Oct 03, 2021
ジャンヌの肖像画 そのに
マンスフィールドさん。
もっとジャンヌが描かれた肖像画について
教えていただけますか。
とレイアがいった。
そうねえ。。
これはジャンヌの写真。
画学生になってモデルをしてた
頃のものっていわれてる。
これは
「首飾りを着けたジャンヌ・エビュテルヌ」
1917年の作品。
二人が出会ったのは1916年の暮れで、
ジャンヌをモデルにした肖像画では、
ごく早い時期のものといわれている。
前髪の感じや首の傾斜が写真に似てるね。
「帽子とネックレスをしたジャンヌ・エピュテルヌ」
この絵も描かれたのは1917年。
タッチがかわっている。
首を傾けたポーズや、
首飾りはこれも共通してるね。
これは「ジャンヌ・エピュテルヌの肖像」
1918年。
前に紹介した作品と
同じ色のセーターを着てるでしょう。
ジャンヌは、この年の11月29日に女児を出産してて、
妊娠中の肖像といわれている。
瞳がなくなってる。
モジリアニ様式の完成形だね。
「椅子に肘をつくジャンヌ・エピュテルヌ」
1918年。
椅子の桟を利用した
構成が面白いね。
「ジャンヌ・エピュテルヌ」(1919)
しっとりとした色合い。
全体の構成もぴたりときまっている感じ。
こうしてみてくると、
作風の変化がわかって面白いね。
「黒い帽子とほっそりした首」
この作品も1919年。
モディリアーニは翌年の1月24日に
亡くなってる。
落ち着いた色あいだね。
余談だけど、この作品は、2013年に
ロンドンで競売にかけられたの。
2690万ポンド(約40億円)で落札されたわ。
解説)
今回はモディリアーニ作品の
紹介になりました。
画像はカタログ等の他、ネットからも
転載させていただいています。
WriteBacks
http://haizara.net/~shimirin/blog/kirita/blosxom.cgi/20211003220512.trackback
writeback message: Ready to post a comment.