Mar 26, 2021

マリーネのペンギンの話

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ジェニーとたまきが散歩にでかけたあと、
マリーネは新しい住人の女の子と話をしている。
この町で暮らしはじめた頃からの、
思い出話をしているようだ。


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私は最初、「赤と黒」っていうクラブで、
スタッフとして働いてたの。


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そこは、CGたちの遊び場で、
店にはルーレット台があってね。
怪しげなお客さんも多くて、
けっこうスリリングな毎日だった。


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「赤と黒」が閉店したあと、
オーナーから店の資材をゆずりうけて、
バンブーハウスの隣の見晴らしのいい高台で、
コーヒーショップをはじめたの。
それが「カフェ・ペンギン」のはじまり。


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「ペンギン」はお店のスペースを拡張したり、


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壁や床を改装したりして、3年以上やっていた。
これはこの町のお店としては最長記録。


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なんといっても、土地が限られているから、
オーナーがなにか思いつくと、
すぐ建て替えられちゃうからねー、
聴いてるかナー、もう。
とマリーネは言った。

そこに、ジェニーとたまきが、
お花見散歩から帰ってきた。


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なになに、なんのお話してたの。
とたまきが訊いている。


解説)
過去に掲載したお店の様子を、
ピックアップして紹介して見よう、
という試みです。
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