Dec 30, 2005
つばきだ!
昨日の気持ちを引きずっていたので、欝みたいだった。さぶをとてもながく散歩させた。
セナとの散歩道の半分は行ったろう。
こんなことで、さぶは逞しくなってきた。
写真はカメラが壊れたらしく(!)また半分しか撮れなかった。
そんなので、わたしの欝気分は持続してしまった。
いらいらとして、午前中をすごした。
本は年末用に結構買ったが、年内は例年のように手がつかない。
ネットで「日本の椿花」という本を見ながら、椿の発注をした。
それが一番面白い作業だ。
毎年40本くらいは買うが、最近は少しは園芸の面白さがわかってきてる。
牡丹を買った新潟の業者さんに、電話をして来秋の椿まで予約をした。
みんな小さくて、わたしの年齢と競争のような気がする。
椿の生産業者というか、開発をしている業者の社長さんと話をしたのは二人目だが、とても印象がいい。
ブルーミング( 青くする)させるためには、珪石や軽石などを使うこと。
椿にはもともと青はないのに、火山活動なんかがでそれに近い色を出すようになったこと。
三倍体も面白いが、7ヘクタールもあるので、昆虫が悪さをして面白いものができるなんて話。
感動しちゃう。
椿を作っている人は真摯で、気さくで印象がいい。
ツバキと犬と・・・・・・人嫌いも悪くはない。
Dec 29, 2005
マラルメもみんな「要らない」と叫ばれた・・・、
母に、育った犬を見せに行った。ついでに情けなくなった、クリスマスローズに水をやろうとしていた。
母が風邪気味なのでその帰りに墓の掃除をしようと思っていた。
具合が悪いと言っていたので、家にいると思っていたが、留守だった。
犬はウッドデッキで遊ばせていたが結局、温室に閉じこめて母を捜しに近所のクリニックにいった。
幸いそこにはいなかった。
ウッドデッキに座って犬の相手にくたびれたころ、母が戻ってきた。
母と話していたら、わたしのなかにいっぱい悲しみと怒りがたまっていたようで号泣してしまった。
このまじめな母に育てられてきた。
このまじめな母にしばられてきた。
これは同義だ。
そして、それから開放されるまで「病んだ」のだと思う。
昔の話だ。
寝不足だったのかもしれない。
わたしのとめどない涙に母は狼狽していた。
一日そうしていて、夕方、倉庫に本を探しにいった。
汚くなってうち捨てられていた、プロレタリア文学の機関紙「戦旗」などをわたしは持っていて、研究者にあげると約束したのだ。
当時ウェイトレスだった佐多稲子や、夫窪川鶴次郎の、名がはいっている。
見つからない。
また、来ねばならない。
母はやさしかった。
でも、この家はわたしが来るのを拒んでいる。
本も、ビデオも、ライティングデスクも、マラルメも、はてはアルバムまで、何の断りもなく要らない」と叫ばれ倉庫に詰め込まれた。
わたしの部屋はほかの人のものになった。
わたしを歓迎してくれるものもなければ、いる場所ももはや無い。
わたしは弟一家にすべてを明け渡した。
葬式のあと、しかも父の49日も済まないうちに。
そして弟だけがいる。
つまり、お嫁さんもこないまま一年。
老人の喘息は死活問題なのだ。
身勝手も大概にしてくれ!
