Apr 02, 2023
さまざまな思い
ペンギンでコーヒー豆を買ったサラは、
局長と一緒に部屋に戻り、
ケイの淹れたコーヒーを飲んでいた。
このコーヒー、美味しいわね。
私、管理局の天使とかじゃなくて、
こういう部屋で
普通の暮らしがしたかった。
ボニーとジュリアンは、
ペンギンのマスターのマリーネと
再会していた。
この方たち、マスターのお知り合いですか?
とはるなが聞いている。
そうなの。
私はクラブ「赤と黒」でバイトをやっていて、
閉店した時、お店の資材を譲ってもらって
このペンギンを始めたんだけど、
この人は「赤と黒」のオーナーだった人。
ふーん。
マスターの恩人なんですね。
いやー、みんな知らない人ばかりで、
浦島太郎の気分だよ。
広場の方に行けば、
ルビーやアイスに会えるわよ。
ベーカリーやってるからすぐわかる。
その頃、ベランダでは
シュレディンガーがメルティたちと話していた。
シュレディンガーさんは、
人間の姿になって、この町で暮らすんですか?
いや。
ここにはもう立派な夢食いのドラゴンがいるからね。
私はメルティの夢の部屋に戻るよ。
しかし管理局に見つかっちゃったし、
またいつか旅に出るかもしれない。
そしたら猫たちもいなくなるんでしょう。
寂しくなっちゃうわね。
とメルティが言った。
ピノコやテキサスレンジャーがいるから、
メルティの世界はもう安全だよ。
せっかく友達になれたクロも
ついていっちゃうのだろうか、
とトラ猫は考えていた。
バー・デジャでは、アンジーが、
届いたデイリープラネットを読んでいた。
ケントさんの連載記事が
載ってるよ。
食の特集で、アルのビストロのピザ、
マンゴー亭の肉まんや
人気のカメロンパンについて書いてある。
現地の特産品として、さつまいものことも
載ってる。
いつ調べたんだろう。
確かにここの焼き芋美味しいのよ。
解説)
今回はあれこれと。
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