Jun 28, 2023
レイチェルの体験
![b1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230628203009.files/b1.jpg)
ここはどこだろう。
![b2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230628203009.files/b2.jpg)
モノトーンの世界のようだ。
![b3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230628203009.files/b3.jpg)
色彩が蘇り、
視界が次第に鮮明になってきた。
岩壁の前には瓦礫が散乱している。
![b4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230628203009.files/b4.jpg)
しばらく歩いていくと、
地面に刺さった支柱の上に
奇妙なオブジェがあるのが見えた。
![b5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230628203009.files/b5.jpg)
頭部にツノのある両腕を腰にあてた
人形の直立像のようにも見える。
体には様々な部品が埋め込まれていて、
精密に作られているようだが、
いろんなスクラップを寄せ集めただけの
オブジェのようにも思えた。
![b6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230628203009.files/b6.jpg)
この仮想世界って、
どこまであらかじめ設計されているのかしら。
体験者の想念も反映されたりするのかしら。
などと考えながら、
レイチェルはさらに歩いて行った。
![b7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230628203009.files/b7.jpg)
やがてレイチェルは、
岩壁にもたれて足を伸ばしている
いかにもロボットらしい外見の物体を見つけた。
![b8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230628203009.files/b8.jpg)
レイチェルが近づくと、
その物体はブーンという
低い振動音を発し始めた。
休眠状態から目覚めかけているようだ。
![b9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230628203009.files/b9.jpg)
その時別の振動音が
レイチェルの耳に届いてきた。
音の方を振り向くと、
瓦礫に埋もれた広野の中を
一台のサイドカー付きのバイクが
こちらに向かってくるのが見えた。
解説)
続きは次回に。
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