Dec 18, 2021

レイとアンナの去就

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朝の紅葉がきれい。


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階段の東向きの窓から
ジェーンはひとりで外を眺めていた。


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ベーカリーの前では
待ち合わせていたレイとアンナが
再会していた。


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どうだった?
楽しかった。サラ元気だったよ。
わたしも久しぶりにはるなと
話せて楽しかった。


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紅葉みたし帰らなくちゃね。
段ボールハウスに帰るの?
ほかにいくとこないし。
私、この町にいたいなあ。


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それなら、
ドルフィンの二階においでよ。
と横で聞いていたエトナが言った。

いろんな人がいて、私もいつのまにか
居着いてるんだ。
スペースあるから大丈夫。
物置ともいわれてる。

え、いま誰がいったの?
わたしじゃないよ。


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ということで、二人は
ドルフィンの二階に住むことになった。

紹介すると、ここには
今コート着て立ってるベスと、
いつもパジャマ姿の人と、
ペギーとニッキーが住んでたんだけど、
そこに私エトナと、
オルセン姉妹のメアリー=ケイトが
いつのまにか居候しているの。


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奥のほうで鏡台に座ってるのが
ペギーで、手前がニッキー。

よろしくね(^_^)
とニッキーがいった。


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私も段ボールハウスに戻らずに、
この夏から、ここに住んでるの。
とメアリー=ケイトがいった。


解説)
段ボールハウスというのは、
実際にそういう家のセットがあるわけではなく、
フィギアをビニール袋に入れて、
段ボール箱に収納した状態のことです。
そこにしまいこまれると
中々出番がこないのでした。
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