Sep 15, 2024

集落での会話

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ルビーとフレイムは
シーザーの家を後にした。


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随分ジャングルを楽しんだし、
そろそろ帰ろうか。
まだ集落は見てないわよ。


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二人がマークの集落の中心部にさしかかると、
ビールケースを運んでいるアンドレアに出会った。


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アンドレアは緊張している。

あなたのことは、アイスから聞いてるわ。
とルビーが言った。
元ジゾックスの首領のローズと二人で
お店をやってるんだってね。
ここで真面目に更生して暮らしてる限り逮捕はしない。
でもそういうふうに決めたのは私たちのグループだけ。
国際組織やCGの方針は変わらないから、
別の場所で発見され次第、命の保証はないわよ。

わかってるわ。
恩にきてる。
とアンドレアは言った。


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ここがあなたたちのお店「豹変亭」ね。
いい感じのお店じゃない?
とルビーが言っている。

儲かりまっか。
ぼちぼちでんなあ。
と話している。


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これはお店の奢りよ。
ローズがよろしくって。

嬉しいけど、そういうのは無し。
ちゃんと払わせて。


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フレイムが店内を見ると、
店はぼちぼち繁盛しているようだった。


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アイスや佳奈が言ってたとおりの
雰囲気の店だね。
などと話していると、
リンがテーブルにやってきた。

あのー。今、アイスや佳奈って聞こえたんですけど、
もしかしてお二人のお知り合いですか。

そうですけど。あなたは?

私はリン。
この集落を拠点に遺跡調査をしている探検家です。
あ、調査をしていた、といえば正確かしら。
今は調査を中止して資料の整理をしているの。

なるほど、アイスと佳奈から
彼女たちが参加した遺跡調査のあらましは聞いています。
よかったら、こっちで一緒に飲みませんか。


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テーブルに来たリンとクラウドとハンスは、
さっそく打ち解けて、話が盛り上がっている。

レプテュリアンや宇宙人との遭遇の話よりも、
ルビーとフレイムが、魔術師フラハの家に設置された
魔法の扉を使ってこの集落にやって来たという話が、
みんなの関心の的のようだった。

そんな便利な扉ができたとは。
最近、見慣れない旅行者が増えたってよく聞くけど、
そのせいだったのね。
しかし、そのうち古代遺跡の存在が
知れ渡っちゃうんじゃないかな。

扉はアイスが魔法で作ったもので、
そのことを知っている人も限られています。
古代遺跡のことはご存知のように
魔族やレプテュリアンも関わっているので、
私たちも公にするつもりはなく、
扉を使える人も限定するつもりですが、
遺跡調査に行ったあなた方なら心配ないでしょう。
とルビーが言った。

アーネストやアンドレアやマークも
知ってるの?

知ってますよ。
でもアーネストやアンドレアは、
多分使わないでしょうね。
とフレイムが言った。



解説)
続きます。
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