうよ。
私泳げないのよ。
肉まんもうないの?
ひたすら眠い。
などと
猫たちは言っている。


a91

百猫の王シュレディンガー様。
お助けください。


a92

こうなったら、やむを得ないな。
メルティからは、
猫たちを通すなって言われてたけど、
みんなで扉から脱出しよう。


a93

その頃、
ジャングルの廃屋を後にした
メルティたちが目にしたのは、
茫洋とした一面のウォーターワールドだった。



解説)
続きます。
Posted at 20:23 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Apr 07, 2024

花の季節 そのろく

a1

堤防の桜の帯が
ほんのり色づいている。
そろそろ花盛りみたいだね。


a2

ということで、
ジェニーたちはお花見散歩に出かけた。
4人は多摩川にかかる睦橋の上から、
堤防の並木を眺めている。


a3

堤防は行き交う人で賑わっていた。


a4

まだほとんど散っていないね。
うす曇りの空だけど
かえって目に優しいわ。


a5

堤防の斜面を這うように伸びた枝も花盛り。
ここは撮影スポットね。


a6

探偵に声をかけられた。
振り向くとエリスもいる。
二人ともお花見に来ていたのだった。


a7

明神下公園の前では
これから堤防に行くという
ジェニーフレンドたちにも出会った。

提灯や屋台はないの?
今年のさくら祭りは
3月末日で終わっちゃったのよ。
今年は開花が遅れたから。
花見酒が。
などと言っている。


a8

屋台の撤去された公園の広場は
閑散としていた。
でもそこかしこに
シート広げてる人たちもいるよ。


a9

たまきたちは、公園の隅のオブジェを見ている。

これ鳥が翼を広げているところみたい。
翼の部分が日時計になってる。
面白いね。あの影の位置、
もうすぐ午後2時なんだ。


a91

やがて帰ってきた一行は
西陽の差し込む部屋で
留守番していた文学青年に報告している。

すごく綺麗だったわ。
それは良かったね、
僕も明日にでも行ってみるよ。
晴れるといいけど。
そうなの?


解説)
登場した公園のオブジェは
住谷正巳氏作「陽光と共に」。
福生市の鳥シジューカラがモチーフに
なっていると解説板にありました。
Posted at 20:27 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Mar 07, 2024

春の足音 そのよん

a1

シェリー研究所に
夢見の水を運んだピエールは、
ドロレスと話している。

今回はこれでおしまい。
いつも君が手伝ってくれて助かるよ。
見張り役だけですけどね。
迷いの森も春間近になって、
景色の変化が楽しいわ。


a2

そこに、シェリー博士とツナが、
探偵事務所から帰ってきた。

すっかり長居しちゃって、
帰りが遅くなっちゃった。
あ、ピエールさん、来てたの?
どうも。


a3


今、研究所の前に、
地味なシャツを着た青年が、
立っていたけどお知り合い?
あ、そうですか。
ずっとあとをついてくるので、
おかしいと思ってたんですが、
やっぱり尾行されてたのかな。


a4

ピエールを尾行していたバルは、
広場に戻ってルビーと話していた。

夢見の水が入った
容器を運んでいる人がいたので、
あとをつけてみたんですが、
シェリー研究所って表札のある建物に
入っていきました。


a5

ああ、それはね。
きっとピエールよ。
ピエールは立ち入り禁止になっている
迷いの森の泉から泉の水を汲んでくる、
密猟者って言われている人たちの一人。
最近は専属で、シェリー研究所に
水を運んでいるらしいの。
あなたは泉の水の精霊だから、
気になるのは無理ないわね。
止めて欲しいの?

