Jul 13, 2023
朝のひととき そのさん

それって重くないの?
けっこう重いし視界も制限されます。
ダメじゃないの。

ああ、気持ちいい。
思わず、ウォータ。
って叫びたくなる気分。

ツナはガレージからバイクに乗って出てきた。
今日は東のエリアに屑拾いに行くよ。
東のエリアは瓦礫の広がる未調査地域なので、
運よく壊れたシェルターが見つかれば、
貴重な食料や資材が手に入る可能性もあるの。
ツナ缶あるといいね。
とバンクが言った。

危険な肉食の生物がいる可能性も。
そこで私が必要なんだ。
だからサイドカーには乗れないから、
後部座席に乗ってね。
とコーダが言った。

生存者が見つかるといいんだけど。
視界が静止して一瞬モノトーンになった。
ツナの声はよく聞こえている。
これ、何か法則性があるのかしら。
とレイチェルは思った。

あ、ツナ。
言い忘れてたけど、
さっきラパスと交信していて、
過去から人が来てるって話したら、
ぜひ会いたいから遊びに来るって。
それと卵の殻の話をしたら、
自分もドラゴンの子供を見つけたので、
連れていくって言ってた。
私は今日は裏の畑にいます。
と言ってミトラはハッチを閉じ始めた。

了解。さっそく作業モードね、
じゃあ、レイチェルさん
そろそろ出発しましょう。
ドロレスは?

初めての人には遠出は危険すぎる。
ドロレスさんは、
ここで、ゆっくりしてて。
よかったら射撃の練習したり、
近くを散歩したり自由にしててね。
ラバスが来たら、
話しでもしててくれると嬉しいわ。

散歩するなら、
わたしがエスコートしますよ。
と頭上から声が聞こえた。
ドロレスが見上げると
ヒゾッコが上空を大きく旋回しているのが見えた。
解説)
なんとなく慌ただしい
朝のひとときでした。
WriteBacks
http://haizara.net/~shimirin/blog/kirita/blosxom.cgi/20230713202455.trackback
writeback message: Ready to post a comment.