Aug 15, 2024

海辺へ そのに

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両側から波が打ち寄せている。
砂州のような地形の道が続いている。

歩いて向こうの島にいけるんですか。
もちろんよ。


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ここ面白すぎる。


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モモコたちは
寄せる波と戯れている。

みんな子供の頃に帰った気分ね。
大人になっても、
心ってそんなに変わらないのよ。


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これって、
事務所の窓から見えた風景じゃない?
あの入道雲の形覚えてる。
とモモコが言っている。


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なんの建物だろう。
あれはきっと休憩所よ。
ちょっと歩いて疲れたでしょう。


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誰もいないみたいだけど。
見晴らし良さそう。


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これがたまきの心の中の世界だって、
信じられないなあ。
本当は心の外に世界なんてないのよ。
また世界観が壊れるようなことを。


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たまきとモモコは
海辺で遊び続けていたが、
やがて夕暮れが。


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たまきは夕陽を眺めていた。


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暗くなるから
そろそろ戻りましょう。
今、扉を作りますから。
と言ってフミコは手をかざした。


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扉を抜けて一行が探偵事務所に戻ると、
日が暮れて夜になっていた。

あー楽しかった。
とたまきが言っている。


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私も楽しかったけど、
あんな異世界体験は初めてで驚きだった。
これは飲まずにはいられないわ。
とエリスが言っている。

日本酒だね。
もちろん。

リアルな夢を見ただけだと思えば、
世界観壊れないわよ。



解説)
続きます。
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