May 22, 2025

恐竜観察

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シノとミトラは北に向かって
湖の探訪に出かけている。

ミトラさん、その腰の
チェーンのついた鉄球は武器なの?
これはスクラップを潰す時に使う工具。
でも振り回せば武器にもなるわ。


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随分歩いたわね。
ヒゾッコの報告だと
距離的にもうそろそろの筈よ。


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やがて湖が見渡せる場所に出た。
山も見える。

プテラノドンが群れているようね。
山が近いから滑空してくるのに、
便利なんでしょうね。


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二人は岸辺を回ってみることにした。

あれはガリミムスだわ。


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パラサウロロフスや
向こう岸にはサイカニアもいる。


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ヒゾッコが言ってた
プラキオサウルスの群れね。


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二人は十分に恐竜を観察できたので、
湖を後にした。

ここは来る時に通ったルートね。
ちょっと待って。
恐竜が左右から近づいて来るみたい。
ここはダッシュして。


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二人はダッシュして
その場を走り抜けた。
鉢合わせしたのは、
テリジノサウルスとアクロカントサウルスだった。


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出会い頭に
アクロカントサウルスの咆吼が轟いた。
テリジノサウルスは身構えている。


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アクロカントサウルスは
首筋に噛みつこうと突進した。


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しかしテリジノサウルスは
体を捻ってかろうじて攻撃を交わすと、
巨大な鋭い爪を
アクロカントサウルスの腹に突き立てた。


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激しい死闘の末にテリジノサウルスは
勝利の雄叫びを上げている。
茂みから見ていたシノの姿に気がついたようだ。


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テリジノサウルスは鈍足で追ってきたが、
今の戦いで体力を消耗していたようで、
途中で諦めたようだ。

ミトラこっちこっち。

恐竜は足を止めています。
もう大丈夫のようですよ。



解説)
続きます。
Posted at 20:38 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Apr 22, 2025

アイスたちの探索

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ナディアたちと二手に分かれたアイスたちは
急斜面の崖を登っていた。

私は必死で蔓草を伝って登ったけど、
あなたは吸盤がついてるし、
手足が伸びて楽そうね。
とレイチェルが言っている。


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ヤビーは崖を登り切った。

何か見えますか。
見渡す限りジャングルよ。


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南のジャングルと
あんまり変わらないなあ。
本当に別世界なんでしょうか。


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私、ちょっと高く上がって、
周りの様子や
透明なバリアの存在を確かめてくる。
とアイスがいった。

私たちを見失わないでね。

ヤビーの赤い色を目印にするから、
もし川があったら、
川筋にでもいてちょうだい。
上から見つけやすいから。
そういうと
アイスは上昇していった。


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二人はジャングルを進んでいく。

南のジャングルとは、
やっぱり違いますね。


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小川がこの先で、
本流に注いでいるみたいだから、
そこでアイスさんの戻るのを待ちましょう。


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あ、あそこに誰か。


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二人の姿に驚いたようで、
女性と鹿は走り去っていった。


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追っていくと、
さっきの鹿が振り向いている。

レイチェルさん、そこに。
水辺の草むらからワニが這い出してきた。


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ワニは素早い動きで
ヤビーに襲いかかった。



解説)
続きます。
Posted at 20:23 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Mar 22, 2025

フリマは続く そのに

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フリマは今日も
賑わっていた。


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マンゴー亭でミラたちが話している。

変わった彫像買ったのね。
目が三つで、腕が6本。
腕に巻き付いてるのは蛇でしょう。
すごい想像力。
でも三つ目の生物って結構いるのよね。

アイスはどこに行ったの?
フミコのブースを作るって、
言ってたわ。


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アイスの勧めでフミコもお店を開いていた。
並べているのはアクセサリー類で、
早速注目を集めている。


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これって昔の魔族の人が作ったんですか。
そればかりじゃないけど、
そういうネックレスも混じってるわ。
身につけてるといいことがあるかも。


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局長とサラは、ジェットと交代して
店番をしている。

この「キネマ旬報」の表紙の
俳優さん誰ですか?
とエトナが訊いている。


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古すぎて誰も知らなかった。


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アフリカのマークの集落から来た男性が、
水筒を買っている。
とても売れると思っていなかった
ジョー軍曹とエルザは驚いている。

ジャングルでは
こういう頑丈なのがいいんですよ。


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ロベリアさん。初日からずっと。
そうなのよ。私目移りしちゃって、
選ぶの苦手なの。


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友恵は服とバッグで
微妙にピンクの色合いが違うことに気づき、
バッグを買う決断をしたようだ。
同系色のトカゲのレプティが
嬉しそうにみている。


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フラハさん。バンダナお似合いですね。
向こうの様子はいかがです?

至って平穏ですよ。
集落の外れのホテルに泊まっている連中は
滅多に集落まで来ることもなく、
もっぱらジャングルの自然環境を
満喫しているようです。
しかしここも平穏ですなあ。

何もないのが一番です。
考えずに済みますし。



解説)
続きます。
Posted at 20:23 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Jan 22, 2025

宇宙ステーションへ

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あそこって、
もしかして転送装置で行くの?
そうなの。
ちょっとした酒場なんだけど、
宇宙ステーションの中にあるのよ。


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私と同じように
この上に乗ってね。
と言い終わると、カコの姿は消えていった。


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サラは言われた通り、
発光しているプレートの上に乗ってみた。


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ふっと一瞬意識が途切れ、
気がつくとそこは。


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無事に転送できたようね。
まっすぐ歩いてこっちに来て。
とカコが呼んでいる。


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ここはステーションの下層の隅っこの方だから
ちょっと歩くわよ。とカコが言っている。


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随分大きな宇宙ステーションなのね。
元はレプテュリアンの母船だったんだけど、
今では宇宙連合が改造して使っているからね。
彼らの古い転送装置があるのは昔の名残。
宇宙連合って?
あなたたちの星だと国連とかそういう感じかしら。
銀河系宇宙の様々な惑星文明の連合体。
あ、姉の勤めている管理局とは全く別組織よ。
あれはあれで結構厄介なの。


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この向こうはどうなってるのかしら。
そこのボタンに触ってみて。


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サラがボタンに触れると
白っぱく発光していた窓の
向こうの視界が開けた。

なんか人がテレビ見てるみたい。
そこは制御室のひとつね。
会話中なのよ。


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あの突き当たりのドアの向こうが
宇宙酒場。
通称エデンって呼ばれてる。


a92

カコがドアの前に立つと
センサーが稼働して、
音もなくドアが開いた。


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やあカコさん
いらっしゃい。
という声がした。



解説)
続きます。
Posted at 20:24 in n/a | WriteBacks (0) | Edit
May 2025
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