Feb 26, 2005
瓶の底(1998.11.17)
破線のような形で
瓶の底から立ち昇るものがある
薮は死んだ
羽黒蜻蛉のひらひら伸びる航跡も
誰もいない
両側に木々がある道
瓶の底
微かに乾いた澱
ジャムの瓶
破線のように散るもの
沈んだ藪
雲が
瓶の上の
宙に
しんしんと
http://haizara.net/~shimirin/blosxom/blosxom.cgi/poem/poem126.trackback
writeback message: Ready to post a comment.