Mar 19, 2005

ヒヤシンス

ヒヤシンスというのは春の花のなかでも清れつさからいったら1、2を争うだろう。
俳句には、その花の典型というべきイメージが表れているのがあるので、『歳時記』を開くことになる。

春来ぬと風憂かりけりヒヤシンス
  水原秋桜子

この時季、曇天と晴天がかわるがわるという感じに「憂かりけり」というのが合わさる。春愁という言葉もあったかな。

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