Feb 26, 2005

虹(1999.8.24)


橋がある

その橋は光でできていて
だからもっと強い光の中では
透けてしまう

その橋を歩けるのは僕ではない
でも橋を歩くのは儚い人だともいえない

いったい垂線はどのあたりにある?
空からの垂線が届いている山のどのあたり?

それは
お話があるあたり
橋は光に透け
お話のかたまりが見えているところに
降りるから

垂線が貫く
橋は儚くはない

Posted at 09:39 in poem | WriteBacks (0) | Edit
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