Mar 19, 2023
局長との会話と屋台の話
悪魔になったヴィヴィアンさん当人と
コンタクトが取れましたよ。
あの人相変わらずやりたい放題で、
魔法をやたらに使っていますが、
大きな問題はないようです。
あなたたちは、
特に指令を受けているわけじゃないから、
報告の義務はないんだけど、
せっかくデビルや魔族のいる町に
引っ越したんだから、
時々彼らの様子を見に行ってね。
はい。驚いたのは、
特に魔術劇場のある界隈は
精霊で溢れかえっているんですよ。
魔術劇場の中には異世界への扉もあって、
私は吸血鬼たちの世界を、
バグは兵隊フィギアたちの世界を
見学させてもらいました。
いいわね。
あなたたちは暇で。
勤めてるって言っても、
週に何日か出勤するだけでしょう。
私なんてこのところずっと忙しかった。
春先になると、あちこちに、
シンバルを叩いて
眠っている花を目覚めさせに行ったりするのよ。
それって局長の仕事なんですか。
違うんだけど。
代役を頼まれるので断れないの。
ようやく春になってきたので、
一息ついた感じね。
今度時間ができたら、
ぜひ町の方に遊びにきてくださいよ。
美味しい肉まんの店があるんです。
ご案内しますよ。
そうね。
その節はよろしくね。
局長と別れた二人は
管理局に向かっていった。
局長来るかなあ。
肉まんって聞いて
目が光ったから、きっと来るよ。
などと言っている。
その頃、ケントは、
バービーたちが帰った後の
マンゴー亭を訪れていた。
ここは屋台だったと聞きましたが。
町に屋台はずっとあるんですか。
店の人たちは忙しそうだから
私が説明すると。
とリタが言っている。
15年くらい前に
アンジェリーナが、
自分でお店をやりたいって言い出して、
ドルフィンで店の骨組みを作ってもらって、
始めたのが最初の屋台ね。
詳しいんですね。
私ああいう小さなお店
結構好きなのよ。
このマンゴー亭みたいな、屋台風、
簡易食堂を手伝ってたこともあるの。
そこはちょっと改装して
焼き鳥のお店になったんだけど。
一年近く働いてたかな。
リタさんはてっきり
ドルフィンのスタッフの方かと。
スタッフになったのは、
一昨年の2月14日からよ。
ケントさん、
町の食文化にも興味を持ったのかな。
とエトナは思っている。
解説)
今回も過去の画像をいくつか再掲使用しました。
2021年3月11日「フローラの夢」
2008年3月29日「アジア風の屋台 そのに」
2015年8月17日「簡易食堂 そのさん」
2016年4月3日「春の焼き鳥」
よりピックアップ。
後半はリタの過去の紹介みたいになりましたが、
簡易食堂を手伝っていたことは、
検索して過去画像を見るまで忘れていました。
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