何をやってあげようとも、不平をいう人たちとつきあうのは、まっぴらだ。
恩にあずかっていて、「恩にきせる」から嫌だというくらいならさっさとケリをつけて、付き合わないことだ。
こういうことを昔の人は罰当りといい人でなしと言ったはずだ。
そういう言葉が「死語」になってしまった今、恩人になど決してなってはいけない。
わたしとの同居は、母がかたくなに拒む。
長男という言葉が、母の口をついて出る。
やっぱりわたしは、たたき出されたのだ。
父は病床で3度も「お前はどこに住むのか?」ときいた。
それは、暗にここに住んでほしいということのように聞こえた。
わたしは最後に、子供のいる弟に・・・と言った。
父は不服そうな顔をした。
癌の進行は一定までいくと速やかだった。
だがすこし、具合のいいときに、そんな会話をした。
父は遠いように見えて、とてもちかい存在になっていた。
わたしが注射をぬいたりして、二度目は長引いたので「痛いよ」といわれたが、それはわたしが悪かったのだ。
父はわたしを信頼していた。
いつも「小遣いあるか?」と聞いて、わたしは一回も貰ったことが無い。
一回くらい貰っておけばよかった。
Dec 28, 2005
正月のうちあわせ。
母から、電話がかかってきた。やつがしらが、なんとか言っている。
もう年なのだから、こちらも作って持っていく。
わたしは母に昆布巻きを頼んで、こちらでは煮豚、筑前煮、以前戴いた商品券で蟹、さしみを買って行くことにした。
あとはケーキかなんか。
正月の準備は重労働である。
同級生も「なければいい」といい、NYの友人も「冗談じゃないわ!」(英語だった)と言った。
ドイツ人の女も言いそうだな。
世界中の女が、そんなことを思っているとしたら傑作だな。
Dec 26, 2005
25日を過ぎるといきなり、暮れが立っていた。
わたしは、身内にたいしては直情的らしい。なんということはない、昨日の誕生日のわびしさを根に持っているのだ。
なにもいらないから、遠くに引っ越そう。
問題ばかり持ってくる、身内なんていらないやなどと思っていました。
犬のリードなどを買いにいくとき、もうしめ飾りがあっていきなり押し詰まった暮れになっていました。
父の墓を掃除しなくては。
あざみばかり可愛がってるわけではないけど。
おにいちゃんは、どんどん成長してゆく。一ヶ月の違いでこんななのかと思うほどあざみはあかちゃん。
もう大分、犬らしく鼻も高くなってきたけど公園で、こんなに歓迎されても震えているのです。
しかもお兄ちゃんは、帰宅途中に逃走。
お散歩が大好きになりそうです。
Dec 25, 2005
死にそうにひどいクリスマス・イブ
お酒を飲んだ、お坊さんから電話があった。「お誕生日おめでとう!」
わしは明日だっちゅうのに。
ありがたいが、この記憶違いはもう長い(笑)
それから始まった話は、ずーっと昔、お世話になった人が「ああ、こう」言ってるとか、「親が長生きのしすぎだとか。」
この人父親のときも言っていたなあ。
わたしが休暇をとって看護の手伝いをしたっけ。
そう思ううちにわたしはキレてしまった。
こういうことでは、相手は年上なのにいつも「説教」をしてしまう。
そののち、彼はオーロラを見に行くツアーがあると言った。
「おお、行きてえっ!」
もしそれが実現するなら行きますよ。
でも、この人の話は・・・・・だ。
そんな酔っ払いの「おばさんみたいな」話につきあっていたら、深夜でした。
クリスマスイブは、たぶん世界中で一番ケーキを食べる日だ。
わたしはなし。
台所で、こそこそ密豆を食べ「蜜をいれるか、どうかで葛藤している。」情けないおばさんである。
ツバキの芽を摘まれた方がひどいけど、これからこんな葛藤ずーっと死ぬまでなんだよ。
まあ、わたしはダイエットではなく、闘病なのだからしかたない。
犬のサークルを囲いにして、植物を守ります。
写真は「ソロモンの指輪」風です。
奥に三倍体の鉢があります。
ちょっと暗いねー。
Dec 24, 2005
サワフタギは反対が多く落とされちゃいました。
サワフタギは反対が多く落とされちゃいました。これで、うち沈んでいるところに、期待の曙という椿の芽を犬達に堀り返されました。
種ができて奇跡
芽がでて奇跡。
この椿こそ、この世にない・・・ようなものだったのに。
あざみのお尻をたたき、「きーっ!」
Dec 23, 2005
あろうことかサワフタギがオークションにでている。
小学校にいく道にあったきれいな実が、サワフタギだと知って同じ道を何度も通った。いつからかサワフタギはなくなっていた。
施設の裏なので管理はずさんだ。
枯れたのかもしれないし、持っていかれたのかもしれない。
サワフタギはそれから見ていない。
一昨年、東北の業者などにあたった。
30センチ。
それが一番の答え。
今日は、ヤフーにサワフタギが出ている。
大きい。
悶々としていて、母に相談したら期待通り「反対」。
この人は、いつでも反対。
Dec 22, 2005
グルダファンです。
アマゾンで一枚、一枚釣り上げたグルダ。コレクションというほど通じゃありませんけど今度買った「ピアノ協奏曲 第20番 二短調 k466」ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 k467」は、いわゆる垂涎の一枚でした。
指揮はアバド。
こういう天才は、もうきっと出ない。
モーツアルトの少ない短調の曲は、これが一番有名かな?
