Aug 04, 2007
テッセン
新聞に中原中也と長谷川泰子の話が載っていた。最後のページで記者は、
彼女の生き方を「テッセン」という初夏に咲く花に喩えていた。
六枚のがくが美しく、人は魅了されるけれど、
鉄のように強い蔓で何かにからみついている。
(自立できない)
強がっていても、頼れる人がいると甘えてしまう、
女性記者は自分もそうだと書いていた。
たしかに、強がりでいることは「強いこと」ではないから、
誰かを頼りにしたいし、こころのよりどころも欲しい。
精神的な(或るいは生活面でも)、「支え」を求め続けて、
自由奔放に生きた長谷川泰子という女性に改めて興味を持った。
そしてその生き方をあの紫の表情を見せるテッセンという花に
重ねてみた記者の視点もまた面白かった。
きっと若い女性記者なのではないかしら、と思ったりした。
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てっせん
はじめまして。
倉田です。いつもtabをお読みくださり、ありがとうございます。私も多摩川を見て、そこで遊んで、育ちました。さて、流火草堂こと安東次男師の吟に、こんなのがありました。
てつせんのほか蔓ものを愛さずに
こんばんは。
倉田さん、はじめまして。
はい、tabは楽しみに拝見しています。
安東次男さんの俳句は知りませんでした。
さすがに「灰皿町」住人の方からいただくコメントは
違うなー、、と感じています。
これからも、どうぞよろしく。
Posted by すみれこ at 2007/08/05 (Sun) 23:33:14
こんばんは。
テッセンというのは、そういう意味だったのですか。
不覚です。
最近はクレマチスが多く、絶滅危惧種のカザグルマに会うこともありません。
灰皿町、植物園園丁をやっています。
よろしく??
Posted by peco at 2007/08/11 (Sat) 00:21:35
コメントありがとうございます
ぺこさん、こんにちは。
わたしは植物のことはあまり知らないのですが、
文芸的に関連する記事は興味深く読みます。
今度はそちらへ遊びに行きますね♪
よろしくお願いいたします。
Posted by すみれこ at 2007/08/13 (Mon) 15:29:10
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