May 20, 2022
ハリー家の会話
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私のことならご心配なく。
と言ってカーミラは立ち上がった。
![d2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20220520205712.files/d2.jpg)
鏡の前で何やら唱えている。
![d3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20220520205712.files/d3.jpg)
鏡の中に顔が現れ。
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カーミラに移り変わっていった。
![d5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20220520205712.files/d5.jpg)
こんな感じでどうかしら。
あまり変わんないかも。
とヴィヴィアンが言った。
美は普遍的なのよ。
![d6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20220520205712.files/d6.jpg)
ねえお父さん、
さっきからチェシャ猫みたいに
笑ってるその猫
もしかしてマリアでしょ。
![d7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20220520205712.files/d7.jpg)
薄い煙と共にマリアが現れた。
やっぱりヴィヴィアンには
バレちゃったか。
カーミラ叔母さんこんにちわ。
私、去年からこの町で暮らしているんです。
最近ハリー叔父さんの魔術劇場ができたので、
時々遊びに来ていて、今日もね。
マリアのお転婆ぶりは相変わらずね。
そうそう、さっき叔母さんとヴィヴィアンが、
この建物に入っていくのをみてたんだけど、
ヴィヴィアンが平然としてたので驚いた。
あなた日光が苦手なんじゃなかったっけ?
うん。
あなたと遊んでた子供の頃はそうだったけど、
あれから体質が変わったの。
![d8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20220520205712.files/d8.jpg)
ヴィヴィアンは進化した種なんだよ。
そう言いながら
ハリーは瓶を取り出すと赤い液体を
大きな金属製のゴブレットに注いだ。
これは私が調合した飲み物だ。
味は変わらないから試してみるといい。
わー美味しそう、いただきまーす。
とヴィヴィアンが言った。
![d9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20220520205712.files/d9.jpg)
これを飲み続けていれば、
吸血行為も必要なくなるんだが。
ヴィヴィアンは頑固だからねー。
私は進化しても伝統文化を守りたいの。
血を吸わない吸血鬼なんて厭。
解説)
賑やかな会話が
絶えないのでした。
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