Jun 14, 2024
谷の遺跡へ
翌朝、クラウドの家の前には
調査隊のメンバーが順次集まっていた。
やあ、アンドレア、おはよう。
君が参加してくれるとは意外だったけど、
人数が揃って助かったよ。
とマークが言っている。
私自身も意外な展開だったわ。
とアンドレアは言った。
これで全員揃ったね。じゃあ出発しよう。
とラッセルが言っている。
9人は目印の門を潜って出発していった。
今日も暑くなりそうだね。
言っている。
一行は昨日佳奈たちが散歩した
薬草の群生地域を過ぎていく。
人数多すぎじゃない?
やがて集落の外れの
魔術師の家の前を通過した。
マークはフラハに挨拶している。
一行は高台の起伏が緩やかな
地域を歩んでいる。
遺跡は谷間にあるんだ。
険しい下り坂のジャングルを
抜けなくてはならない。
なんとも深山幽谷ですなあ。
これ降りるの?
と言っている。
というわけで一行は
果敢に急勾配のジャングルを踏み分けていったが、
時は省略するかのように流れて。
一行は谷底の川辺まで到達した。
あ、象が行水してますよ。
ここはアフリカだからね。
この川筋をそれて西に行くと
そこに集落跡の遺跡があるはずだ。
一行がしばらく進むと、
木の茂みの間から光が差し、
小さな広場のようなところに出ると、
そこに石造りの建物があった。
ここだここだ。
前来た時と変わらないね。
と、クラウドたちが話している。
解説)
続きます。
WriteBacks
http://haizara.net/~shimirin/blog/kirita/blosxom.cgi/20240614203017.trackback
writeback message: Ready to post a comment.