Dec 10, 2023
サラたちの冬支度
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寒くなってきたね。
木村さんのところみたいに、
今年もあのストーブ入れようよ。
また一仕事するかなー。
木村さんって誰?
などと言っている。
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ジェットは広場のドルフィンまで、
マスターに会いにいった。
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今年もレトロなストーブ借りたいんですけど。
ああ、まだ倉庫にありますよ。
あれは古すぎて、
壁に煙突用の穴のある部屋でしか
使えませんからね。
ちょうどアンがそこにいるから、
運ぶの手伝ってくれるよ。
とルビーが言った。
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隣ではアンを囲んで、
レイチェルとマヤが話していた。
私の留守中ずっと、
あなたがアンのメンテをしてくれてたのね。
ええ。コンディションは
変わりなく良好ですよ。
ふーん。ところで、
あなたたち親子って本当によく似てるのね。
髪の色は違うけど、ナディアにそっくり。
そうですか。
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あ、レイチェル、話し中悪いんだけど、
サラたちの部屋までストーブを運ぶの。
アン、手伝ってくれない?
ヨロコンデ。
とアンが言っている。
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ジェットとアンは
ドルフィンの倉庫からストーブを
運んでいった。
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メアリー=ケイトは、
農家の岸芳樹に
ストーブの燃料の相談をしている。
薪なら公園管理の人から入手できるから、
運んでいきますよ。
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サラたちの部屋に運び込まれた
ストーブは、あっという間に
セッティングが終わった。
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岸芳樹が燃料を運んできた。
もはや年中行事みたいですね。
と言っている。
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やがてストーブに火が入った。
毎年見慣れているとは言っても、
この雰囲気はたまらないわね。
と言っている。
![a92](/~shimirin/blog/kirita/entries//20231210210223.files/a92.jpg)
火はガンガン燃えている。
解説)
2年前に作って以来、毎冬登場している
石炭ストーブを今年も設置しました。
このストーブの制作過程は、
2021年2月21日「レトロなストーブの制作」
に掲載されています。
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