Feb 26, 2005

百日紅(2000.9.26)


濡れ縁に座って
池の小魚を眺めていると
きものを着た隣の人が
スポーツ紙を読みながら歩いている

こちらも三面記事を見ながら
お茶を啜り
百日紅の終わりの花のフリルのような花びらを
いじったりする

これから日光へ紅葉を見に行ったり
横浜に釣りに行ったりとも思うけど
テントの中の人形劇が
何か輪郭を求めてさまよっているのがわかる

そして 夜 夏はまだ

「あの日々」と言ってみたくなる

Posted at 09:39 in poem | WriteBacks (0) | Edit
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