May 19, 2021
本の話
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探偵事務所では
3人で団欒している。
この標語入り写真どこでもよく見かけるね。
このまえ路地の行き止まりの壁に
貼ってあって驚いた。
読書っていえば。
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中島義道の「晩年のカント」は読み終えたの?
うん、もう図書館に返した。
なんか面白い本ないかな。
探偵助手にお勧めといえば。
といって探偵は立ち上がると、
棚の本に手を伸ばした。
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レイモンド・チャンドラー!
ずいぶん厚いね。
カバーデザインがかっこいい。
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この「ロング・グッドバイ」
村上春樹の訳なんだね。
カバーデザインはチップ・キッド。
有名なブック・デザイナーみたい。
...
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そのころ、
文学青年は大きな袋をかかえて
古書店から帰ってきた。
みんな洗濯にでかけたままのようだ。
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袋から取り出したのは、
「校本 宮沢賢治全集 第三巻」だった。
古本なので、かなり貫禄がある。
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本巻は、草稿に作品番号があり、
賢治が「春と修羅・第二集」と指定した
期間の日付をもつ詩篇を収めた。
、、、草稿や改稿のすべてを校合し、
作品の最終形態を掲出した。、、、。
といったことが、帯に書いてあるのを
読んでいる。
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これは面白そう。と思いながら、
函から慎重に本を取り出している。
解説)
今回は
時々はプリンターを稼働させよう、
いうことで、また縮小コピープリントして
外形だけのミニ本を2冊作ったので、
その本の話をエピソードにしたてました。
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しっかりした箱入りの本と、
印象的なカバーデザインの本を、
つくってみることにして、
いずれも実物の表紙カバーや帯を撮影して、
縮小コピープリントしました。
全集本は実物も古書なので相当貫禄があり、
油紙が破れかけていたので、その一部を
ミニ本に再利用しました(^_^)。
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