Feb 26, 2005

接合点(2000.2.15)


だけれども
僕は接合点をみつける
その地点は
そこから街を切開できるポイントのように思われる

その接合は花鳥を飛ばすことができる
周囲の木々
蜜鳥の羽のささやき
きっと
木の幹にそれぞれ隠れた少女たちは
戻っているように見える

低血圧の街の地面
たぶんあの暗い木の洞から現われるように見える少女は
明るい春から走ってきている

(微細な罅がその球面に
 入るだろうか)

そんなことはけしてないと思う
あの真っ白い法的文書の虚妄が
告げている
告げている正当性を

Posted at 09:39 in poem | WriteBacks (0) | Edit
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