さぶが一緒に21番を歌った(吼えた)
Yahooのチャットで知り合った読書家に刺激され来年は、「マンを読むぞー」あああ、言っちゃった。♡!
寒かったので家にいようと思ったが
寒かったので家にいようと思ったが、午後から子犬を二匹連れて近くの公園まで行きました。初めてのあざみは、ぶるぶるふるえていましたが、「追いかける習性」のある犬は走り出すと、追ってきます。
そうなったらしめたもの。
公園の中では恐怖を忘れる。
帰りにやっていた道路工事の付近は、二匹を抱えて帰ってきました。
あざみも公園デビューでした。
よかったね、あーちゃん!
Dec 21, 2005
エチゼンクラゲ
心太、シラタキ、こんにゃく・・・・。糖尿病食だけど、お腹がすくとこんなものを食べます。
母に「わたし、エチゼンクラゲみたいな気持ちだよ。」と言いました。
ダイエットの文字がない、わたしの辞書に加除訂正して、果敢に減量につとめています。
でも、今日さぶと公園で少し走ったら眩暈が・・・・・。
あざみも公園まで行きました。
震えていたゾ。
Dec 20, 2005
宮沢賢治イーハトーブセンター編集委員会から、手紙がきました。
宮沢賢治イーハトーブセンター編集委員会から、手紙がきました。「投稿原稿の採否について」と題するものです。秋に勢いで書いた2枚。
採用となりました。
その後もスリリングな調査結果に、どんどん確信を強くしてきました。
タカサブローが高田三郎だという新説。
HPやっていなかったら、どうだっただろう?・・・・なんて思います。
応援してくれたみんな、ありがとう。
掲載予定は来年の三月です。
http://members.jcom.home.ne.jp/tomkm/kenjimd/index.html
さぶも男だ。
道行く人が「どうしたの?」と聞くくらいいじましく、抱っこされてたさぶ。♪どうせ~おんなのくさったので結構~中略~逃げましょうよね♪(高田渡)を実践中だったのが、今日は走りました。
やったね!!
三倍体のツバキの芽がでた!
種ができないはずの三倍体の実。それから発芽を期待して2ヶ月。出た~。
加茂本阿弥は、「シダレボタン」になるかもしれない。
でもたった一本発根した、曙の芽はどうなるんだろう。
新種?
先祖がえり?
ヤブツバキ?
期待がふくらむ。
嬉しくて眠られない。
生物の先生が言ったとおり、栄養はあるのだから、気長に・・・正解でした。
嬉しいなー。
長生きするぞー!!
Dec 18, 2005
Dec 16, 2005
Dec 15, 2005
もう、嫌ッ!
さぶがお腹をこわした。簡単なことでお腹をこわすが、原因となるとかなり難しい。
たとえば襖を食べたとか、バスマットを齧ったとか、歯ブラシの毛だとか、食べすぎだとか原因になるものはいっぱいある。
犬については「想定外」の家だから、もうすべてを諦めなくてはいけない。
本棚で爪を研ぐことも、風呂場のちょっと腐りかけた穴がどんどん大きくなっても絶対に愕いてはいけない。
食器棚も爪を研ぐにはいいところらしく、買って3年たっていないほど新しくとも、それこそが「快適」なのだと言わんばかりだ。
お腹をこわすと、さらに大変なのは、シート二枚をのりこえて、てんてんとう○ちの足跡が続くのだ。
スピーカーは恐怖だ。
大きいのでどかせないから。
そしていまのところ、いちばん金目のものはコレだから。
貧寒とした家のほうが、きっといい。
オオカミの末裔だから、その方がきっと相応しいのだ。
なのにわたしは、ほかほかに暖かい暖房と敷き電気毛布、そしてちょっと気に入っている疲れたバーバリーの毛布で、昼間も寝転がっていたりする。
ベッドの下を駆け回る子たちの上で、ぽかんとテレビを見ていたりする。
そして、知らないうちに二部屋をぶちぬいたシートの上の有様を見て呆然とする。
今日は、最悪だ。
だいいち大きくなってるのだ。
食べる量も多い。
しかもさぶはデリケートで、悪いことをしたと思うだけで、人目をはばかってしまう。
だからそれは、思わぬところにある。
扉の前、ベッドの下。
糞尿の連鎖。
そして二匹は影響しあう。
閉居・・・・煮詰まる。
犬が気がかりで、外出が減っている。寒いせいもあるが。
あまりいい傾向ではない。
この間、母から誕生日のお小遣いを貰う。
去年なら、絶対「おすし」を食べたが、今年は糖尿病なので・・・・。
医者で年末年始の食べすぎに注意の、ちらしをもらった。
シャンペンだってビールだって飲みたい。
おいしい、スコッチならストレートだって少しは飲んでいた。
クリスマス・ケーキも駄目だ。
ぅぅ。
「よし、今年は御節も作らないぞ!」
大根と白菜、しいたけと、こんにゃく・・・気が遠くなるぞお。
インド人に近づくのだ。
草を食べるようにするのだ。
あ、もしかして、吉牛も完食できない?
