Jun 06, 2024
高台まで
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湖で休憩を済ませた一行は、
さらに奥地に向かった。
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蔦や灌木が生い茂って歩きにくいので、
アイスはナタを取り出している。
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しばらく行くと、
先頭にいた佳奈が、
今、樹上で何か動いたわ。
と言った。
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アイスが見上げてみると。
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豹が様子を伺っている。
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アイスはナタを握りしめて
身構えた。
待って。
左の木の上にも。
とラッセルが言った。
![a7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240606204758.files/a7.jpg)
二匹の豹が様子を見ている。
二匹ともまだ子供のようだ。
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240606204758.files/a8.jpg)
結局何事もなく
一行は静かにその場を通り過ぎた。
襲ってきたら、
眉間に一撃喰らわすところだったわ。
君の噂はルビーから聞いてるよ。
心強いボディーガードだね。
などとアイスとラッセルが話している。
あの豹の子可愛かったなあ。
と佳奈は思っている。
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240606204758.files/a9.jpg)
さらに進むと、やや傾斜があり、
先頭にいた佳奈が声を上げた。
こんなところに小川があります。
それは高地からあの湖に注いでいる、
いくつもの湧き水の一つだよ。
![a91](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240606204758.files/a91.jpg)
一行は水筒の水を補給するために
小休止することにした。
ここで水浴びできそう。
とアイスがつぶやいている。
![a92](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240606204758.files/a92.jpg)
周辺を見て回っていた佳奈は
オウムを見つけた。
このオウム、全然逃げないですよ。
と言っている。
![x93](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240606204758.files/x93.jpg)
一行が数時間かけて
ジャングルの傾斜を登り切ると、
高台が開けていた。
山があんなに迫っている。
この高台の向こうに集落があるんだ。
ここからは割と平坦で快適だよ。
解説)
続きます。
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