Apr 27, 2025
朝の散歩

夜が明けて、朝もやの中、
弱肉強食のタフな1日が始まっていた。

おはよう。
爽やかな朝ね。
お出かけ?
散歩に出かけるの。
じゃあ私も付き合うわ。
とナディアが言った。

いい天気になりそうね。
恐竜観察には最高。
あら、何の鳴き声かしら。

散歩って。
アンキロサウルスの散歩よ。
私は背中に乗って森林浴。
この子、アンキローって呼んでるの。

ナディアは低空飛行をしながら、
付き合うことにした。
みすずさん、恐竜と会話できるんですか。
少しはね。
それも私がここに住みついた理由の一つよ。

あら。
こっちに来るのは、
やばい奴じゃないですか。

ティラノサウルスは、
巨大な頭部をみすずの至近に伸ばして来た。

今、何言ってたんですか。
俺の背中にも人を乗せてみたいって。

何だかなあ。
とナディアは思っている。
解説)
続きます。
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