Jul 13, 2024
新たな出会いなど
![a1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240713210842.files/a1.jpg)
喫茶ペンギンの前で、
バグとミラが話している。
はるなが今日のサービスはバナナです。
と言っている。
![a2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240713210842.files/a2.jpg)
今度の波動はすごかったね。
発信源はこのすぐ近くだよ。あんな強力なの、
これまで体感したことがなかった。
この近くっていうことは、
魔族のハリー一家が怪しいわね。
使われたのは前のと同じタイプの蘇生の呪文だ。
情報管理部に戻って、
詳細を確かめてこようか。
![a3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240713210842.files/a3.jpg)
でも報告あげても、
局長動くかなあ。
あ、このバナナ甘くておいしいね。
なんだか癖になりそう。
![a4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240713210842.files/a4.jpg)
友達の佳奈から、
さっき旅行のお土産にもらったんです。
佳奈はアフリカに行ってたんですよ。
とはるなは嬉しそうに言った。
![a5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240713210842.files/a5.jpg)
その頃、魔術劇場に招かれたフミコは、
ハリーに面会していた。
おや、これは新しいお客人かな。
フミコって言います。
![a6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240713210842.files/a6.jpg)
アイスは知ってるわよね。
うん。顔馴染みだよ。
フミコはね。大昔にアフリカで生きていた魔族の人、
私が魔法を使って頭蓋骨から蘇生したのよ。
なんとお前、あの蘇生の呪文を唱えたのか。
正確には古代の魔族が使っていた呪文だけどね。
アフリカで栄えていた古代の魔族っていうと、
お父さんのご先祖かもしれないわよね。
ふむ。魔族と言っても色々だからね。
アフリカに魔族たちの都があったという話は聞いているが、
それ以前に、すでに魔族は世界に分散していた。
よくご存知ですね。
おっしゃる通りですわ。
私たちの都の歴史は、
魔族全体の歴史のごく一部なのです。
とフミコは言った。
![a7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240713210842.files/a7.jpg)
その頃、マンゴー亭では、
ルビーたちが話していた。
それでラッセル、
これからどうするの。
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240713210842.files/a8.jpg)
あそこの遺跡調査はほぼ終わり、
副葬品が入手できれば希少で学術的な価値もあるが、
なにせ所有者が蘇っちゃったからね。
遺跡の存在もとても公表するわけにいかない。
最終的にはクラウドたちと相談して決めることだけど。
僕はまたどこか別の秘境を探すよ。
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240713210842.files/a9.jpg)
いくつになっても探検をやめないで、
新たなロマンを求め続けるあなたらしいわね。
それでさっき話していた大きな鳥の羽根の話は?
うん、巨大な鳥の発見にはロマンがあるんだが、
もし魔法や魔族が絡んでいるとすると、
僕の求めるロマンとはちょっと違うんだなあ。
![a91](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240713210842.files/a91.jpg)
私は一人でも出かけて行って、
マークと一緒にその鳥を探したい。
せっかく友達になれたんだし。
でもマークの集落まではあまりにも遠いのよね。
と佳奈は言った。
解説)
続きます。
WriteBacks
http://haizara.net/~shimirin/blog/kirita/blosxom.cgi/20240713210842.trackback
writeback message: Ready to post a comment.