Dec 14, 2005
犬との生活は・・・。
大分、大きくなったのだが排泄の失敗は続く。これはかなりうんざりだ。
ワクチンが済まないと散歩も無理だから仕方がないが、散歩のときにする習慣もつけないといけないのだな。
さぶは臆病なところがセナに似ている。
もうしっかりシェルティなのだが。
来年は、定住の地をみつけたい。
ここは環境が悪い。
嫌な家具や積年の垢を落としたい。
ついの住処というわけではないが。
犬が2時に起きたので、しかたなく昨日の煮物の汁を薄めてやる。
それから賢治の年譜を開くが、資料が増えるほどわからなくなっていく。
全集の8,9,10をさらったのだが、賢治のすごさと、全集になってまとまった資料を前にため息しかでない。
困ったなあ。
うすい切り口で・・・・なんとか。
キバナアキギリの種を撒く。
Dec 13, 2005
初雪が舞った。
母は、まだ思い出を追っている。わたしは、通院のつど家に寄るが、通院で気が重いので、付き合わない。
ここ10日くらい頭痛がするので、血圧を測ったら高かった。
降圧剤を使うことになった。
初雪の日。
「アポッたら嫌だから」(脳卒中などで倒れること)
「アポることはないでしょう」
それならいいけど。
親の病気をたどって行くようだ。
Dec 10, 2005
Dec 09, 2005
朝、4:00までチャットしたこと。
一年ぶりだろうか。ヤフーのチャットルームの、「読書の部屋」で割りに知ってる面子だったので、昨夜は盛り上がった。
この部屋は作家希望、実際の作家、国文の院生なども出入りしていて、メンバーがいいと結構、喧々諤々ということがある。
そういうのはたいてい深夜帯なのだが、それまで起きていない生活をしていたので、覗いてもメンバーが入れ替わっているなあという感想を持っていた。
なかなか硬派の新刊なども、紹介されて世間を知るという感じだったこともあった。
チャットはWTCのアタックのときには、やっていたから3年くらいだろう。
その後も、友人で続いている人もいて、そういうのは得した気分だが、たまたま最初に入った部屋は20才代の人が多い部屋だったので、調子をあわせるのがしんどかった。
またそういうところだと、ナンパ男が結構来るのだ。
そういう男を、いぢめるのも一興ではあった。
MSNはSEの間でも評判が悪い。
わたしも登録したとたん、どっとメールがきた。
アメリカの不動産業者からは、かなり来た。
そういうわけで、わたしはヤフーオンリーである。
程度の差ではあるが。
と言うわけで、昨日は、話の展開がとても面白かった。
明治時代の小説で、悪者をやっつけようと、資金調達に化石をほって、ず~っとほっていて、悪者にたどり着かない・・・が、ボスが化石マニアだったとか(有名な小説らしい)それがさらにどんでん返しで・・・・というような小説があるとか。
岩波から「座談会明治大正文学史」が出されていたのを知った。
加藤典洋の「敗戦後論 」が文庫おちしたのも、知った。
書ききれないが、結構刺激的であったのだ。
Dec 08, 2005
風の又三郎のビデオを無くした。
1940年に島耕二という監督が撮った「風の又三郎」という映画は、映画化された賢治作品のなかで白眉だと思う。わたしはこのビデオをどのように入手したか忘れてしまっているが、この一週間探せど捜せど見つからない。
ネットで見ると2万円近くするのだが、そんなものは買えないから忸怩たる思いである・・・。
この監督の映画は「残菊物語」も、近代フィルムセンターで見てよかったが、やっぱり「風の又三郎」が一押しだろうと勝手に思っている。
子供の大泉滉がエキセントリックな役回りをしたのと、又三郎の歌が耳に残っている。
今家には、「ああまいりんご」と「すっぱいかりん」がある。
喉が弱い家系なので、母のために今年もかりんシロップを作る。
