Jan 20, 2008
ミロ
「文藝」の特集が桐野夏生さんなので、買いに行かなくちゃと思いながら本屋に行きそびれていたら娘(長女)が買ってきてくれた。わたしが仕事の日に病院に検診にきて家に寄り、わたしの大好きなフルーツタルトも置いていった。まだひとりで外出するのは怖いようで、ちょうど休みの彼と一緒に。わたしは桐野さんの大ファン。何年か前にパソコンを使い始めたときハンドルネームは「ミロ」だった。桐野作品の女探偵、村野ミロ。強くてカッコよく、エネルギッシュに行動するミロにつよく憧れた。そう、自分にはないものへの羨望だと思う。
「顔に降りかかる雨」を古本屋でたまたま手にした時から、もう何年も桐野作品を読み続けてきた。連載中のものは単行本になるのをひたすら待つ。タイミングよく朝日新聞で「メタボラ」が連載されたときは毎朝読めるのですごく嬉しかったが、週刊誌を買ったりはしない。
「ダーク」で久しぶりにミロに再会した。この文庫はすごい売れ行きだったらしくわたしの周囲にも読んだよ、という声をいくつか聞いた。
「文藝」で、桐野さんは「作者でさえ予測できない展開になっていった」と述べている。そして次回があるかもしれない、それはミロのサバイバルになる可能性があるとのこと。楽しみだ。
桐野さんは村野ミロではないけれど、やはりカッコよく美しい女性。
主婦であり、母親でもある。すごい。
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