Apr 03, 2021
オセロのみる夢
![j4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20210403214606.files/j4.jpg)
ジェーンはオーナーが外出中に居間を散歩していて、
広げられた人工芝シートのうえに、
誰かが倒れているのをみつけた。
![j3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20210403214606.files/j3.jpg)
だいじょうぶ?
ときいている。
![j2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20210403214606.files/j2.jpg)
女性は、目をひらくと、
起こしてくれて、ありがとう。
私の名前はフローラ。
何だかエネルギー使って、疲れて寝ちゃったみたい。
でも今年も沢山花を咲かせることができたわ。
といった。
![j1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20210403214606.files/j1.jpg)
二人は親しくなり、
フローラは、
「私は夢の中に住んでるの、
と言った。
「もしそうなら、ここは夢の中。
でも私にとっては現実ね。
だとすると、その夢は誰のみている夢なのだろう。
と、ジェーンは思った。
「夢の中だから人形やお花たちともお話ができるの。
とフローラは言った。
「それなら、オセロさんともお話できるのかな。
とジェーンは思った。
解説)
今回は、先月3月11日に撮影してストックしてあった画像に、
台詞をつけて構成した短いエピソードです。
これは3月11日にアップした「フローラの夢」と、
3月13日の「ジェーンのひな祭り」後の展開なのですが、
靴箱の上のひな祭りを終えたジェーンが、
居間で「フローラの夢」の撮影に使われた人工芝をみつけて、
そこに取り残されていたフローラと出会うという思いつきは、
夢の中の世界とジェーンの住む世界が結びついてしまい、
収拾がつかなくなるかも、と思って保留にしていたのでした(^^;)。
この最後の二人の会話シーンを撮影してから、
そのままのポーズで人工芝のうえに放置していたところ、
4日後の3月15日に面白いことが起こりました。
![ose2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20210403214606.files/ose2.jpg)
オセロさんが、こっちみてるよ
なんとオセロが二人のほうを向いて、
じっと見つめている感じです。
構図が面白かったので、あらためてデジカメをとりに、
二階に行き、戻ってきてこの画像を撮影したあとも、
オセロはずっと同じ姿勢をかえなかったので、
確かに二人を見ていたんだと思います。
もっともその翌日には、
すっかり関心を失ったようでしたが(^^;)
吸殻山日記にも書きましたが、
昨晩オセロが死んでいるのを発見しました。
ほぼ23年間という長いつきあいでした。
ネットでみると、ベルセオレリクガメの平均寿命は、
約20年前後とあるので、オセロは成長してからの、
ほとんどの時間を、この家で過ごしたことになります。
そして、思いがけないことに、
すぐにアップする予定もなく面白がって撮影しておいた、
このオセロがジェーンたちをじっとみつめているような、
なんともいえない画像が、
私にとってオセロを撮影した最後の画像となったのでした。
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