Feb 27, 2023
メルティの世界 そのご
話し合いの結果、
シュレディンガーと猫たちは
メルティの夢の部屋で暮らすことになった。
私もここにいてもいい?
世界のサイズがぴったりで快適なの。
とピノコが言うと、
それは嬉しいわ。
とメルティが言った。
サラやマリアは元の町に戻ることになり、
メルティも魔術劇場のハリーたちに
ここで起きた出来事を話に行くことにした。
また後でね。
と言っている。
さっそく扉を抜けて
3人が魔術劇場の応接間に行くと、
ヴィヴィアンとハリーが肉まんを食べていた。
おや、お帰りなさい。
と言われている。
ヴィヴィアンは、
とりあえず大きくならないとね。
と言って呪文を唱えた。
するとメルティの抱えていた
子猫のクロも変身してしまったのだった。
この姿は?
とクロは戸惑っている。
この人は魔法使いで、
人の大きさを変えられるのよ。
私、人間じゃないのに。
こういうこともあるのよ。
メルティは、
ハリーとヴィヴィアンに、
夢の世界で起きた出来事のあらましを話している。
百猫を率いるという人面のライオン、
シュレディンガーの噂は聞いたことがある。
とハリーが言った。
私はそんな思いつきの創作童話みたいな話、
聞いたことがなかったわ。
とヴィヴィアンは言った。
サラはジョンから借りた拳銃を
返し忘れたことに気がついて眺めている。
拳銃のサイズも大きくなっているようだ。
私たちの世界へようこそ。
私が案内してあげる。
ありがとう。嬉しいけど私猫の顔のままだし。
大丈夫。あなたのような人もいるから。
そうそう、私たちの犬猫同盟に参加すればいいのよ。
歓迎するわ。
とマリアは言った。
解説)
クロのヘッドも
以前のトラ猫のヘッドと同じく、
カプセルトイの猫バッジを使用しています。
カプセルエースネコバッジ(全五種)
2019年2月発売、同年12月再販。
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