Jan 20, 2023
メルティの世界で
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男は扉の出現に驚いているようだった。
ずっと扉を探していたんだ。
でもその扉は鏡がついてないね。
メルティはどこ?
彼女はこの近くに倒れていたんで、
ベッドまで運んで寝かせているよ。
よく眠っているみたいだよ。
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男はメルティのいる場所に向かう途中、
起こった出来事を話してくれた。
男は、あれから帽子を探し続けたが
見つからず、元の世界に帰る方法も
わからないので、
結局、再発見した鏡の扉を使って、
ここに戻ってきたのだという。
するとメルティが倒れていたので、
ベッドまで運んだ。
そうしているうちに、
あった筈の場所から
鏡の扉が消えてしまったので、
どこかに出現しないかと
部屋の壁伝いに探していたのだといった。
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メルティはぐっすり眠っているようだ。
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黒猫のマリアがそっと
忍び寄ってメルティの頬を
ペロリと舐めた。
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ヒャ。冷たい!
と言ってメルティは目覚め、
あたりを見回した。
あ、サラね。
また来てくれたのね。
それにあなたは謎のカウボーイ。
![a5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230120202439.files/a5.jpg)
男はこれまでのいきさつを
メルティに話した。
メルティはさっそく
この肉まん大きくて美味しいねと
言っている。
私ね。夢を見てたの。
ハリーによると、この世界は
私が見ている夢だっていうことなんだけど、
夢の中で眠って夢を見るなんて
ややこしくて変よね。
こんなこと初めてだわ。
![a6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230120202439.files/a6.jpg)
そこは雪山のようなところで、
白兎たちが何か話していた。
![a7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230120202439.files/a7.jpg)
聞くと、
先生、この子はもうだめなんでしょうか。
衰弱が進んでいて、今晩が峠だね。
ずっと眠ったままの生涯だったなんて。
おや、血色が良くなっている。
何だか持ち直したようだよ。
どうしたんだろう。
なんて話している。
声に聞き覚えがあったので、
思わず、それって私のこと?
と聞くと、あっちに行け。
って言われて。
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230120202439.files/a8.jpg)
私はとぼとぼ
林の間の道を歩いていたの。
そしたら、
小枝が風に揺れて雪の塊が
落ちてきて。
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230120202439.files/a9.jpg)
思わず、ヒャ。冷たい!
って叫んだら、目が覚めたの。
解説)
雪山のシーンは、
図柄がプリントされたシートを
使って撮影しています。
これもセリアで。
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