Feb 01, 2024
新しい住人
ジェニーフレンドたちは、
喫茶ペンギンに集まっていた。
オリーブはマスターのマリーネと話している。
昔の店があって嬉しいわ。
途中で休業したり移転したりしたけど、
店名も経営者も変わってないの。
ペンギンが開店したのは、
2007年の3月4日だったから、
17年前か。
マスター全然変わらないね。
これでも微妙に劣化してるのよ。
崖の見える場所の立地も同じなんだね。
あ、このあんころもち美味しそう。
お店のサービスみたいです。
食べていいですよ。
私は胃薬が飲みたい。
とあいこちゃんは言っている。
リズは初期の頃のペンギンを知らない。
みんな似てるけど、どこか個性的な人たち。
ジェニーの友達って
何人くらいいるのかしら。
店の外では。
この大きなコーラの缶、
さっきから気になってるんですけど。
とはるなが言っている。
これはどうも。これは私の作品なんです。
と男の人がやってきて言った。
作品って。
私はこの世界のものを
6倍サイズに巨大化して、正しく
再現したオブジェを制作している
アーティストなんです。
それをどうしてこんなところに。
完成した作品を、街中にそっと放置しておくのも、
芸術なんですよ。
私の名前はトマソンと言います。
世界のあちこちで作品を制作しながら、
旅をしていましたが、
迷いの森に迷い込んでしまい、
そこで出会ったサルバドールという人に、
この町に抜けるトンネルの道を
教えてもらったんです。
トンネルの道って、
あれは管理局の職員専用の通路よ。
とミラが言った。
それにサルバドールといえば、夢魔。
なんだか怪しい話だなあ。
とバグが言った。
それもそうだが、私はどうも、
この人の発想が気になる。
とウェルズが言った。
解説)
思いつきの新展開です。
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