バアソブの種を撒く。
オークションで買ったけれど、本当に小さな種なので意外だった。
Dec 06, 2005
昨日の引き続きの話など。
さぶがよく転ぶ。転ぶというか、逃げるときに足をよくすべらす。
これは多分、ここにきて体重が増え、身体が大きくなったことと関係がありそうだ。
成長期の彼らの体重は、平らかに増えていくわけではない。
時期によって急増するとき、停滞するときがある。
いまは、あざみが激増への助走をしているところだ。
すべるはこの体重の増加で、バランスを崩しているのに違いない。
窓の側のプランターを、三段にした。
土がとぎれて秋撒きのチャンスをのがした。
種を戸外において、冬越しをさせるけれど取り撒きのものがわからない。
ネットで買ったものも多いし、今年は去年咲いた、ヤマシャクヤクやレンゲショウマも生きている。
これらは、ちょこっと出た芽が嬉しい。
園芸は過激にやっているので苦情がでそうだが、おまわりさん事件以来、何もない。
誉めてくれる人とばかり話をしているからか。
でも、いつもとおるところのように、ガラス戸のそばから結構大きな松が道に一メートルくらいでっぱっていて、屋根から綱でひっぱっている家もあるので・・・・。
こういう風に超越していれば、苦情はよせつけないな。
でもああ、ごめんなさい。種を前にしてもう、やめようかななんて思っている午後です。
珍しくあざみがトイレの失敗をした。
ここ数日、あざみは飼い主が怒ることを知ったのだ。
セナと遊んだ公園
天気が悪く気がすすまなかったが、カメラを持って出かける。
気に入ってるサザンカを訪ねていくと、セナとよく遊んだ公園に着いた。
いつのまにかという感じだったが、去年のセナと過ごした時間を思い出し、おもわず泣きそうになった。
賢治の異稿を読んでいるが、耐えられない。
誰にせよ、こんなものを読むのは初めてだ。
Dec 05, 2005
動物のことあれこれ
一時期、病気を媒介するということで、憎まれ役になっていたビャクシンに、最近は行かなくなったペット屋で、以前であった。ビャクシンはしなやかな動きをし、夫婦で「ねえ、飼って・・・」と誘うのであった。
店の主は「咬まないよ。かわいいでしょ?」と言った。
しかし、指を入れたら大いに齧られた。
うそつき!と思ったが、主は自分で指をいれて「ほら、咬まないでしょう?」と言ったのだ。
わたしは血を流して、店をでた。
バンドエイドも貼ってくれなかった。
こどもの時、いとこの家の近くでミンクを飼っている家があった。
いとこの家は、子供を放し飼いにしていたから、わたしたちは楽しみで、家では絶対にできないようなことをやった。
鉄道の土手での草スキー、ザリガニ取り、花札。
ミンクはそのうちのひとつだが、「指をちぎられるぞ」と脅かされた。
初めて会う動物に、警戒心を持つのはあたりまえだと教わったのだ。
そういうことを今の、子供たちは教わっているのだろうか。
どこで学ぶのだろう。
子犬たちを見ていて、本当に不思議なのは自分の、身体のスケールをどこで学ぶのかということだ。
彼らは、鏡も使わず身体の大きさや、部分の大きさをどう体得してゆくのだろう。
自分の身体への了解を、どうしているのだろうか?と思う。
人間の場合は多く、言葉の体得でそれらを乗り越える。
たとえばメルロ・ポンティによれば、第二子が産まれると過去形を覚えるとか(仏語)ということさえあるそうだ。
最近、犬たちは迷惑そうな顔をしていた、頭をなでる行為を気持ちがよいと感じるようになった。
これはどういうことだろうと、考えるとすごく不思議なのだ。
言葉で生きている人間は、こんなことすらわからない。
言葉があるから、人間は人間のヒューマン・スケールを超えてしまったかも知れないのだ。
Dec 04, 2005
