Dec 05, 2023

もみの木を飾る

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仮想世界では、ツナたちが、
相変わらず転送装置の改造に
取り組んでいた。


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アンもアドバイスをしている。
そこはそうして、
あそこをあれに変えてみたら?


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そうか。
ここをこうして、
あそこをあれにすればいいのか。


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ドロレスは、
ハンモックで昼寝していた。


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メリメリ、という音に
目覚めると、目の前に、
もみの木がずんずん生長している。


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これは一体。
ミトラも変化に気がついて、
瞑想状態から起動したようだ。


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木立の影からハリネが顔を出した。
このもみの木は、ミズハからの
贈り物だよ。

そうだったの。
これ、飾り付けしましょうよ。
とミトラが言った。


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ミトラは、さっそく
倉庫から電飾装置を
運び出してきた。


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急速に生長したもみの木に、
ツナや昆虫型ロボットたちが、
電飾を設置している。


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これはなかなか
華やかだね。
夜景が楽しみだわ。
などと言っている。



解説)
仮想世界でも
クリスマスの準備が。
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