Dec 30, 2023
時の流れるままに そのろく
サラたちの部屋では夕暮れになっていた。
ようやくサラはカツ丼をかきこんでいる。
私だけ随分遅くなっちゃった。
サラはドルフィンから頼まれた仕事を
こなしていたのだった。
倉庫から出してきた凧の修復か。
あの凧の文字、来年用にピッタリね。
もしかして、12年前からあるのかな。
このドラゴンの置物も、
首が折れていたのを、
サラが直したんだ。
とジェットが言った。
カツ丼ひとつ残ってるよ。
あ、それ私の分ね。
いただきます。
と高台から帰ってきて
隣に立っていた
かなが言った。
かなちゃん、自由研究どうだった?
少しだけ成果がありました。
続きは来年かな。
その頃、ジェニーたちの部屋では。
ああ忙しい、忙しい。
たまき、はたき使うのやめて。
ちゃぶ台では、
煮豚の準備がされていた。
角煮が良かったんだけどなあ。
と文学青年が言っている。
探偵事務所にアルがやって来た。
やあやあ。すっかり遅くなっちゃった。
日が暮れるの早いね。
今、ぶり大根ができたところよ。
解説)
今回は準備はしていたものの、
撮影が遅れて、
暗くなってから、ばたばたと。
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