Dec 06, 2023
ミニもみの木を飾る
今日もすっかり暗くなった。
ジェニーたちの部屋では、
相変わらずおでんを食べていた。
食卓にはそれぞれ、
小皿に好みの具が、
取り分けられている。
こんにゃくに
味の染みた卵が
うまいんだ。
味が染みているといえば大根よ。
タコの足も美味しい。
私は里芋とちくわ。
はんぺんと昆布でしょう。
などと言い合っている。
鍋は熱々に、
保温されている。
棚の上には、
小麦粉の雪を被った
ミニツリーが飾られていた。
サラたちの部屋では、
メアリー=ケイトが
ラーメンにありついていた。
味噌ラーメンできたわよ。
餃子もあるから豪勢でしょ。
見た目ずいぶん素朴な感じね。
こういうのが美味しいのよ。
エリスはミニツリーに
小麦粉をかけて粉雪風にしていた。
この作業、毎年恒例になったわね。
毎年小麦粉をこぼしてしまう。
ミニツリーは部屋の隅の
棚の上に飾られた。
メアリー=ケイトの旅行の話や
懐かしいアルバムの話。
賑やかな食後の団欒に
花が咲いている。
窓にはツリーの灯りが映って、
平穏な秋の夜のひと時が更けていく。
解説)
今日も取り立てて
何事もなく。
WriteBacks
http://haizara.net/~shimirin/blog/kirita/blosxom.cgi/20231206202803.trackback
writeback message: Ready to post a comment.