Feb 26, 2005

反る板(1999.6.29)


小屋の
板が浮いてくるので
5寸釘を打つ
反りの力は
とめることはできない

余りというものは
追求することで
レポートも書ける
でも余りは
反る板のように
いつもヒトから浮き上がる

熱い昼の舗道に
虹の余剰が飛沫になって降ってくる

小屋は彩られた家になり
また雪洞になる
つかの間 余りを旅して

それから飛沫が沈むと
葉裏が照りかえる
梅雨の晴れ間に
海のにおいがくる
道を歩いている

Posted at 09:39 in poem | WriteBacks (0) | Edit
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