風邪は抜けず不機嫌。
ジョイフルホンダに、クリスマスリースを買いに行きました。帰ってきて、さぶを抱くと背中に傷のようなものがあり、よく見ると皮膚病っぽい。
急ぎ病院に行くことになりました。
やんちゃなわりにひ弱な奴だなあ。
バリカンで毛を切られて、大騒ぎ。
先生も「臆病ねー」だって。
あざみは、まだお座りも覚えておらず、ぐーたらな猫みたいな犬ですが最近は犬らしく吼えることができるようになりました。
Dec 02, 2005
電話のセールス撃退法。
家にいると、セールスの電話がかかってこない日はない。新聞、葬儀場、テープでのアンケート(と称するあやしい電話)、エアコン修理、家のリフォーム。
とくに葬儀場はひどく、「互助会に入っていますか?」から、切ろうとすると「おじいさん、おばあさんはいますかッ?」と電話口で絶叫されたことがある。
去年しましたと言ったら引くかと思うと「どこでですか?」
「うちかしら?」・・・・泣きそうになってしまった。
で、苦肉の果てに最近は「不幸がありましたので・・」とか「ペットが病気なんで」とか「(自分が)熱がありますので。」
こういう理由が効くということがわかってきた。
が、年配の人にこういう質問をするのだろうか?
昨日も種を無くし探し回って、おろおろしたわたしは、絶対にこの手の詐欺がきたら、ひっかかる自信がある。
駅前に、セレモニーホールが二つできたと以前に書いた。
よりによって駅前とは、あまりいい気分じゃない。
「あら、便利でいいといわれます。」これが生業としている人の言葉だ。
晴れと卦や「忌む」という言葉の意味を知悉しているとはとても思えない。
パチンコ屋の、新装開店やコンビニじゃあるまいし。
葬式なんてものが、便利で駅から近く立派で・・・・どうするんだ。
まあ、そんなことで道に水を撒いていても、油断がならなくなった。
ちょっと答えれば、互助会の人であったり、「見学できますから。」とセレモの人であったり。
そういう人が道を歩いている。
虎視眈々。
二件ほぼ同時だったので、そういう感じで競っている。
ところで、消火器のセールスでひどい目にあったことがある。
仔細は書かないが、その男の捨て台詞が「それじゃあ、あんたの家で火を出して近所が燃えてもいいんだな!」というものであった。
今、世間を賑わせているヒューザーの小嶋進社長は、消火器を売っていたことがあるらしい。
あの捨て台詞は、あんがい小嶋進社長だったかもしれない。
まあ、驚いたのはしゃちょおは、大卒が月収4万の時代に消火器時代の収入は40万だったこと。
同窓会に、飛行機で仙台まで行ったことだ。
むむ。カラヤンも飛行機マニアだったな。
Dec 01, 2005
歩道橋を渡ったら、明日は筋肉痛だと思った。
歩道橋を渡ったら、明日は筋肉痛だと思った。本当に出歩かなかった。
通院もタクシーだし。
「もう足が退化しそうっ!」と思ったころに、カメラを持って出るというのは何回もあるが、今日は特別だった。
あざみはやっと、少し復調してきた。
簡単に言えば、激しい食べすぎだったのだが、まだ何度でも吐きそうなのだ。
昨日は、石と葉っぱがでてきたし。
でも、セナもそうだったが、吐き戻すというのは、殆どなく飲み込んでしまう。
口を無理やりこじ開けても、化け猫のような声はだすが吐くことはまずない。
動物というのは、そういうものだという気がする。
とにかくわたしは、ひどい風邪だった。
ユンケルを飲まないのは、五日ぶりである。
今夜、また飲むだろうが。
動いたら、糖尿病食の量が足りない。
なんにでもとろみをつけてあって、それで空腹感をなんとか・・・・ということらしい。
これは男性にはきついだろうな、労働もしてたら。
肉体労働だったら、拷問だ。
味付けが濃いめなので、食が進みそうになるのをとめる。
これがなかなか残酷なのよだ。