Feb 26, 2005
鏡(1998.10.27)
鏡には
ふさわしい断片がある
反り返って
そして
燃えてしまう紙
反り返って文字は
識別の閾値を超え
砂に解けてしまう
鏡には
彼の父の文字があって
悶えながら
反り返り
燃えて
彼が父になる
そのドブ板の隙から見える
鏡のひとひらには
ふさわしい文字の
染みが
見る眼から投射される
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