Sep 26, 2021

展覧会の準備

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夏木さんは、
段ボール住まいから戻ってこられて、
とても幸せ、といわれている。

展覧会の会場に、
またここを使わせてほしいとは、
とても言い出せない。


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夏木さんはペンギンに行って、
メアリー=ケイトに出会ったので、
心当たりはないかと聞いてみた。

ドルフィンの二階以外、
もう町中じゃ無理なんじゃない?
ジルさんが来てるから
聞いてみたら?


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あ ジルさん。
展覧会の会場探してるんですけど、
どこかいい場所ないでしょうか?
ドルフィンの二階をまた借りるのは
忍びなくて。

郊外でもよかったら、
空いてる倉庫があるよ。
古いので改修しなくちゃならないけど。
いってみる?


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ふたりはレンタカーを借りて
郊外の倉庫にたどりついた。

けっこう古そうですね。


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倉庫の中はがらんとしている。


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広さは充分みたい。
でもまず外装から変えなくちゃ。


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ということで、
工房ドルフィンに依頼して、
前面の壁をとりはらって、
パネルに差し替える作業をした。


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花木を植えて、
一応外回りは完成。


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次はいよいよ室内だ。
ドラム缶を運び出して、
ざっと清掃する。
あとは絵画を搬入して、
壁にレイアウトすれば完成。

ドルフィンのマスターとスタッフの他に、
森林公園の管理スタッフや、
エトナが手伝いに参加している。


解説)
フィギアたちの住む町は、
二階にある常設セットで、
郊外というのは一階で、そのつど
簡易セットをつくっています。
ということで、
今回もいったりきたり。
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