別に全然構わないんですけど、
何に使われてるのか、
ちょっと興味があって。

だったら
シェリー博士に直接聞いてみればいいのよ。
ただ研究所の企業秘密かもしれないけど。


a6

バナナ売れてる?
とレイチェルが訊いている。
おかげさまで。
安くて甘いと評判で売れ行き好調ですよ。
ツナさんたちの住んでるところ、
バナナ園でもあるんですか?
密林に自然になってるのよ。


a7

サラたちの部屋では、
コーヒータイムの後で
みんなくつろいでいた。


a8

このロックフェスティバルのライブ盤、
前にジェニーたちの部屋で、
聴いたことがあるよ。
アイスたちのバンドの演奏すごかった。
そうでしょうとも。


a9

オセロはバナナをもらって
食べている。



解説)
ケイが持っている不気味なカバーのアルバムは、
2007年9月23日に開催された、
「吸殻山ロックフェスティバル」のライブで、
2022年3月15日「春めく日々 そのろく」
にも登場しています。


xx

バナナブレッドのプディングの
おまけ画像。
アルミホイルがなかったので、
加熱時に焦がしてしまいましたが、
味の方は美味しくできました。
レシピはネットから。
ラム酒を少々、仕上げに蜂蜜をかけています。
Posted at 20:25 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Feb 07, 2024

雪景色 そのに

a1

雪だるまは
広場の隅に移された。

やったねーと言っている。


a2

しかしどんどん溶けていって。


a3

もう消えちゃった。
と言っている。


a4

広場では雪かきが始まっている。


a5

マスター、替わりましょうか。
まだ大丈夫。


a6

さすが腰が決まっているなあ。
とヘルミーネは思っている。


a7

ベーカリーの屋根にも雪は積もり、
ベランダでは、ヴィヴィアンが
トマソンと話していた。


a8

魔法も使わずに
実物そっくりの6倍の大きさの
オブジェを作れるなんて大したものね。
何を作るか、どんなふうに決めてるの?


a9

夢で見るんですよ。
僕の芸術の源泉は夢のイメージなんです。
特に最近、
サルバドールっていう人に会ってから、
全てが6倍の大きさの、
リアルな部屋の夢を
よく見るようになりました。
そこで見たものがヒントになるんです。

サルバドール。
あの夢魔が後押ししてるのね。

あ、泊まれる場所探しているなら、
魔術劇場にいらっしゃいよ。
宿代が浮くわよ。
とヴィヴィアンは言った。


a91

マンゴー亭では、
今井舞がチャイナドレスに着替えていた。

それ前にここでアルバイトしていた
レイラが着ていた服でしょう。
春節用に着たらって、貸してくれたの。
不思議なコーディネイトだけど、
よく似合ってるよ。
などと言っている。



解説)
雪だるまは数時間で
溶けてしまいました。
トレイに乗せて撮影しています。
Posted at 20:22 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Jan 07, 2024

たまきの竜退治

a1

たまきの生成AI画像芝居が始まった。

昔々あるところに、
小さな村がありました。
村人は平和に暮らしておりました。
子供達が花摘みをしています。


a2

ところが、ある日突然、
子供達はパニックになって、
村に逃げ帰ってきました。



a3

岩山に住むドラゴンが現れたのです。


a4

私が退治しましょう。
とお城の少女剣士は言いました。


a5

私も加勢するわ。
ともう一人の少女剣士も言いました。

a6

二人はドラゴンの住む岩山に向かい、
激しい戦いが繰り広げられました。


a7

戦いは長い間続きましたが、
二人の活躍は素晴らしく。


a8

とうとう、
二人の実力を認めたドラゴンを
従わせることができたのです。


a9

少女剣士は、
ドラゴンに乗って凱旋しています。


a91

それはそれは、
凛々しい姿でした。
めでたしめでたし。


a92

これでおしまいね。
あー面白かった。
とジェニーとナオミが言っている。


a93

ところで最後の少女剣士が
乗っていた不気味な動物はなあに?
気がついた?生成画像では、
ああいうことがよくあるのよ。



解説)
今回の画像生成AIの画像は、
Seaartというサイトで制作して、
少女剣士の顔の部分を統一するなど、
少し修正しています。
Posted at 20:44 in n/a | WriteBacks (0) | Edit
August 2024
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
       
Search

Categories
Archives
Syndicate this site (XML)

Powered by
blosxom 2.0
and
modified by
blosxom starter kit

新規投稿