Aug 15, 2005
自宅サーバ上でのblogコンテンツの展開
いろいろとblogをインストールしてみての印象だが、このblosxom blogがいちばん「増殖」させやすい。
Debian GNU/Linux sargeの正式packageとしてtDiaryがあるが、これはrubyベースである。日本人が始めたrubyにはとても興味があるが、曲がりなりにもソースを読むのはPerlが慣れている。
でもtDiaryは、自宅サーバにアカウントを持つユーザが多く、それも独自で設定できるユーザが多いのなら、いい選択だろう。rubyに関連するが、Momonga Linuxはrubyベースの日本人のやっているディストリビューションだという。概要を読んでみると、おもしろそうなディストリビューションだ。それにアイコンが可愛い!
Movable Typeはまず、ライセンスの問題がちょっと引っかかる。GPLでないので、増殖があまりできそうもない。
灰皿町ではNucleusも使っていて、これは使いやすいし増殖は楽だが、一まとめに管理しようとするので(cssファイルなど)、ユーザが戸惑うことがあると思う。これはPHPがMySqlなどのデータベースと連係していて、ディストリビューションによっては、それらのバージョンアップ時に、いろいろと確かめる必要も出てくると思う。この点においては、Debian GNU/Linuxは古いバージョンもずっとサポートされるので問題はない。まあ、ユーザの戸惑いの一点が問題ということかな。
tDiaryとNucleusはGPLなのでライセンスの点で安心。もちろんblosxom blogも
バックアップの点では、MySqlのデータはとても簡単にできる。また、このblosxom blogも簡単だが、web上のファイルのオーナー、グループには気をつけなければならない。気をつけるというかバックアップ時に理解していなければならない。
blosxom blogは初めは非常に小さいプログラムなので、好きなようにカスタマイズの必要がある。Perlが好きな人はおもしろいかもしれない。ぼく程度の技術でも多少おもしろく感じる。カスタマイズするうちにいろいろと覚えていく感じ。右のリンクにあるSTARTER KITを使えばpluginなどの導入が楽だと思う。
あとrss出力を考えると、どうも文字コードはutf-8を使うほうがいいようだ。あとで面倒くさくない感じ。この点、MySqlやPHPがからんだものだと、そこでの文字コードの設定もあるので、独立したPerlのblogのほうがやりやすいことになると思う。
『Debian辞典』によると、ベース文字コードをutf-8にするのは時期尚早と書いてある。上のことからいくと、いっそ全部utf-8で遊ぶということが考えられるが、まだ時期尚早というということだろう。しかし、XMLやRSSの技術は発展していくと思われるし、将来的にはwebのblogコンテンツを扱ううえでもデスクトップの文字コードはutf-8にされていくのかもしれない。でもやはり時期尚早の感じですね。
writeback message: Ready to post a comment.