May 16, 2023
海賊ブーム そのきゅう
紫色の服を着た女性は、
以前にMI6の要注意人物リストで
見た覚えがあったのだ。
もし彼女だったら胸元に特徴があったはず。
アンジーは案ずるより産むが易しと、
直接確かめてみることにした。
こんにちわ。
素敵な装いですね。観光の方ですか。
ええ。
シックな黒いスカーフをお召しですね。
素材は何かしら。ちょっと失礼。
なんという心地よい肌触り!
ローズ。
どうしたの。
隣にいた女性が話しかけてきた。
どうやら二人は連れ合いだったようだ。
アンジーは簡潔にお礼を言うと、
そそくさとその場を立ち去った。
入れ替わりに、
リタが、コンテストに登録しませんか。
と声をかけている。
この格好海賊に見える?
と言われている。
その頃レイチェルは、
探偵事務所に行く途中で、
事務所前の空き地で
ばったりドロレスに会った。
すごいコスチュームですね。
ええ。これ見せようと思って遊びに来たの。
事務所にシェリー博士いるでしょう?
ええ。いらっしゃいますよ。
シェリー博士はレイチェルの
ロボット研究所時代の元同僚で、
この界隈で一番親しい友人なのだった。
その頃サラたちの部屋では、
広場から戻ったサラとケイとジェットが、
立ち話をしていた。
随分な賑わいだったね。
考えることはこうも似るものか。
二人とも座ったら?
立っているのには、
色々事情があるのよ。
とサラが言っている。
解説)
サラとケイが直立している理由は、
ずっと座ったポーズをさせていると、
シームレスボディにつきがちな皺を
伸ばすためなのでした。
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