Jan 16, 2023
会話の続き
![a1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230116203106.files/a1.jpg)
会話は進み、
飲茶の品々はかなり
食べ尽くされている。
![a2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230116203106.files/a2.jpg)
管理局は注意を喚起するだけというが、
メルティという女の子が
一人きりで深い夢の世界に生きていて、
外の世界を見たいという願いを持っていた。
彼女自身の強い想いが作用して
魔法の扉で魔術劇場とつながることができた。
彼女はこの町に来て遊んで行ったんだが、
しかし一度きりで、
扉の呪文が書き換えられたようで、
使えなくなってしまった。
それは君たちが町に引っ越して来た昨年の
クリスマスの直前の出来事だった。
どうも時期が付合するのが気になってね。
それは管理局の仕業ではないのかな。
![a3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230116203106.files/a3.jpg)
それは誤解です。
私たちはそうしたことに介入していませんよ。
何か別の力が働いたのではないでしょうか。
個人的な夢として生まれる世界の場合、
本人にもわからない自己の無意識が働いています。
共同の夢が作り上げる幻想の世界とは違って、
その力が扉を閉じることはあり得ます。
例えば甚大なショックや危険を感じて
防御本能が発現した場合とか、
当人の生命活動自体が衰弱した場合などに。
でも向こうに行ったサラの話によると、
魔法の扉が出現して人がやって来たけど、
サラたちは出入りできなかったと言っていたわよ。
扉自体がなくなったわけじゃないし、
別の世界とは繋がっているっていうことなのよ。
とヴィヴィアンが口を挟んだ。
その人、どこから来たって言ってました?
日差しが強くて風ばかりが吹く世界を
通って来たって言ってたらしいわ。
それを聞いてバグとミラは
お互いに顔を見合わせた。
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その時、レイが現れた。
お待たせしました。
飲茶のおかわりをお持ちしました。
![a5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230116203106.files/a5.jpg)
あ、ありがとう。
あと、悪いけれど、
帰る時に戸口にいるエヴァに言って、
サラを呼んできてほしいって、
私が言ってたって、伝えてくれない?
わかりました。
お安い御用ですよ。
![a6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230116203106.files/a6.jpg)
食卓には飲茶の品々が追加された。
エビ餃子などが美味しそうに
湯気を立てている。
![a7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230116203106.files/a7.jpg)
もう我慢できない。
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230116203106.files/a8.jpg)
黒猫はハリーの腕から
食卓に飛び移ると、
さらに床にジャンプして、
薄い煙を漂わせた。
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230116203106.files/a9.jpg)
黒猫はマリアに変身した。
お腹すいちゃったので、
私も混ぜてね。
と言っている。
![a91](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230116203106.files/a91.jpg)
その時サラが入室してきた。
あら、早かったのね。
ちょうど肉まん買いにきたところで
ばったりエヴァに会ったので。
なんですか御用って。
あ、美味しそうですね。
と言っている。
今メルティのこと話していたんだけど、
彼女の世界のこと、
あなたに直接伺えればと思って、
お呼びしたのよ。
とヴィヴィアンが言った。
解説)
なかなか会話が進みませんが。
そこはそれで。
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