ヤマクニブー
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沖縄の料理・食材の窓


ヤマクニブー




 沖縄では、小満芒種(スーマンボースー)の梅雨がおわると、夏至南風が吹きます。南南西の季節風らしい。10メーターくらいの風のときも、そよ風のときもありますが、とても心地よい風で我々にとても愛されています。この頃、市場に出回るのがヤマクニブー(山九年母)と呼ぶモロコシソウです。蒸してあります。食べるものではありません。部屋につるして蚊遣り・虫除けにしたようです。レキオスの店内にも下げてあります。香りはスパイシー。沖縄語で九年母といっているから、香りは柑橘系かも。那覇の辻という場所の粋な遊郭のお姐さんたちは、ジュリと呼ばれていましたが、彼女たちは着物と一緒にヤマクニブーを箪笥にしまったようです。お洒落なジュリはシャネルじゃなくてヤマクニブーをまとったのです。

 さあ、きれいなジュリの匂いを想像して、ヤマクニブーへLet's try !


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